12月は別格!年末最大商戦突入前週「売ることと見つけたり」
Everybody! Good Monday!
月曜日にこの言葉を発して、
1週間をスタートさせるのは、
なんと1カ月ぶりです。
「あめりか漂流記」にいそしんで、
日本の曜日感覚を、
まったくといっていいほど喪失してしまった1カ月でした。
やっと感じが戻って、
いざ、再スタート。
といっても、11月最後の3連休が終わり、
年末商戦へと突入する期間。
重要な1週間です。
アメリカ小売業は、10月、11月、12月と、
3連続で、月末に大きなイベントを抱えています。
10月31日、ハロウィン。
11月第4週木曜日、サンクスギビングデー(今年は22日)。
12月25日、クリスマス。
したがって、秋から冬にかけては、
着々とスケジュールが進行していきます。
9月から、12月までのプランは、
当然のことながら、綿密に計画化されます。
ウォルマートは、ご存知、「オールウェイズ・ロープライス」で、
チラシも、年間に9回しか打ちません。
基本的な商品に関しては、売価変動はさせません。
しかし、10月、11月と盛り上げていって、
12月には爆発させます。
売上高の波動の幅を、極力少なくして、
利益を最大化するウォルマートでも、
12月は別格。
ターゲットでも、
ホールフーズでもウェグマンズでも、
トレーダー・ジョーでも、
もちろんメーシーでもノードストロームでも、
ウォルグリーンでも、
12月は別格。
「売ることと見つけたり」
これを、全社、全店を挙げて、
実行、実践するのです。
逆の見方をすれば、
「売ること、売れること」をエンジョイするのです。
12月があるから、ウォルマートで働いている。
ホールフーズやノードストロームに勤務している。
小売業に従事している。
商人をやっている。
そんな人生観でしょうか。
そのために、リーダーたちは、
店内コンテスト、社内コンテストを開催します。
販売競争です。
もちろんルールが肝心です。
売上高コンテストだけでは、当たり前すぎて、
ちょっとつまらない。
テーマ単品販売数コンテスト。
カテゴリー粗利益高コンテスト。
青果・鮮魚・精肉・日配・惣菜等、部門別団体戦。
各社、各店で、それを競う。
「あなたは競争が好きですか?」
「競争はあなたの仕事です」
さあ、どうでしょう。
私が、アメリカに行っていて、
提案が遅すぎたかもしれません。
しかし12月商戦に入る前の週にこそ、
最後の楽しみ方のプランを練ることが可能なのです。
商人としての楽しみ方のプラン。
すでに出来上がっている今年の12月計画に乗って、
商売の楽しさをプランニングしてみてください。
あくまでも、みなが、本心から、楽しまねばなりません。
このことだけは、ゆめゆめ忘るべからず。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>
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利口なアメリカ人は、競争をゲームとして楽しむ事を忘れない。バカなアメリカ人は眉間に皺をよせて自己PRと他人の批判ばかりまくし立てる。では日本人は、真面目過ぎるのでしょうか。
結城さんのおっしゃる通り、アメリカ人は苦しくても楽しくなるような知恵が働くんですね。日本人も仕事をゲームのように楽しめたなら、毎日がハッピーになると思うんですがね・・・。
どんなに素晴らしい店でも企業でも、それを支えているのは一人一人の「ただの人」なんですから。
『楽しむ。』
なんていう発想は無かったです。。。
毎年、年末商戦はちょっと憂鬱でした。
でも。今年からは、本社側の政策も変わったので、楽しんでみようと思います!
競争を楽しむ。
気持ちが積極的だから出来ること。
前向きだから、競争に挑んでゆける。
それが12月商戦です。
競争とは、数値化された評点によって、
すぐに、結果が分からなくては面白くない。
社内、店内競争が、興奮を巻き起こすのは、
数値がすぐに、明らかになるからです。
私は、競争、大好きです。
それを楽しむ人も、大好きです。