新宿・伊藤園、神田・セル協、銀座・勇気会とフォーマット転換
大寒の21日、日中、東京に雪は降らず。
天気予報は、はずれ。雪が降らないことに、
みな、少しがっかりした様子。
商人も、天気の神様が与えてくれるはずのご利益を失って、
がっかり。
しかし、商人は、すぐに立ち直って、
がっかりした模様のお客様の心理を捕らえて、
商売のチャンスに変える。
それが商人、それがビジネスマン。
さて、私は新宿へ。
『食品商業』誌の伊藤園大陳コンテスト審査委員会。
審査に励んだ。
審査委員は、本庄大介伊藤園代表取締役副社長、
江島祥仁副社長(写真右)、
本庄周介常務取締役。
それに山本恭広『食品商業』編集長(写真左)。
私は、ずっと審査委員長を務めている。
この大陳コンテスト、
私はレベル、スケール、賞金、
どれも日本一だと自負している。
応募店舗数8172店。
北海道から九州まで、全国からの参加。
米国カリフォルニアからの応募まである。
グランプリ賞金300万円。
皆さんも、次の機会(2008年春)には
どうぞご参加ください。
そして何より、
参加店舗、参加企業のプレゼンテーション技術が、
極めて高い。
これまで、伊藤園特製の「陳列技術ハンドブック」などつくって配布し、
技術向上に努めてきた甲斐があるというもの。
その陳列の基本。
お客様にとっては、
①近づきやすい
②見やすい
③選びやすい
④とりやすい
⑤戻しやすい
店にとっては、
⑥並べやすい
⑦積みやすい
⑧補充しやすい
⑨直しやすい
ただし、コンテストとなると、
ハレの陳列であるから、
これは大掛かりなものになる。
デフォルメが許される。
今回の、「2007年秋の大陳コンテスト」の結果は、
伊藤園から発表される。
お楽しみに。
ちなみに、2007年夏まつり大陳の「グランプリ」、
イズミゆめタウン浜田店の売り場づくり、ご覧ください。
その後、すぐに、神田へ。
日本セルフ・サービス協会へ。
三浦正樹専務理事とミーティング。
2008スーパーマーケットトレードショーへの準備、万端。
そして夕方、銀座。
パチンコ・チェーンストア協会で、
「勇気会」。
私の名前を取って「ユウキカイ」。
『パチンコホール・ビジネスレビュー』誌、
その編集委員会と新年会。
昨年秋の、新基準機への転換という危機から始まって、
この世界にも優勝劣敗の淘汰が訪れている。
昨年12月に成立した「貸金業法の改正」によって、
財務状態のよくない会社や店が、倒産の危機に瀕している。
これはパチンコホールにかかわりなく発生している現象。
もちろんだからこそ、
すべての企業、すべての店が、
自己資本比率を高め、
キャッシュフロー経営に持ってゆく必要がある。
根本問題に取り組まねばならない。
その前に、応急手当てが、
どうしても必要なところが出てきている。
昨夜集まってくれた編集委員の企業では、
まるで問題にもならない現象だが、
雑誌のテーマとしては重要。
「1円貸し玉営業問題」は既存店対策なのか、
はたまたフォーマット転換問題なのか。
私は、後者であると主張し続けている。
小売業もフードサービス業も、
アミューズメント業もホスピタリティ業も、
10年に一度、15年に一度、
あるいは7年に一度、
業態フォーマットの転換をしなければならない。
それは、お客様が変わるからだ。
産業構造も変わるし、
法律も変わる。
競争状況も変わる。
だから時流にあわせて、
店舗フォーマットと営業の根本政策を見直さねばならない。
パチンコホールにとって、
今こそ、そのフォーマット転換のときだと思う。
勇気を持って、フォーマットの転換を進めよう。
考えてみると、私自身、
今、フォーマット転換に取り組んでいる。
その意味で、私も同志だ。
<結城義晴>