ジョイス会長小苅米淳一さんの古来の名言
昨日は、朝から、
コンサルタントの鈴木哲男さん、来社。
鈴木さんは、イトーヨーカ堂のRE出身。
REとは、リテールエンジニアリング部の略。
鈴木さんは、覚えてはいないかもしれないが、
私が1977年に㈱商業界に入社し、
『販売革新』編集部に配属されて間もなく、
マーティング・コンビナートというコンサルティング会社に取材に出かけた。
今井俊博さんという先生のもと、安部雍子さんというコンサルタントがいた。
そこに鈴木さんが来ていて、私は名刺交換した。
こんな31年も前の話を、鮮明に覚えている。
その後、「横浜会」という勉強会で、
毎月のように議論し、酒を飲んだ。
横浜の、現在の商人舎の近くの「味楽」というおでん屋が、
私たちの集合場所だった。
小森勝さん、風間晃さん、鈴木悟さん、さまざまな人が、
この横浜会に参加していた。
いま、皆、一流のコンサルタントやジャーナリスト、実務家になっている。
鈴木さんは、20年前の1990年にイトーヨーカ堂を退社し、
コンサルタントになった。
そして今、
「52週マーチャンダイジング」の専門家として、大活躍。
今回、コーネル大学RMPジャパンの講師としてお迎えした。
その打ち合わせが、昨日。
久しぶりの再会に懐かしさがこみあげた。
その鈴木さん、愛媛・松山にご出張で、
急ぎ、羽田へ。
私、恒例の写真をとるのを忘れた。
商人舎スタッフも、写真をとるのを忘れた。
そこで、わが社の扉に、字を書いた。
「しゃしん忘るべからず」
これで、今後、写真を忘れることはない。
ちなみに、このドアの反対側、すなわち外側は、
こうなっている。
さて、小苅米淳一さんから小冊子をお送りいただいた。
小苅米さんは1月6日に㈱ジョイス代表取締役会長に就任されたばかり。
商人舎発起人のおひとりで、商人舎ファミリー。
社長を甥の秀樹さんに譲っての、会長職ご就任。
「私も社長業を19年やり、小苅米秀樹も46歳になりましたので、
会長に退くことになりました。
私が社長に就いたのは47歳であったので、
彼も私と同じころに社長業に取り組むことになったわけです。
たぶん、最高のタイミングでバトンタッチができたのではないかと思っています」
丁寧なお手紙に、こう書いてあった。
ジョイスは、今期、飛躍的な業績回復をした。
勢いがある。
そんなタイミングでの社長交代。
幸せな経営者だと思う。
秀樹さんは、コーネル大学RMPジャパンの第一期生。
実に誠実で、真剣な経営者。
秀樹さんも幸せだ。
私は、経営者には試練が大切だと思っている。
試練を受けなくてならない。
試練を潜り抜けなくてはならない。
秀樹さんには、それが待っている。
喜ばしいこと。
頼もしいこと。
その淳一会長から贈られた「心を豊かに育てる古来の名言、64。」
すぐれものの冊子。
これからも、このブログで時々ご紹介させていただく。
第一番目にある名言が、これ。
「学びて思わざれば即ちくらし」
第二番目は、これ。
「思いて学ばざれば即ちあやうし」
小苅米さんは、真っ先にこれが言いたかった。
素晴らしいタイミングの社長交代だった。
私の気分も晴れやかだった。
<結城義晴>