小泉のつくった「空気」を、福田は「雨」にできるか?
このブログ、
BYOOL Bloggersのビジネスカテゴリーにリンクされました。
(株)プラネット社長の玉生弘昌さんのご尽力です。
感謝します。
ネット時代のコラボレーションは、
こんな形で広がっていきます。
そしてコラボはハーモニーへと昇華していく。
前のアドレスの時には、お蔭様で、
livedoor ブログのビジネス・マスコミカテゴリーで、
第2位までランクがあがっていました。
<現時点では、livedoor ブログを更新していませんので、
当然、順位は下がっています>
さて、語調はガラリ、変わる。
社会人になってすぐのころ、
あるラジオに、
電話で生出演したことがある。
大学の先輩がディレクターを務めていて、
[鈴木善幸、どう思う?]
こんな質問に答える番組だったと思う。
先輩から、頼まれたのですな。
いわゆる、サクラを。
ちょうど、今現在の、
福田康夫氏のような状態にあった故鈴木善幸氏を、
リスナーが勝手に評論する番組。
ラジオに出るのは初めてで、
だから夜の9時ごろ、
麒麟麦酒の大瓶を1本空けて、
待っていた。
女性の司会者が聞く。
「鈴木善幸総理をどう思いますか?」
私、答える。
「鈴木善幸というよりも、
自民党政治が変わるかどうか。
こちらに関心がある。
まったく期待は持てないけれど」
うろ覚えだが、こんなことを答えたと思う。
善幸さんは、アメリカのジャーナリズムから、
「Zenko Who」
と揶揄されながらも、
急逝した大平正芳のあとを継いで、
内閣総理大臣に就任し、
「変わらないこと」に貢献した。
私は、今、
「自ら、変われ!」
と、言い続けている。
私自身、自ら、変わろうとしている。
それに対して、
「変わらない」という勢力がある。
「変わろう」とする力と、
「変わらない」という力が、
ぶつかり合ったとき。
万一、一時的にしろ「変わらない」が勝利を収め、
ぱっと手を離されたら、
全体は、一気に、10年、20年、「戻ってしまう」。
時代を逆走してしまう。
それは、恐ろしい。
しかし、それも仕方のないこと。
健全な社会や組織ならば、
再度、「変わろう」とする力が生まれ、
全うな成長へと軌道を修正できる。
小泉純一郎が、「変わろう」「変える」「壊す」と連呼し、絶叫して、
その「空気」をつくった。
安倍晋三は、「空気」を「土」にする役割を担った。
雨降って、地固まる。
気体は、液体になって、固体となる。
だから、安倍晋三は、
「空気」を「雨」にするくらいの心構えで、
臨むべきだった。
もちろん「変える」ことの重さを、
彼がどれほど認識していたかは、
残念ながらその去就を見ればわかってしまうが。
決め付けてしまって、麻生太郎氏には申し訳ないけれど、
福田康夫には、
「この国を、変える」ための、「雨」くらいは降らせてほしい。
どんな雨を降らせるかが、福田康夫のオリジナリティとなる。
面白さであり、遣り甲斐であろう。
少なくとも、小泉劇場は、
国民の「変えよう」という空気だけはつくり、
コンセンサスを得たのだから。
それが自民党の、現在の国政に対する意思決定権を、
保障しているのだから。
連載している『商売十訓』の第七訓は、
七 店の発展を社会の幸福と信ぜよ
そして第八訓は、
八 公正で公平な社会的活動を行え
である。政治に投げかけられた言葉と受け止めも良いくらい。
第七訓と第八訓は、つながっている。
そして、七訓を提示し、間髪をおかず、八訓を畳み掛けるところに、
『商売十訓』の価値がある。
「朝礼暮改」で、申し訳ないけれど、
これらの仕事に適用すべき解説は、明日へ。
日曜日は、やや、政治談議で、お許しを。
<結城義晴>
2 件のコメント
いいですね、朝令暮改。
今は、スピードの時代。
経営者は、朝令暮改であって当然だと思います。
振り回されても、取り残されても、
毎日楽しく読んでいます。
今週は、麻生・福田の一騎打ち一色。しかし、結果は決まったようなものと私、思う。いったい何のためなのか。再び自民党に衆目を集めるためのもの。それをマスコミが、追い回す。結局、政権与党への大手マスコミのお追従なのです。
いっそのこと、どちらかが「朝令暮改」で立候補を降りたら税金もかからないのに。
ロシアでは、ウラジミール・プーチン大統領が、ビクトル・ズプコフ氏(65歳)を首相指名し、賛成381票、反対47票、棄権8票の圧倒的多数で承認された。大きくは報じられないけれど。こちらは、私と同じ年、1952年生まれのプーチン、やり放題。