「恐れることをこそ、最も恐れなければならない」
Everybody! Good Monday!
今日は、日本海側⇒雪、太平洋側⇒晴れ。
「朝青龍、帰ってきました」
復活した男がいた。
圧倒的な人気は、白鵬。
プロレスでは、ベビーフェイスという。
誰にも好かれる「赤ん坊顔」の意味。
それに対して、ヒール役の朝青龍。
悪役を表すが、本来、靴の「かかと」の意味。
しかしそのヒールが、
通算23回目の優勝で、貴乃花の22回を抜いて、涙。
こんなご時世だから、
「復活」のニュースは、みんなを元気づける。
さて、2009年1月の最終週が始まる。
皆さん、いかがだっただろうか。
良い1月だったのか、それとも、
あまり芳しい内容のない1月だったのか。
バラク・フセイン・オバマ米国大統領は、
「グリーン・ニュー・ディール政策」を発表。
2年間で8000億ドル(1ドル100円換算で80兆円)の景気対策。
その中で、石油に代わる再生可能エネルギーの生産に力を入れる。
この開発・導入に、10年間で1500億ドル(約15兆円)を投入し、
500万人の雇用を生み出す目標。
「グリーン・ニュー・ディール政策」の柱は、
風力発電、太陽光発電、バイオ燃料などだが、
これらが3年で2倍に増化される。
さらに200万世帯が省エネ化される。
こんな具体的なプランが発表され、
投資と需要と雇用を創出させる。
ジョージ・ブッシュ前大統領が、
極めて20世紀的な「オイルマン」であったから、
オバマ大統領が「エコロジーリーダー」となって、
改革を進める。
そのために、エネルギー省長官に、
ノーベル物理学賞受賞者のスティーブン・チュー博士が指名され、
ベンチャー企業に多額の支援が行われる。
この志と方向性は、正しいと思う。
オイルマンたちの妨害を、どのように、
撥ね退けるか。
そして、この「グリーン・ニュー・ディール」で、
米国と世界の実体経済を、どこまで活性化させることができるのか。
お手本となる「ニュー・ディール政策」の
フランクリン・ルーズベルトは、言い残している。
「恐れることをこそ、
最も恐れなければならない」
これからの1年、2年。
私たちも、「恐れることこそ、恐れなければならない」
けれど、無謀な行動は慎まねばならない。
だから今月の標語。
「無茶はせず、無理をする」
さて、2月に向かって、私たちの仕事も、
「恐れることこそ、最も恐れなければならない」
2月のイベントは、3日火曜日の節分と翌日4日の立春、
抜群のタイミングで土曜日14日のバレンタインデー。
そして、暦上は、最も寒い日々が続くが、
少しずつ春が見えてくる。
知識商人の「元気」の出しどころだ。
このときベビーフェイスよりも、
ヒールの方がドラマティックかもしれない。
heelは「かかと」だが、
healには「回復する」という意味がある。
相撲界の「かかと」は、
恐れることを、最も恐れたにちがいない。
ただし、世界はもうオイルマンの時代ではない。
エコロジーリーダーの大義が必要なときだ。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>