商人舎特別研修会「渥美俊一&結城義晴」二人のビッグセミナー、心から感謝
昨日6月19日、東京・大塚のホテルベルクラシック東京。
商人舎主催の記念すべき第1回目の特別研修会が開催されました。
ご参加くださった皆さん、
ご協力くださった皆さん。
ありがとうございました。
心から、感謝します。
メイン講師が、渥美俊一先生。
ご存知、日本リテイリングセンターチーフコンサルタント。
ペガサスクラブ主催。
「ビッグストアづくりの原則」
これが渥美先生のテーマ。
「ビッグストア」という用語は、
日本の流通業界では、実は3つの使われ方があります。
最近は、あまり使われなくなったけれど。
第1が、日経新聞が使っていた文字通り「大型の店」という意味。百貨店、総合スーパーなどが1店ずつが統計に上がっていました。
第2は、かつての『販売革新』誌などが使っていた「総合スーパー」という業態フォーマットの意味。日本型GMSなどと同意。
そして第3が、ペガサスクラブで使っている「年商50億円以上の小売業・食堂業」という意味。
つまり、「ビッグストア」という用語は、それぞれ、
①店舗
②業態
③企業
の三つの意味に使われていて、
それが混ざっていたのです。
今回は、この第3番目の意味をタイトルにしました。
ビッグストアとは、
企業が成長し、生き残るための基礎単位と考えられます。
そのビッグストアとして50億円を突破するには、
いかに考え、いかに行動するか。
これが昨日の主題。
いかがだったでしょうか。
渥美先生は82歳。
まだまだお元気で、
現在は、60分講義が1回当たりの最長時間と、
医者から言明されています。
だから、13時から14時までと、
15時30分から16時30分まで。
良い講義でした。
人生の方針はまず4つの選択肢から自分の道を選ぶところから始まる。
A型 生きがい、やりがいを求めない
B型 生きがい、やりがいを求めるが、商業以外の所に求める
C型 生きがい、やりがいを求めるし、商業の世界で求めるが、趣味・こだわり型
D型 生きがい、やりがいを求めるし、商業の世界で求める、国民大衆型
この4つの選択肢のどれをあなたは選ぶか。
ここから、スタートする。
渥美先生は、D型を選んだ人とともに、
チェーンストアを産業にしようと考えています。
渥美先生の話は、人生のことなのです。
自分の生き方のことなのです。
チェーンストア産業を構築し、
国民大衆の暮らしを豊かにする。
そのための準備段階が「ビッグストアづくり」だというのです。
私は、渥美俊一の翻訳者に徹しました。
ただし、私は「商業の現代化」を旗印にしています。
そのためにどうするか。
私の持ち時間は、やはり2時間。
予定の時間を少しオーバーしてしまって、すみません。
渥美先生は、「結城君のための友情出演」と
言ってくださったのですが、
私は、あくまでも商人舎主催で、二人して、
「渥美俊一の思想を語るセミナー」
であったと思います。
二人とも、もっともっと訴えたいことがありました。
これからも、それを続けていきます。
ありがとうございました。
何事にも準備段階があります。
学校で勉強する場合にも、
小学校は中学の準備段階、
中学は高校の、
高校は大学の準備段階です。
チェーンストアの準備段階がビッグストア。
準備段階という考え方と、
ビジョンという考え方が用意されて初めて、
事業や仕事は人生の目的となるのです。
<結城義晴>