明洞の若者の熱気と宗廟の老人の真摯さに感じるもの
Everybody! Good Monday!
2009年2月最終週。
今週で2008年度を締める企業も多い。
来週から3月。
春がやってきます。
希望をもって、臨みたい。
しかし、麻生太郎内閣支持率下落が続く。
最新の毎日新聞調査では、11%。
日本経済新聞調査は、15%。
2月15日付、日本テレビ調査では9.7%と、
ひと桁を切った。
麻生太郎首相も、時事通信では、
「10%を切ることも覚悟している」と発言。
統計を見ると、雇用不安が高まり、
それが高額消費に影響を及ぼし、
GDPに大きくシェアを占める個人消費が停滞、落ち込み。
2010年までの長期の消費不振が予測されている。
元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。
元気を売ろうよ。
それがあなたの役目です。
天気は人間の力ではどうにもならない。
景気も政治も個人の力で動かせない。
しかし元気だけはあなたの力で生み出せる。
そう、元気は自分で何とかなる。
だから元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。
元気を売ろうよ。
それがあなたの役目です。
「そう、元気は自分で何とかなる」というところが、
私は、好きです。
今週いっぱいを、元気で乗り越え、
週末から、弥生3月。
梅の季節から、桜のシーズンへ。
気分も晴れます。
もちろんお客様の気分、
そして私たちの気分。
さて、一昨日夕方から、
韓国・ソウル。
日曜日ということもあって、
観光も兼ねて、中心地を回った。
ソウルは、もう10年ぶりくらい。
㈱商業界で取締役編集担当だったころ、
ソウルの未来トレードネットという会社と包括的業務提携をした。
そのための事前調整と正式調印、
その後、「韓国小売業視察セミナー」を、
コーディネートして、やってきた。
カルフール、ウォルマートなど、
日本に先行して進出していた外国資本大手小売業を研究するため。
バス1台分のいい研修会だった。
オリジン弁当の創業者、故安澤英雄さんも参加してくださった。
現ライフコーポレーション社長の岩崎高治さんも、参加メンバーだった。
それ以来の韓国・ソウル。
朝から、ソウルの中心・景福宮へ。
李王朝の創始者・李成桂が建てた正宮。
興礼門まえで、衛兵の交代式が行われていた。
宗廟で、車さんという名の老人に会った。
「チャと発音します」
韓国の歴史やこの宗廟の由来、三つの王宮の意味、
そして韓国人の考え方など、
丁寧な日本語で語ってくれた。
日本でいえば、皇居や京都御所のようなところを、
多くの老人が、散歩したり、論議したりしている。
車さんは、戦前、旧制中学5年まで日本の教育を受けた。
現在も、きれいな日本語を語る。
その第三番目の王宮・昌慶宮まえで写真。
宗廟と昌慶宮は世界遺産に入っている。
ソウル第一の繁華街・明洞(ミョンドン)。
mac cafeの宣伝。
マクドナルドの割引クーポン券をいれたコーヒーカップを配っている。
若者が、群がっていた。
そのアナウンス嬢が、ピースサインしてくれた。
明洞のメインストリート。
ごった返している。
もちろん日本人、中国人も多数。
韓国人の若者も。
この熱気、この消費の意欲。
そのわきで、小さな子供がゲームに集中。
隣にそっくりの顔をした父親が、立っていた。
母親は、買い物中。
ロッテ百貨店の店頭には、
地球環境の訴え。
明洞のロッテ百貨店は、大繁盛。
1階のブランドショップは、入場制限。
10階の免税店も、入場制限。
1階は、韓国人。
10階のほとんどは日本人。
消費不況は、ここにはない。
だから現在の不況には、どこか余裕が感じられる。
日本も、韓国も。
昨年第4四半期のGDPは、
日本がマイナス12.7%、
韓国はマイナス3.4%。
だからか、どこか、ゆとりのようなものを感じる。
老人、若者、女性、そして子供たち。
麻生太郎さんを老人に入れるのは、
ご本人が嫌がるだろうが、
老人たちの、時代を超えた視野、
若者と女性たちのエネルギー。
子供たちの冷めた将来性。
私は、何か、不思議なものを感じた。
明洞のユニクロ。
同じく明洞のセブン-イレブン。
最後に、東大門のショッピング・コンプレックス。
今日も、歩きまわった。
歩き、見る。
すると感じる。
この、感じることが、大切。
元気が出てくる。
元気を出すためには、
何かを、感じなくてはいけない。
では、今週も、感じよう。
それぞれの地域の春の足音を。
私たちの未来を。
Everybody! Good Monday!
[追伸]
セブン-イレブン見切り問題は、
一両日中に、コメントの予定。