流通ニュース&商人舎共催「日本のPBはこうなる」セミナー開催される
今週は忙しかった。
麻生自民党がガタガタし、
都議選が告示されたにもかかわらず、
私自身は、目が回るほど。
そのため、週後半はブログアップの時間帯が、
夕方にずれ込んだ。
心よりお詫びしたい。
頑張ります。
さて昨3日は、セミナー。
商人舎と流通ニュースが始めて共同開催。
「日本のプライベートブランドはこうなる!」。
東京大手町サンケイビル3Fの「サンケイプラザホール」が会場。
9時に会場入りし、本日のゲストスピーカ-と打ち合わせ。
デイモン ワールド ワイド インク ジャパンの面々。
10時の開講にあわせ、参加者が続々と集まって下さり、
お陰さまで、会場は満席。
コーディネーターとして、趣旨説明。
PBのポジショニングがとても大事な時期。
PBでいかに儲けるか、いかに安くするかも大切だが、
世界平均で24%になるPBの比率に少しずつ近づいていくことは確か。
アメリカでも、世界平均より少し低い20%。
日本は現在、4%。
近い将来、間違いなく10%にはなるだろう。
だからこそ、いま、その概念の整理と方向付けが何よりも大事。
「日本のPBはこうなる」
それは3年で2倍になる。
3年でシェア10%になる。
だからこそ、今、考え方と位置づけが明快になされなければならない。
メーカーも、問屋も、
小売業も。
デイモンからは、
ビジネスマネジメント部ビジネスサービスグループディレクターの和田浩二さん、
ブランド戦略・マーケティング部ディレクターのフィリップ・コップさん、
そしてコップさんの通訳として、広報マネジャーの大竹潤奈さんが並ぶ。
コップさんはPBブランドのマーケティングの重要性と
その構築のためには段階的なアプローチが必要と解説。
これからのプライベートブランド。
関係の変化。
取引関係⇒協力関係⇒戦略的関係。
こうなる。
そして、まとめ。
戦略的パートナーシップこそ最重要。
デイモンのお二人が70分に及ぶプレゼンテーションを終了。
その後は、私も加わりパネルディスカッション。
サントリーが仕掛けたイオンとセブン両者に対する100円ビール。
「第三のビール」の取り組みについてなどを語り合った。
その後、参加者からの質疑応答。
真っ先に手を挙げてくださったのは㈱万代の加藤徹社長。
「生鮮食品のPB化」について鋭い質問を投げかけた。
和田さんは、生鮮食品のPBには、ロットが必要であること、
日本の消費者は特に、品質について厳しい選択眼を持っていること、
などなど、回答。
つづいて、成城石井の大久保恒夫社長も質問。
大久保さんとは三日連続で、ともに勉強。
勉強仲間として、これほど素晴らしい人はいない。
最後に、私から「製配販のコラボレーションのまとめ」。
2008年FMIスピークスで語られた5つの共通項を紹介しながら解説。
最後はこれ。
リテールブランドだからこそ、
これが大切。
セミナーの最後に、㈱ロジスティクス・パートナーの松見浩希社長の挨拶。
今回のコラボ開催のパートナー「流通ニュース」主宰。
流通ニュースは6月には67万件のアクセスに達した。
流通に関する情報発信サイトとしては他を寄せ付けない。
「情報の正確さと迅速さを実現させ続けたい」
松見さんの決意表明は、実感がこもっていた。
商人舎サイトと流通ニュース。
これこそコラボレーションで、
お役立ちをする。
セミナーを終え、午後は農林水産省で会議。
米国オーガニックの報告と私の持論展開。
私が、望むことは、
最初から決まっている。
グランドデザインを描くための根本の考え方も、
はっきりしている。
問題は、その考え方を、いかに実現させるか。
“Practice comes first”である。
<結城義晴>