コーネル大学名誉教授ジーン・ジャーマン先生とのディスカッションで得たこと
6月4日、ジーン・ジャーマン先生来日。
あのコーネル大学名誉教授。
秋にスタートするスーパーマーケット大学の名誉学長。
コーネル大学リテールマネジメント・プログラム・オブ・ジャパン。
そして、5日、朝9時半から神田の日本セルフ・サービス協会で、
ミーティング。
先生を囲んで左からセル協の三浦正樹専務理事、私、そしてジャーマン先生のお嬢さん、ニッコーレンの本間謙伍社長、コーネル大学オブ・ジャパン事務局の大高愛一郎さん、FMIジャパン事務局の中間徳子さん。本間社長はジャーマン先生の愛弟子で、この間、コーネル大学プロジェクトを強力に推進してこられたコーネルOB。
10月3日の、コーネル大学流通セミナーの概要が決まった。
もちろんジャーマン先生には、たっぷりと講義していただく。
アメリカのサクセスフルでユニークなローカルチェーンの、
トップマネジメントもお呼びして、講演していただく。
その他、盛りだくさんのセミナー。
ご期待ください。
主催は、FMIジャパン、日本セルフ・サービス協会。
さて、ミーティングの後半は、
私の質問に、ジャーマン先生が答えてくださる時間。
テスコのフレッシュ&イージーやセーフウェイのザ・マーケットなど、
アメリカ・スーパーマーケット業界で、
小型店開発が、ある種の流行となっている。
ジャーマン先生の意見を聞いた。
そして、私、本当に驚いた。
日本の学者で、こんなテーマに、こんな回答ができる人物は、
皆無だ。
まず、私は、こういった類の質問を、
日本の学者にはぶつけない。
なぜなら私のほうが現場に近い専門家だと自負しているからだ。
ジャーマン先生は、見事に答えてくださった。
「小型店の問題点は、客数が少なくなって、
生鮮食品の回転が落ちること。
それをいかに克服するか」
そのものズバリ。
ご明察。
脱帽。
感服。
その後、ウォルマートのこと、
フリークエント・ショッパーズ・カードのこと、
エブリデーロープライスのこと、
オーガニック・プロダクツのこと。
質問は続いた。
そして先生から私に質問。
日本の生鮮食品小売業のこと、
ドラッグストアとコンビニエンスストアの関係性。
食品流通のこと。
話は尽きない。
しかしすぐに時間がやってくる。
最後に協会を訪れてくださった茂木正徳さんも入って、写真。
茂木さんは、沖縄のリウボウストア社長。
その後私は、羽田から、広島へ。
リーガロイヤルホテル。
日本チェーンストア協会中国支部総会で記念講演。
260人の参加で、私は「お客様のためにいちばん大切なこと」を
話した。
懇親会は、イズミ吉田恒彦専務のご挨拶。
乾杯の音頭は、
日本チェーンストア協会常務理事・小笠原荘一さん。
そして、歓談。
イズミのデイリーフーズ課課長・矢野靖二さん。
皆さん、わかりますか。
昨日会ったばかりの大創産業社長・矢野博丈さんのご次男。
そして中締めは、天満屋ストア社長の高原弘志さん。
見事な、締めでした。
「今日も一日、慌てず急げ」
やはり、こんな一日だった。
<結城義晴>