フェニックスからダラスへ、クローガーとマーケットストリート
Everybody! Good Thursday!
鳩山内閣の顔ぶれ。
んー、何とも言えず。
赤松農林水産大臣かぁ。
石破前大臣に負けないくらい、
頑張ってほしいものだ。
直嶋経済産業大臣も、
かなりの踏ん張りが必要だ。
さて、この旅行の半分が過ぎた。
ハーフを終わった。
スリリングで充実したツアー。
フェニックスから、ダラスへ移動。
朝7時、フォーポインツホテルを出発。
バスにトランクをつみこんで、
全員時間通りに集合。
ところが、バスに異変。
車体の底にあるポンプが上がらない。
急遽、代車を用意するも、
時間はどんどん過ぎてゆく。
初日のジェット機のエンジントラブル。
二日目の深夜の停電。
そして、バスの故障。
このツアーには、何か起こる。
もし飛行機に乗り遅れたら、すべての予定が狂ってしまう。
心配していたが、運転手の機転で、なんとか応急処置。
そしてフェニックス国際空港へ。
無事、出発。
砂漠の中のフェニックスの街。
アメリカで第6番目の大都市という。
①ニューヨーク
②ロサンゼルス
③シカゴ
この辺りまでは分かる。
④ヒューストン
⑤フィラデルフィア
そして、フェニックス。
良い街だ。
乗り込んだジェット機は快調。
あっという間に、2時間半。
ダラス・フォートワース空港に到着。
時差も早まって、午後2時半。
すぐに、クローガーへ。
年商760億ドル(7兆6000億円)、店舗数3654店。
アメリカ最大のスーパーマーケット企業。
ウォルマートに次ぐ第二位のチェーンストア。
その「シグニチャー」と呼ばれるフォーマット。
クローガーは昨年の「ストア・オブ・ザ・イヤー」をとって、
快調。
今年125周年を迎える老舗だが、
各地の企業を買収、合併して巨大チェーンとなった。
しかし傘下に収めた企業を、インディペンデントな存在と評価し、
トータル・マネジメントはしっかりしている。
店も、ずいぶん良くなった。
店舗入り口には、顧客を迎えるように、
巨大な積み上げ陳列。
オーソドックスな導入部とサービスデリ部門。。
そして、強大なベーカリー部門が続く。
そのあとに青果部門。
デリ、ベーカリー、プロデュースが、売り物。
プライベートブランド開発が盛んで、
売上げの25%を占める。
2007年から始めた「クローガー・バリュー」は、
競争ブランド。
明らかにウォルマート対策。
一方、「オーガニック」と命名したブランドも開発。
「ナチュラリー・プリファード」
「アクティブ・ライフスタイル」など、
新ブランドも立ち上げて、
ますますプライべーブランド開発への熱心さをみせる。
10月末のハロウィンに向けて、
プレゼンテーションが始まっている。
クローガーの店は、いま、
一番オーソドックスな路線と評価できよう。
店の向かいには、
ドラッグストアのCVSファーマシーがある。
年商489億8900万ドル、6981店舗。
ドラッグストア協会第2位、
全米チェーンストア第7位。
巨大チェーンを訪れた後は、
ローカルチェーンへ。
ユナイテッド・スーパーマーケット。
その新フォーマット「マーケット・ストリート」
こちらの店頭は、もうハロウィン。
昨日から、衣替えしたという。
このフォーマットの最大の特徴は、
フードサービス部門の充実。
ウェグマンズと全く同じ考え方。
私は、フードサービスとスーパーマーケットのコンビネーションと、
位置づけている。
フードサービスといっても、
レストランの味と品質をもたねばならない。
それが実現されている。
さらに青果部門が強い。
オーガニックも、当然ながら強化。
この充実ぶり。
ワインは、500アイテム。
鮮魚は対面で、これはホールフーズをコピー。
精肉では、「プライム」を入れて、
他との差異化を成し遂げている。
フローズンフードも、品揃えの豊富さは欠かせない。
ビールは、これもワインと並んだ強化部門。
そしてファーマシー。
アシスタントマネジャーのリックさんが、
丁寧に案内してくれて、
インタビューに答えてくれた。
24歳で、高校の頃からアルバイトで入り、
大学を出て、そのままこの会社に。
「いい仕事です」
私たちは今回も、いい仕事を見せてもらった。
ホテルに帰って、
ノブ・ミゾグチとお別れの握手。
ここまで、本当によくしてくれた。
万代の磯田さん、
MDD会会長の今津さんも入って、
ミゾグチさんとの最後の写真。
その後、2班に分かれて、夕食。
イタリアンレストラン。
ここでも、若さ爆発。
食べきれないくらい注文し、
食べつくした。
ホテルに帰って、私の部屋へ、次々に訪問者あり。
現場の生の声を聞きながら、
議論を戦わせて、
深夜に及ぶ。
今日も、心から、ありがとう。
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。
Everybody! Good Thursday!
<結城義晴>