「今年末は厳しくて、遅い」大潮流の始まりと「それぞれの壽里茂」
Everybody! Good Monday!!
2009年10月最終週。
今日、月曜日は雨模様。
だんだん寒くなる秋真っ最中。
今週末、土曜日の31日がハロウィン。
アメリカ、カナダの風習だが、
ヨーロッパや日本にも伝染して、
広く楽しまれるようになった。
お客様が楽しみにしていることは、
どんどん提供する。
その面では、商業・小売業には、
野放図なところが必要だ。
「顧客が望むものは、何でも用意する」
さて、このブログは、
朝9時、10時の段階で新規記事をアップし、
その日の仕事の活力にしてもらいたいと考えている。
しかし、私自身の忙しさから、
ずるずると午後に、
記事アップが伸びてしまうことがある。
今日がそれだ。
本当に申し訳ないと思う。
月曜日は、前日の日曜日にスケジュールが空くことが多いので、
特に「Good Monday」は、朝一番の記事アップを果たしてきた。
しかし昨日は、昼過ぎから始めて、
夜まで、飲み過ぎた。
そして今日は朝一番に仕事が入っていた。
そこで、昨夜、寝るときに、決めた。
「明日の朝は、ブログをアップしないことにしよう」
「午後、ブログアップしよう」
そうすると、不思議。
ぐっすりと眠ることができた。
こんなにも[結城義晴の毎日更新宣言]は、
結城義晴を苦しめていたのか。
それがわかった。
しかし、朝一番のアップは、
これからも、できる限り、実現させたい。
読者の期待に応えるのが、
㈱商業界時代から私の主義。
㈱商人舎になっても、
この主義を曲げるわけにはいかない。
しかし、時々でいいから、
お許しいただきたい。
午後や夕方の記事アップも。
さて、アメリカの年末商戦。
10月の頭から、はじまっている。
三段階のプロモーションではあるが、
年末を見据えていることは、日米ともに変わらない。
そのアメリカのクリスマス商戦向けプロモーションへの、
客足が、ひどく鈍い。
ウォルマートが、
10月に入って仕掛けた売れ筋玩具一律10ドルセール。
日経新聞の記事だが、
ウォルマート上級副社長のジョン・フレミングは、
「年末商戦は厳しく、本格化するのも遅い」とコメント。
フレミング氏は、
ライバルのターゲットからスカウトされて、
ウォルマートの衣料品を改革した人物。
現在、マーチャンダイジング統括副社長。
経験も実績も申し分ない。
だからというわけではないが、
フレミングの言うことは、
聞くに値する。
日本でも、
「今年末商戦は、厳しくて、遅い」
ぎりぎりまで、消費は動かない。
これが、10月から12月までの基本潮流。
心してかからねばならない。
さて昨日は、朝一番に、
参議院神奈川県選出議員補欠選挙の投票に。
私の中学・高校の10年後輩が当選した。
10年の後輩だから、直接の知り合いではないが、
以前から注目していた人物。
金子洋一という。
頑張ってほしいものだ。
その後、東京・早稲田へ。
大隈ガーデンハウス。
「壽里茂ゼミ稲門会」総会。
大学時代のゼミは「産業社会学研究」。
指導教授は、壽里茂先生。
早稲田大学名誉教授。
先生には、ゼミの教え子が525名、いる。
その3年ぶりの総会。
冒頭の挨拶は、第4代幹事長の私。
今年83歳になられる大正15年生まれの壽里先生。
そのご意志を受け継ぐのが私たちの役目。
「先生の志を受け継ごう」と、私は挨拶した。
「志定まれば、気盛んなり」
吉田松陰のこの言葉、
「志」が固まれば、自然に、
「気」力が横溢としてくるというもの。
だから「志」を先生にいただけば、
私たち弟子の「気」は盛んになる。
本当に助かる。
私は特に、先生と同じ道を歩み始めた。
だから「気盛んなり」である。
私の挨拶の最後は、
「それぞれの壽里茂」
先生に対する思いは、弟子たちそれぞれにある。
そのそれぞれを大切にしようというメッセージ。
これは、上田惇生先生の「それぞれのドラッカー」から、
発想を頂戴した。
