アメリカ・カメラ日記⑥ ウェット・ルックの店をつくろう!
Everybody!Good Tuesday!
今回のアメリカ視察でつくづく感じたこと。
他との差異性がいかに大事か。
それは例えば、店舗の床がピカピカであることでもよい。
いや、床がピカピカであることは、圧倒的な武器となる。
「クレンリネス」とは、清潔な店という意味ではありません。
「クレンリネス」とは、もっと積極的に、
床がピカピカであるほどに磨き上げられていることという意味。
ここまでピカピカに磨かれていると、店の魅力になります。
ウェット・ルック[Wet Look]といいます。
まるで、床が濡れているように見える、という意味です。
いかがでしょう。
冷凍食品売り場のリーチインケースが、
映りこむほどのウェット・ルックです。
多段オープンケースの商品も、
湖に映った逆さ富士のように、
床で輝いています。
店舗奥のコンコースもウェット・ルック。
床は、最初から特殊コーティングされています。
だから毎朝、ウォッシュして、拭き取るだけで、
こんな状態が維持されます。
この店は、店舗入り口にデリ売り場が続きます。
この部門が最大の魅力です。
店長は、エリック・クックさん。なんと28歳。
400人の従業員が働くこの店を、見事にまとめています。
店舗面積は7万平方フィート(約2000坪)。
1週間の客数2万5000人。
この店は、「マーケット・ストリート」。
ユナイテッド・スーパーマーケットのアップスケールタイプ。
現在6店舗ですが、私は今後、積極的に展開されるものと思っています。
同社は、テキサス州の北西部26の都市に店舗展開。
典型的なローカルチェーン。
ウェット・ルックだけの企業ではないけれど、
ウェット・ルックも強い武器になる。
このことをマーケットストリートは、私たちに示してくれています。
<結城義晴>