ドバイ・バブルからの世界連鎖株安と矢沢永吉の二つの重責
今週は、商人舎ホームページのお知らせWEEK。
[商人舎ホームページ探索紹介シリーズ第4回]の今日は
ホームページの一番上にある
「商人舎行動カレンダー」。
意外にこのカレンダーのアクセス数が多い。
このカレンダーをクリックすると、
結城義晴の講演・研究会、勉強会などの行動予定や、
各協会の公式行事が分かるようになっている。
立教大学大学院ビジネスデザイン科の講義やゼミ、合宿の予定も、
できるだけ入れるようにしている。
その行動予定や行事の日付をクリックすると
テーマ、時間、場所などの詳細がわかる。
できるだけ、丁寧に記載するようにしているので、
各協会の広報担当の方は、
公式行事案内を、ぜひ、商人舎までお送りいただきたい。
もう一つは、この毎日更新宣言を、
毎日ご覧になれない方、
まとめて見たい方にお勧めなのが、
「1週間分をまとめて見る・読む」の青いボタン。
記事の最初と最後の2箇所にある。
まとめてみると、結城義晴が、
今週、何を考え、どう行動したかが、
また違った視点で見えてくる。
ぜひ、お試しを。
さて、ドバイの信用不安を契機に、
世界に、株安の連鎖が起こっている。
主要株式市場が軒並み下落。
27日の日経平均も、輸出株の急落を受けて
301円安の9081円52銭。
約4カ月ぶりの安値水準。
円高はさらに進み、
早朝には一時、1ドル84円台に急騰。
藤井裕久財務相が円売り介入をけん制したため、
86円台に戻したが、円高基調は強い。
われわれ現代人は、
何度バブルを経験したら、
済むのだろう。
自分で経験して、
痛い目に逢わねば、分からないし、
経験したことでも、
他人のこと、他国のこととなると、
ぎりぎりまで感知しない。
ドバイも、明らかに、バブルに踊っていた。
それが、一昼夜のうちに地球を回り、
世界株安連鎖。
この世界レベルの無自覚感が、
私は、恐い。
さて、矢沢永吉。
それこそ「世界のYAZAWA」
日経新聞の連載第4回。
「両肩に食い込む二つの重責」
シンガー矢沢と総務部長・矢沢永吉。
後者は、「チームYAZAWA」を統率する職責。
チームの全員が彼を呼ぶ。
「ボス」と。
バンドメンバー、舞台演出家、舞台監督。
それに事務所スタッフ。
「しばいて、しばいて、上に上がる」
ジャパニーズスタイル。
総務部長スタイルは全員に「染み渡っている」という。
矢沢がつくったのは過去300曲。
「作曲家の仕事は、微妙な振幅具合を創意工夫し、
決定、記録すること」
矢沢には、この仕事はなんら苦にならない。
しかし、作詞は、矢沢にとっても楽ではない。
矢沢は、自ら言う。
「詞がバリバリ生まれるような才能がないんだね」
謙虚というか、自分を知っているというか、
とにかく、驚かされる発言。
「メロディーはバカバカできるんですよ」
だから作詞家との交渉事が、
総務部長を兼ねる矢沢の仕事になる。
「こっちに強いものをつくるんだという意識があるから、
妥協しない気持ちで行く」
「俺、我慢しない永ちゃんだからね」
ライブ制作、自主興行、外国人招へい、ライセンス取得、
そしてキャラクターグッズ管理など、
矢沢永吉が先駆けとなって、
現在の音楽界の常識となったことは多い。
日本レコード協会・石坂敬一会長がコメントする。
「矢沢氏は経営者であり、
哲学者、一種のカリスマ的リーダーの顔をもつ。
もちろんまぎれもないロックンローラーだ」
その矢沢の言葉。
「こんな時代、誰が想像しました?
インターネットの時代ですよ。
リスナーが自宅でダウンロードできる。
盤が売れない時代ですよ。
流通を持って、
おれたちはメーカーでございますって時代は、
崩壊しつつあるんです」
矢沢永吉、還暦にして、
ますます燃える。
二つの肩書は、私も同じ立場。
矢沢のエネルギーは、私にも伝染する。
心から感謝。
<結城義晴>
1 件のコメント
>流通を持って、
おれたちはメーカーでございますって時代は、
崩壊しつつあるんです
やはり、私のような鉄工所も製造業というとらえ方ではなく情報配信業という側面も必要なのかもしてません。
ちなみに、弊社は環境機器の製造メーカですが、
焼却関連のため、現在はすごく厳しいです。