ユニー、イズミヤ、フジ年商1.9兆円のPB「スタイルワン」第三極を目指す?
セブン&アイ・ホールディングスの株価が続落。
昨日は前日比80円の下げ。
それでも1株2200円の高銘柄。
つられてローソンも40円安、
ファミリーマートは50円安。
さてここで、お知らせがふたつ。
①コーネル大学RMPジャパン第二期生を募集中。
日本のスーパーマーケット産業内大学。
近い将来のトップマネジメントを本気で養成する。
日本商業現代化を推進する知識商人を育成する。
1年間70カリキュラム。
各分野日本最高の講師陣。
限定30名。
詳細は、このホームページ右横ボタン。
②商人舎と流通ニュース合同企画特別セミナー。
「日本のPBはこうなる!」
講師は、デイモン ワールドワイドと商人舎の共演。
7月3日、東京駅前サンケイプラザ。
詳細は、このホームページ右上のオレンジ色のボタン。
是非、ご参加のほど。
小売業はもとより、メーカー、卸売り業の皆さんにとって、
これからの死活問題が語られる。
「21世紀は勝つか負けるかではない。
死ぬか生きるかである」
<㈱大創産業社長・矢野博丈>
さて、セブン&アイ・ホールディングスのセブンプレミアム、
イオンのトップバリュに対抗して、
第三極を目指すプライベートブランド「スタイルワン」が発表された。
ユニー 年商1兆1902億円、経常利益389億円
イズミヤ 年商3811億円、経常利益41億円
フジ 年商3212億円、経常利益12億円
3社合わせると、1兆8925億円。
昨日の日本小売業ランキングに当てはめると、
ヤマダ電機を抜いて、第3位に入るが。
1年内に食品90品目、雑貨100品目を開発し、
100億円の売上高を目指す。
それぞれ既存のPBを持つ。
ユニーには「イープラス」
イズミヤには「グッドアイ チャレンジ」
フジには「くらしのモルト」
しかしばらばらに開発していては、
コストを下げることはできない。
共同開発には、開発コストは一定で、
販売個数を増やせるというメリットがある。
だから従来のPBよりも10%ほど低価格にし、
同種のナショナルブランドよりも30%程度安くする。
その上で、新しいライフスタイルを求めるコンセプトを持つ。
だからネーミングを「スタイルワン」とした。
こんな動きは、広がってくるに違いない。
8月下旬から、順次発売。
3社は自社ブランドを、
「スタイルワン」に切り替えていく。
ニチリウの「くらしモア」
CGCジャパンの「CGCブランド」、
AJSの「生活良好」、
八社会の「Vマーク」。
グループ共同開発ブランド隆盛の中、
もうひとつのブランドが生まれる。
想像してみてほしい。
ある地域を切り取ってみると、
これらのPBの数のほうが、
ナショナルブランドの数よりも、
はるかに多くなっているに違いない。
顧客が、それをどう見ているか。
すべてはお客さまが決める。
<結城義晴>