コーネル大学マクラフリン先生、ジャーマン先生と環境経営の村井哲之さん
西武池袋店の食品売り場が改装される。
シェルガーデンが入る。
セブン&アイ・ホールディングスの高級スーパーマーケット。
しかしこのシェルガーデン、
従来より低価格路線をとるという。
私は、若干疑問。
ターミナル百貨店の地下売り場は、
日本の食品マーケットで、重要な役割を占めている。
それは低価格品の販売ではない。
この問題、店が登場してから、
ウォッチし続け、
同時に議論し続けねばならないと思う。
オープンしたら、
「商業経営問題研究会」でじっくり検討したい。
皆さんも、ご参加を。
さて、昨日は、夕方、東京は雷を伴った大雨。
米国コーネル大学から二人の重鎮が来日。
打ち合わせとディスカッションの時間をもった。
左が、エドワード・マクラフリン博士。
右が、ジーン・ジャーマン博士。
ご存知、コーネル大学食品産業学部の学部長と、
名誉教授。
マクラフリン先生がコーネル・ジャパンの学長、
ジャーマン先生は同名誉学長。
再会早々、ウォルマートの新しい取り組みに対するディスカッション。
私が、フェニックスで遭遇した「ハーフサイズ・スーパーセンター」を、
マクラフリン先生は「コンパクト・スーパーセンター」と表現。
なるほど、なるほど。
ハーフサイズのコンパクト・スーパーセンター。
全米で飽和を迎えるスーパーセンター展開の、
次の作戦の実験。
お二人ともまだ、見ていないとのこと。
だから私に、質問が飛んだ。
そして、ジャーマン先生の解説。
私の、回答。
マクラフリン先生の意見。
私の意見。
そんな楽しい時間。
英語が得意でもない私も、
こういった専門分野の話題になると、
良く分かるから不思議。
忘れずに仕事。
明日のコーネル・ジャパン第二期公開セミナーの資料チェック。
マクラフリン先生のパワーポイントは膨大。
FMIジャパン事務局長の中間徳子さんも加わって、
検討。
日本セルフサービス協会営業本部長の村尾芳久さん、
コーネル・ジャパン事務局として助人してくれる太田美和子さんと、
先生のプレゼンを覗きこむ。
その後、マクラフリン先生の奥様アニーさんが到着されて、
日本セルフサービス協会事務所をご案内。
協会随一のジェントルマン島原事務局長は、
すかさず、アニーさんに歓迎の握手。
最後に皆で、写真。
明日からのコーネル・ジャパンの成功を祈念した。
先生方は、このあと、川口の激戦区を視察。
私は「カット・スロート・コンペティッション」と説明した。
午後は、池尻大橋の東邦大学付属病院。
右目の検査。
眼圧が15まで下がって、
ちょっと安心。
その後、急いで市谷へ。
㈱環境経営戦略総研へ。
村井哲之代表取締役と対談。
商人舎と商人ねっとが共催するCDオーディオセミナー。
「知識商人登場!」
その15回目。
村井さんは、㈱コスト削減研究所を立ち上げて、
企業のローコスト・イノベーションを指導し始めた。
ローコスト・オペレーションの「見える化」に取り組んだ。
そうしたら、次々に、さまざまなものが、
見えてきた。
「お客様に教えていただいたんですよ」
私は、この村井さんの言葉に、彼の事業の成功のカギがあると感じた。
村井さんは、コスト削減から、CO2削減へと軸を、
アップスケールさせていく。
それが会社の名前の変更に表れている。
㈱コスト削減研究所から㈱環境経営戦略総研へ。
「見える化」のツールは、現在、デジタル化されている。
さらに、村井理論は、考え方のレベルまで、昇華しつつある。
「売上-利益=コスト」
「売上-利益>コスト」
この中で、利益を固定化して、
コストをコントロールする。
これは、分配率経営である。
あらかじめ利潤分配率を設定して、
他の経費分配率をコントロールする。
分配率とは分母に売上総利益、
分子に営業利益や経費を割り振って導き出す考え方。
村井さんとは、さまざまなところで一致点を見た。
別々のルートから登って、
頂で出会った感じ。
最後に固い握手。
心から、感謝。
今回のCDオーディオセミナーも、秀逸。
是非、視聴してください。
マクラフリン先生、ジャーマン先生。
そして村井さん。
人との出会いが、私にエネルギーを与えてくれる。
<結城義晴>