景気循環「下げ止まり」⇒「底打ち」⇒「底入れ」⇒「回復」と現場感覚
Everyone! Good Monday!
2009年6月最後の週にして、
7月に突入する週。
沖縄では、梅雨明け。
沖縄にあった前線が北上して停滞し、
西日本は梅雨の真っ最中。
それにしても、
マイケル・ジャクソン。
その一生を振り返ると、
「若さ」の眩しさを感じざるを得ない。
ゴルファー石川遼の、
「若さ」の眩しさと重なってくる。
そして、人間として、
いかに上手に「年をとる」か。
すなわち「老けていく」か。
これも考えさせられる。
自分は、どんな生き方をしていくのか。
そんな週末だった。
今週は、沖縄を除いて全国的に、
梅雨対応。
今日は西日本は大雨で、
東北・北海道、関東は暑くなる。
日本列島が列島であることを認識させられる日。
先週土曜日の日経新聞が景気に関する用語解説。
それが面白い。
「底打ち」とは、
悪化していた景気が改善している状態。
「底入れ」とは、
景気の悪化が完全に止まった状態。
「下げ止まり」とは、
景気の悪化が止まりそうな状態。
そして、
「回復」とは、
景気の改善が持続する状態。
英語では、
「底入れ」は“bottomed out”
「下げ止まり」は“sigus of bottoming out”
「底打ち」は特に決まっていない。
景気循環論では、
景気の波は、まず、
「下げ止まり」から始まり、
「底入れ」にはいり、
「底打ち」し、
「回復」となる。
景気は、2007年11月から、
「後退」局面を迎えた。
それが今、転換点にある。
これは確か。
つまり「下げ止まり」から「底入れ」になった。
その中で、与謝野馨大臣が、
「景気は底を打った」と宣言した。
与謝野さんは、財務・金融・経済財政相。
エコノミストたちは、
「2月か3月に景気後退局面は終わった」との見方。
すなわち今年2月から3月が、
「底入れ」だったという見解。
だから今、「底打ち」というわけ。
ただし、過去の経緯をみるとそうも言えない。
戦後、日本では13回、景気が悪くなり、良くなった。
その過去の景気動向をみると、
「底打ち」と思っていたが、
再び、悪化してしまったことがある。
だから、6カ月が続かないと、
「回復」局面にあるとは判断できない。
そんな7月を迎える。
コンビニ業態だけでみると、
タスポ効果の反動と「見切り」風説被害で、
試練の夏になりそう。
小売業を全体で見ていると、
スーパーマーケットと並んで好調だったコンビニが試練を迎えるとなると、
総合スーパー、百貨店、専門店など、
試練の夏と考えた方がいい。
ここは、今月の標語だ。
「最悪を覚悟して、最善を尽くす」
政府の宣言やエコノミストの分析を頭に入れつつ、
私たちは「現場感覚」を大切にしたい。
それが、「景気をつくる」。
さて、今日の日経MJに、
ヨークベニマル社長の大高善興さんが出ている。
セブン&アイ・ホールディングスのプライベートブランドを、
「セブンプレミアム」というが、
その開発プロジェクトリーダー。
大高さんは、目標を語る。
「2009年度に1300品目、3200億円」
これまでダイエーやイオンと比べると、
比較的慎重だったセブン&アイHLが、
本格的にPB開発に乗り出したということ。
今週末の7月3日。
「日本のPBはこうなる!」セミナー。
参加者名簿には、そのセブン&アイからの名前も見える。
楽しみなセミナーだ。
試練を乗り越えさせるものは、
「寝ても覚めても新たな試み」
(㈱ハローデイ社長・加治敬通)
これだけは確か。
では、今週も。
Everyone! Good Monday!