2009SMTS3日目終了、総来場者7万8478人で4.7%増の過去最大フェアとなった。
昨年の最後の3カ月、
すなわち10月から12月の国内総生産は、
11%台のマイナスとの予測。
しかし、2009スーパーマーケット・トレードショーの入場者。
三日間で7万8478人。
前回の2008トレードショー入場者数が7万5052人だったから、
4.6%の増加。
第1日目の水曜日、建国記念の日が2万3612人、
第2日目の木曜日が、2万8755人で、
これは、1日の入場者数としては過去最高。
そして第3日金曜日は2万6111人。
最終日は、午後4時閉館で、
1時間分入場時間が少なかったが、
最後まで来場者の波は衰えなかった。
一言で表現するならば、
「学びのトレードショー」だった。
学ぶ姿勢が真剣だった。
2日目には、歴史的合併の調印があった。
全国スーパーマーケット協会と日本セルフ・サービス協会。
スーパーマーケット企業500社、
そのスーパーマーケットを支援する賛助会員企業730社の、
堂々たる協会が誕生する。
8月1日。
その新しい協会の顔ともなる「スーパーマーケット・レードショー」。
私は、商業者の学びの姿勢が高まっていることに、
無性の喜びを感じた。
さて、今日も、人物交友録のフォトレポート。
朝一番に本部事務局で、14時からセミナーの打ち合わせ。
ヤオコーの大塚明さん、
A&Aプラニング副社長・チーフコンサルタントの加藤津代志さん。
「日本のスーパーマーケット店長論」を語り合うに、最適のメンバー。
打ち合わせ中に、
USP研究所所長の當仲寛哲さんとRKシステムズの鹿野恵子さんが来訪。
大塚さん、加藤さん、そして當仲さんともに、
コーネル大学RMPジャパンの講師。
会場にいくと、㈱八百民の平山幹人社長と会う。
京都から情報収集と勉強に来られた。
コーネルブースで談笑。
コーネルブースのお隣には、
改正省エネ法をメインテーマにした三洋電機のブース。
三洋電機販売㈱取締役大崎公司さんと。
ブース内には5名のコンシェルジェが来られたお客様をサポートしている。
その一人マーケティング本部エコロジードメイン企画目黒雅昭部長と、
マーケティング本部副本部長・柴田康祐さん、
三洋電機販売㈱営業本部プロモーション部部長・阿久澤光明さん。
ヨークベニマル開発室総括マネジャーの梅津文夫さんに、ばったり。
岡村製作所のブースのところ。
梅津さんには、2月4日の商人舎エコストアセミナーにもご参加いただいた。
ヨークベニマルの皆さんは、「学び」の姿勢では、抜きんでている。
プログレスジャパンの西川隆社長、柳本浩三郎営業企画部長。
店舗設計デザイン会社として、躍進中。
セミナー会場への移動中、
ユータカラヤ営業副本部長の高木勇輔くん。
元気はつらつ。
うらやましいくらい。
13時50分には3人がセミナーの控え室に集合。
控え室を出て、舞台のそでに向かう。
いよいよ出番。緊張感が高まった。
ひとりで講演するよりも、
3人のパネルディスカッションの方が、妙に緊張する。
その頃、セミナー会場には、続々と聴いてくださる方々が集まってきた。
お陰さまで会場は立ち見が出るほど。
お集まりいただいた方々に、
とりわけ最後まで立って聞いてくださった皆さまに心から感謝。
壇上に勢ぞろい。1時間のパネルディスカッションの始まり、始まり。
セミナーのテーマは
「店長が変わると
こんなに数字が変わるのはなぜだろう」
コーディネーターは私、結城義晴。
加藤津代志さんは「店長の10カ条」と題して、
店長の在り方を熱弁。
スペシャルゲストの大塚さんは、
ヤオコーの店長塾での取り組みを話してくださった。
「よい店長が10%のプラスをつくる。
悪い店長は10%のマイナスをつくる。
この上限下限の20%の格差が、企業の格差となる」
経験に裏打ちされた大塚さんの講話は、説得力がある。
お二人の店長の仕事の講義の中から、
「異常値に挑戦せよ」というスローガンが出てきた。
これは私の使う「つり橋理論」。
つり橋のようにトップを高くすると、
全体が上がってくる。
それを営業に生かす。
3人からの最後のたった一つだけの提案。
加藤さん、
「店長はパートさんや部下の力を借りよ」
大塚さん、
「トライ&エラーで、失敗を恐れるな」
結城、
「自ら、変われ! そのために行動を変えよ」
私の提案は、コーネル大学のリーダーシップ論の根本。
お陰さまでこのパネルディスカッション、300名を超える方々が聴いてくださった。
無事にセミナーを終え、駆け足で移動している途中、
帰り際の万代の芝純さんに会う。
芝さんには昨12月に、万代の店舗視察に同行いただき、
本当にお世話になった。
芝さんはこの春デリ部から水産部のシニアマネジャーに異動。
後任の吉川英樹デリ部シニアマネジャーと3人でパチリ。
バリラ・ジャパンの豊田安男社長と、
おいしいパスタを提供くださった「La Bettola」の落合務シェフには、
最後に感謝。
3日間のスーパーマーケットトレードーショー終了。
最後の最後まで、人波が衰えることがなかった。
私は、帰途に就く来場者の波を見ながら、
妙に感慨深いものを感じていた。
有明ワシントンホテルとビッグサイトにも、
心から感謝。
そういえば、昨年の2008スーパーマーケット・トレードショーのときには、
眼圧が異常に高くなり、毎晩、
池尻の東邦大学付属病院で点滴を打ってもらって、仕事した。
今年は元気で、腰と足が痛くなるくらいに会場を駆け巡った。
「元気を出そうよ。それが私の仕事です」
そんな3日間だった。
終わったら、どっと、疲労が出たが、それも元気な証拠。
さあ皆さん、春がやってきます。
「今日も一日、元気と勇気」
<結城義晴>
2 件のコメント
静岡の船村と申します。
11日にスーパーマーケット・トレードショーにお邪魔いたしました。
商流のアンカーとしての物流業者からの、最前線の流通業界のご様子は、まことに学ぶもの多くありました。ありがとうございました。
21世紀の商人は「原点回帰と変革の両立が必要」と僭越ながら思っております。
発想さえ変えれば、世の中まだまだ面白い、捨てたもんじゃない、と。
「痒いところに手が届く」ではなしに「お客様に痒いとまで感じさせない」こそ至上のサービス。
小社もそうあらねばならないし、まだまだやらなければならないことは山積み。
そう思わせていただけるトレードショーでした。
重ねて、ありがとうございました。
船村様、ご投稿、感謝します。
「原点回帰と変革の両立」
全くの同感です。
「お客様に痒いと感じさせない」
これにも大賛成。
生産者・製造者から物流業、そして小売り業まで、
21世紀の商人として、協働しなければなりません。
そんな時に船村さんのような方がいらっしゃることは、
協働するすべての人たちの励みになります。
世の中おもしろい、捨てたもんじゃない。
そう思わせるご投稿でした。
心より、感謝。