昭和の日の「幸福のパラドックス」
豚インフルエンザ。
アメリカから浅野秀二先生の緊急レポートが入った。
「浅野秀二のアメリカ寄稿」
かくて、私の5月アメリカ渡航は、9月に延期となりました。
皆さん、その時間を、有効に使いましょう。
アメリカでさまざまな勉強をしたり、体験したりするはずだった。
日本国内で、それ以上の充実した時間を過ごしましょう。
今日は、「昭和の日」。
昭和天皇の誕生日を祭日にした。
昭和元年は、1926年。
12月25日からの7日間。
そして昭和の最後の年、64年は1989年で、
1月7日までの7日間。
面白いことに、前後とも1週間で、
実質、62年間と2週間。
この昭和の年号を使った62年と14日間は、日本史上最長だった。
そして、昭和は20世紀のど真ん中を占めていた。
大正は、15年間で、大正元年は1912年。
明治は、1868年に始まった。
19世紀のこと。
平成に入って21年目を迎えるが、
私たちは、まだまだ昭和的なものを引きずっている。
20世紀の問題解決を終わらせてはいない。
私は、昭和27年、1952年の生まれ。
20世紀のほぼ真ん中。
そして1989年元旦、㈱商業界の『食品商業』編集長に就任。
編集長になって、8日目に平成時代に入った。
私の父は、大正15年12月20日生まれ。
6日後に、昭和に変わった。
昭和の62年と2週間を生き抜き、
さらに平成の21年間も潜り抜けて、健在。
母は、大正15年3月15日生まれ。
ほぼ同じように83年間を生きた。
昭和の日には、
そんな自分のまわりの「昭和」を見直してみたい。
日本経済新聞の「やさしい経済学」シリーズ。
大阪大学教授の筒井義郎先生が「幸福の経済学」を連載中。
この連載の中で「幸福のパラドックス」という言葉が出てくる。
「多くの国で戦後の数十年間に国内総生産が増え、
生活水準が大幅に改善したのに、
その間の国民の主観的幸福感の平均値は、
あまり変化していないという事実」
日本はその典型だという。
「1958年から91年の約30年間に、
1人あたりの実質GDPは大きく増えたのに、
生活満足度は全く変化しなかった」
1958年は、昭和33年、
1991年は平成3年。
その間の「幸福のパラドックス」
今、私たちの役目は、
この「幸福のパラドックス」を覆すこと。
自ら「幸福」になること。
お客さまの「幸福」を支えること。
お客さまの主観的幸福感を高めることにお役立ちする。
そのためには、自分の周りの人の幸福感を高める。
そして自分の主観的幸福感を高める。
それが平成21年の昭和の日の、
私の決意。
決意するだけで、
幸福になってくるから、
不思議だ。
<結城義晴>
2 件のコメント
「「幸福度」は1958年から91年の約30年間に、1人あたりの実質GDPは大きく増えたのに、生活満足度は全く変化しなかった」との紹介に「う~ん」と考えさせれました。
ブータンでは、国家の目標に「GNH」を用いています。GNHとは、Gross National Happiness。GNP(国民総生産)ならぬ「国民総幸福度」です。
私も仕事や家庭をこの尺度を用いて計ってみようと思います。
いまちゃん、ありがとうございます。
4月最後の日のブログにて、
展開を図りました。
本当にありがとう。