雨のダラス最終日、生きている店と死んでいる店
Everybody! Good Friday!
雨のダラス。テキサス。
アリゾナのフェニックスは38度の暑さだったものが、
ここは20度そこそこ。
しかし、一日走り回った。
まず、トムサム。
セーフウェイの傘下に入って、
ニューライフスタイルストアとしてリニューアル。
セーフウェイは、441億ドル(4兆4100億円)、1739店。
このテキサス・ダラス地区では、
62店舗を展開し、3番手の11.9%のシェア。
ニューライフスタイルストア、好調。
青果部門も、見事。
店内がしっくりとしていて、
顧客の「第3の場所」になっている。
第3の場所とは、
顧客にとって第1の場所・家庭、
第2の場所・職場に次いで、
第3番目に大切な場所という意味。
それがわが店であったら、いい。
アメリカの店も日本の店も、店内に入ると、
瞬時に分かる。
「生きている店か、死んでいる店か」
「病気の店か、病気回復中の店か」
この店は、しっかりと生きている。
次は、死にかけていた店が、
見事、蘇って、生命力をもち始めた例。
ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。
1200坪のスーパーマーケットで、
現在、全国に150店。
しかし、今年の春先に来た時に気づいたのだが、
これが断然よくなっている。
青果部門もご覧の通り。
店をみると、すぐに分かる。
ドライグロサリーは、ウォルマートのアンビータブル・プライス。
不況を追い風にして、蘇った。
だからマーケットサイドは、
まだまだ急ぐことはない。
ゆっくりと実験すればいい。
しばらくは、このネイバーフッドマーケットで行くに違いない。
ホールフーズも、春から比べると、
ずいぶん蘇った。
不況いで苦しんだ最右翼。
しかし、すぐに回復する。
それは不況の真っただ中で、客数が落ちたときも、
売場の水準を落とさなかったから。
だからお客が戻ってきた。
青果部門、ため息が出る。
バルク販売が、活況を呈している。
ホールフーズも、店が生きている。
お昼時は、セントラルマーケットへ。
「中央市場」といった意味。
HEバットがダラスで展開するアップグレードタイプのフォーマット。
HEバットは146億ドル、322店になった。
全米に誇るローカルチェーン。
非上場企業ながら、それが逆に強みとなっている。
相変わらず青果部門はパワーがある。
ホールフーズに匹敵する
おっと、出発の時間になった。
恐縮だが、この続きは、また明日。
<結城義晴>