私の挨拶のあとは、壽里茂先生。
83歳としては、驚くべき確かさで、
講話をしてくださった。
自分の人生は三段階に分かれる。
戦前の自分。
戦後の自分。
そしてこれからの自分。
「今、成長段階」
それが、壽里茂の真骨頂。
先生は、現在のこと、将来のことを、
考えていらっしゃる。
私は、とても嬉しかった。
写真の左手に写っているのは、
内藤邦夫事務局長。
彼抜きに壽里ゼミ稲門会は、あり得ない。
先生の講話のあとは、長い長い懇親。
それぞれの年代ごとに集まっては、
現状報告やゼミ時代の思い出話に花が咲く。
世代間の交流も盛んになったころ、
今総会たった一つの余興。
早稲田大学応援団の出番。
8本ある団旗。
「進取の団旗」という由緒ある旗。
それを、掛け声とともに、立てる。
その後、旗手はこの団旗を掲げ続ける。
見事に立った団旗。
その前で、応援歌斉唱「紺碧の空」。
「早稲田の栄光」は、
いつ聴いても、
いつ歌っても、
いつも泣ける。
そして、校歌。
あの「ワセダ、ワセダ、ワセダ」という歌。
全員で、手を振り上げて、
声を限りに、歌う、怒鳴る。
壽里先生も、体が心配になるくらい。
最後に、先生と娘さんの珠子さんに花束。
珠子さんの挨拶は良かった。
「父は、今でも、書斎で勉強しています。
小さい頃から、勉強している父しか見たことがない」
学ぶことの喜び、
学ぶことの確かさ、
学ぶことの楽しさ。
壽里先生からは、こんなことを、
学んだ。
心から、感謝。
最後に、大隈公堂の前で、
全員で写真。
かくて、無事、壽里茂ゼミ稲門会総会は終了。
私も、第4代幹事長の任を解かれた。
ご協力くださった皆さん、ありがとう。
「それぞれの壽里茂」
忘れずに。
皆さんにも、あるはず。
「それぞれの先生」
忘れずに。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>
2 件のコメント
いつもブログを楽しく拝見させていただいています。結城先生にお伺いしたいことがあり投稿しました。 本日会社の後輩から以下の相談を受けました。彼の「姓」は旧漢字のため、パソコンで変換できない。例ですが「渡邉」の「邉」のような漢字を日頃は「辺」を使用している。しかしこの事が日常生活で不便この上ないそうです。パソコンで作成した書類は「辺」だが証明の為の免許書は「邉」になっいて説明を要する等。
相談内容は彼がした苦労を子供にさせたくないので、「本籍の名を略字に訂正しようか?」と悩んでいます。
私は「ルーツを大事にする意味から、本籍まで替える必要は無いのでは?」とアドバイスしました。
漢字圏ならではの歴史と、パソコンの普及から社会が効率化一辺倒になっている現代の問題と思いました。
いまちゃん、いつもご投稿、感謝します。
ご返事遅れて申し訳ありません。
後輩の方のご相談の件。
私も、いまちゃんと同意見です。
今回の苗字の変更に関しては、
二つの側面があります。
第一は、アイデンティティの問題。
自分が父母や祖先から受け継いできたもの。
すなわち私の存在感そのもの。
それが苗字や名前となっています。
そこには意味があると私は思います。
他との違いを示すという意味。
第二は、コンビニエンスの問題。
便利性の問題。
私も、「結城義晴」という名前は、
画数が多くて、試験のときなど、
名前は必ず書かねばなりませんから、
その分、時間がかかって、不利だと思ったことがあります。
しかし、アイデンティティはコンビニエンスに、
確実に、優先されなければならないと思います。
もちろん、後輩の方が、
自分のアイデンティティを改めて確立し、
同時にコンビニエンスな苗字にするのだと決意しているのならば、
それはそれで、よし、とします。
パソコン名、手書き名と、
二つ持つのもいいかもしれません。
そんなこと気にせず、どちらでもいい、という大雑把さも、
スケールの大きさを感じさせます。
これも良いかもしれません。
要は、自分で、決めることでしょうね。