秋最終盤の三つの基調「デカくて安くて旨い・簡便な手づくり・ダイエット」は節約、倹約、もったいないに同期している
Everybody! Good Monday!
2008年10月最終週、そして11月が始まる週。
そして来週の11月の8日には「立冬」。
もう冬の気分がやってくる。
何度も書きますが、
アメリカでは、
10月31日が収穫祭のハロウィン、
11月の第4木曜日(今年は27日)がサンクスギビングデー、
そして12月の25日がクリスマス。
秋から冬へのこの時期、
ホップ・ステップ・ジャンプで、
国内の実体経済を盛り上げる。
社会システムとして、定着している。
日本でも、例えば仙台に代表される七夕は、
夏物商戦の売り切りイベントとして、
町全体に貢献している。
さて、日本では、11月に入ったら、
もうクリスマス・年末を視野に入れて、
ウィークデーは
「節約、倹約。もったいない」
そしてウィークエンドは
「失敗を恐れない」
これです。
先週の「不況でも惣菜は売れる」セミナーでの、
林廣美先生の指摘。
「デカくて、安くて、旨い」
これが今、売れる食品の大基調。
その上、「手づくり」がトレンド。
しかし「手軽な手づくり」でなければいけない。
「格安の手づくり感」とでも表現したらよいか。
本格的な手づくりではない。
ちなみに、この不況期、
「ダイエット」が大流行。
考えてみると、ダイエットは、
「節約、倹約。もったいない」と
ぴたり、同期する。
では部門別には、どんな傾向があるか。
肉では、
細切れ、切り落とし、挽肉が売れる。
<昨日の夕方6時、私の自宅近隣のオーケー妙蓮寺店では、
挽肉が6パック残して、全部売り切れ状態>
魚は、低価格で脂の乗った魚種が売れる。
この秋は、ここまでのところサンマ一色の感あり、だった。
野菜・果物は、その時期、その地域の旬で、
おいしくて安い品種。
バナナ・ダイエットのバナナは、
品切れしてはならない。
惣菜は、天ぷらは、かき揚げと海老。
丼は、カツ丼と天丼。
寒い時には、カツ丼一色。
ご飯の多いお弁当。
寿司は、ウィークデーは、いなり寿司と太巻き、
ウィークエンドだけ、にぎり寿司なども売れる。
「売れるものは、決まっている」
この決まっている売れ筋を、
地域一番の「デカくて、安くて、旨い」で、売り切る。
いわば、基本の徹底。
徹底とは、
①細かく
②厳しく
③続けること。
①詳細に
②厳密に
③継続すること。
基本を徹底し、
元気を出して、
どこよりも明るく、
売り場に立とう。
それがあなたの仕事です。
それがあなたの役目です。
その練習と訓練をするのが今週から。
本番は、12月に入ると同時に、よーいドンで始まる。
①「デカくて、安くて、旨い」
②簡単な手づくり
③ダイエット
三つのトレンド。
そして何よりも、
元気で、明るく。
長期不況に入ったことは間違いないのだから、
知識商人くらい、
明るく、元気でいたいもの。
ちなみに私は明日からアメリカ。
直前の今日は1日人間ドック。
USリポートをお楽しみに。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>