アメリカ・カメラ日記②HEBプラスの強さ
10月3日と4日は、
テキサスのローカルチェーンHEBづくしの視察。
3日が、セントラルマーケットとフード&ドラッグ。
そして4日はHEBプラス。
HEBは、全米23位の小売業。
今期127億5000万ドルの年商(1兆5000億円)。
304店舗。
全米で唯一、ウォルマートにシェア第1位を
奪われていない企業である。
サン・アントニオに本部をおき、
この地では58%のマーケットシェアを誇る。
この高シェアは、ドミナントエリア主義の出店政策による。
すなわち集中出店によって、
ウォルマートといえど、
周りを取り囲んで、
制圧する作戦が奏功しているのである。
そのHEBの、対ウォルマート作戦の刺客が
非食品強化のHEBプラスである。
プラスは当初、16万平方フィートであった。
一昨年、私はその最新店を視察したが、
現在は、14万5000平方フィートに収斂。
ややコンパクトになった。
こうしてコンパクトになった店は、
ほとんどの場合、改善が進んだと考えてよい。
入り口にはハロウィンのデコレーション。
10月1日のこのブログでも書いたが、
10月にアメリカを訪れる視察者は、
ハロウィンが10月一杯いかに展開されているかを、
頭に叩き込んでおかねばならない。
今回、私たちを案内してくれるのは、
ギルバート・デラ・ロッサ氏。
ボックスボーイからHEBに入って、
25年のキャリア。
この店の、フードリーダー。
同社でいうところのストアディレクター(店長)二歩手前の地位。
年収8万ドルか(私の推定)。
このあとの展開を、お楽しみに。
アメリカからのレポートのため、
ここでいったん中断。
<結城義晴>