小売サービス業のためのナレッジサイト

昨夜のこと、メールが届きました。
商人舎発足の会発起人のおひとり、
すなわち商人舎ファミリーで、
群馬県大間々町・足利屋洋品店社長の松﨑靖さんから。

結城義晴様
メールをありがとうございました。
今日、商人舎さんから寒中見舞いのお手紙とブログの抜粋が届きました。
ありがとうございます。
何度か「毎日更新宣言」のブログに返信を書いたのですが、
上手く届かなかったようです。
「小さく、狭く、濃く、深く」は、
いつも心に留めておきたい言葉です。

新しいホームページ、
まだまだ不具合が起こるようです。

私も、昨朝、書き上げた長文のブログが、
アップのボタンを押したとたん、消えてしまいました。

大変なショックで、
気を取り直してもう一度、長文を書き直して、
今度は慎重に、「プライベート」というボタンを押して、
一時、保存しようとしたら、
また消えてしまいました。

再度のショック。

それでも、みたび、気を取り直して、
何とか書き上げたのが、昨日のブログです。

こんな不具合が、書き込みの投稿など、
さまざまな箇所で起こっています。

それでも、スタッフは、日夜、
修復に勤しんでくれています。

もう少々、お時間をください。

より良いものをつくろうと必死の思いで、
頑張っています。

「無茶はせず、無理をする」

今年の標語、そして1月の標語ですが、
このホームページ自体が、
「無茶」と「無理」の境目あたりにあって、
だから不具合も出る。

しかし、それなくしては、
新しいより良いものも創り出すことはできません。

以前のブログも、大変な思いをして作り上げましたが、
今回は、その何十倍も大変です。

以前はロリポ・ブログという既成のパッケージを使いました。
今回は「ワード・プレス」というシステムを使って、
根本から自作しています。
商人舎スタッフ＆協力メンバーが、
昨年秋から、年末年始を返上して、
まさしく手づくりでこの仕事に励んできました。

お許しください。
そして励ましのお声をください。

さて、今日で、
株式会社商人舎、目出度く、設立丸1年。

ありがとうございました。

「右、左。上、下。
どっちを向いても感謝」
昨年亡くなられた水口健次先生の最後のお言葉ですが、
私たち商人舎一同も、全く、
水口先生の「感謝」に同感です。

私自身、これから29年間、現役を続ける覚悟です。
そして、「日本商業の現代化」を成し遂げる。
そのためのお手伝いをする。

この「商業」には、小売業・流通業はもとより、
外食産業、製造業の営業部隊、サービス業が含まれています。

商いをする人。

お客様のためにご奉仕する人。

それらすべてを含めた「知識商人」。
「ナレッジ・マーチャント」。

ピーター・ドラッカーは、
オーストリア帝国のハプスブルグ家が崩壊した瞬間に、
凄いことに気づきます。
まだ10代のころのことでした。

ブルジョア資本主義も、
マルクス社会主義も、
どちらも経済至上主義ではないか、と。

その後、研さんを重ね、
資本主義と社会主義の次の時代を、
「知識社会」と読み解きます。

私も、ポスト・インダストリアル・ソサイエティとは、
知識社会であると信じます。

そしてその知識社会でも、
商人の役割は、重くて、広い。

生活すること。生活する人。
それを支えること。支える人。

知識社会にこそ、商人の活躍の場があるのです。

そうは言うものの、
超優良企業といわれた会社の赤字、赤字の報告。
「みんなで渡れば怖くない」
そんな印象。

日立製作所、ＮＥＣ、富士通、エトセトラ、エトセトラ。
減益ではなく、赤字。

「ホンダ、今期黒字を確保」
これは、今朝の日経新聞一面の見出し。

さらにアメリカの昨年10月から12月のＧＤＰは、
3.8％のマイナス。

個人消費が、マイナス3.5％、
輸出が、マイナス19.7％、
輸入が、マイナス15.7％。
民間設備投資が、マイナス19.1％、
民間住宅投資が、マイナス23.6％。

この中で個人消費は、全体の7割を占めるから、
これが大事で、その消費は、商業が担う。

バラク・オバマ大統領は、
2月中旬までに悪循環を断ち切る景気対策法案成立を狙う。
しかしそれも「一脚の椅子の足の一本でしかない」と、
自ら、表現する。

すなわち、アメリカにおいても、
「ナレッジ・マーチャント」の奮起が期待されているのです。

商人舎1年のご愛顧に、心から感謝するとともに、
日本の「知識商人」の奮起を促したい。

私も一緒に、立ち上がります。
私も一緒に、汗を流して働きます。

＜結城義晴＞