世界人口50年後92億人に増加、原油価格2030年に1バレル200ドルに上昇、ユーモアと愛あるビジョンをもちたい
全国的にいい天気。
私の部屋の窓からの景色も、
輝いている。
横浜から、富士の山が見える。
はっきりと。
腹の底から、元気が出てくる。
①「今日も一日、元気と勇気」
②「今日も一日、優しく強く」
③「今日も一日、慌てず急げ」
私の「日常三訓」。さて、麻生太郎内閣の定額給付金。
一人当たり1万2000円。
支給方法は地方自治体への「丸投げ」と批判を受ける。
潔く、「やめる」と撤回した方がいいのかもしれない。
基本的に、税制の下に集めた金を、
今一度、還流させる施策。
これは、社会コストが二重にかかること。
意味がない。
定額減税の方がわかりやすい。
しかし、一方で全国の市町村長の発言を聞いていると、
これも「迷惑」発言ばかり。
「私のところは職員やボランティア市民が、
サンタクロースか足長おじさんになって、
全町民に配って歩きます」
一人くらい、こんなユーモアを披露してもよいのでは。
2008年版「世界人口白書」が発表された。
国連人口基金(UNFPA)の調査と推定。
推定人口、当然ながら。
67億4970万人。
前年から約7850万人増えた。
アジア、アフリカの発展途上国中心に増加。
アメリカも人口増加国。
50年後には、91億9130万人、
すなわち92億人と予測。
2008年の日本の人口は、
約3万人減少の1億2790万人。
世界第10位。
50年後に、日本の人口1億0250万人と予測されている。
50年で約20%マイナス。
私は、すべてのマーケティングの基本に、
人口動態を置いている。
だから、これは重要な推定指標。
おそらく私は、この世にいないだろうが。
しかし、それまでのプロセスが大事。
逆算の考え方によっって、
システムズ・アプローチで、
長期戦略を練るくらいのビジョンが必要。
麻生太郎さんにも。
昨12日は、国際エネルギー機関(IEA)から、
2008年版「世界エネルギー見通し」が発表された。
原油価格は、2007年平均は1バレル69ドルだったが、
それが結局、今年は平均100ドルにアップし、
2030年には200ドルまで上昇する見通し。
覚えておくべきは、
IEAが「2030年まで原油が年率1%で上がる」と、
読んだこと。
だから石油以外での「エネルギー革命」が不可欠となる。
これも、逆算の発想で、
長期ビジョンをもたなければならない。
人口動態とエネルギー問題。
定額給付金の騒ぎの中、
「サンタクロースか足長おじさん」となって配るユーモア。
長期ビジョンには、ユーモアや愛が不可欠だ。
それは、ビジョンという長きにわたって貫き通すものは、
それ自体、人間から好まれなければならないからだ。
人間は、好きなもの、好きなことは、
長く続けられる。
そんな生き物なのである。
「今日も一日、優しく強く」
<結城義晴>