結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年03月23日(火曜日)

「三連休とその翌日」のテーマ資源と「花見気分満開」への対策

Everybody! Good Tuesday![vol12]

2010年3月第4週です。
3月の第5週は、途中から4月の第1週。

説明が面倒ですね。

マンスリーとウィークリーを混ぜて使うと、
だから、混乱が生じやすい。

そこで、13週ごとの四半期と7日間のウィークリーを、
マネジメントとの基本として使う。

そのために私は、このブログでは、
週の初めの[Good Monday]に、
1月第1週から何度目かを意味する番号[vol]を入れて、
「今週は今年第12週ですよ」とお知らせする。
すなわち今週は[vol12]。

ちなみに、日曜ごとに登場する『ジジの気分』にも、
今年から番号を入れることにしました。
「ジジの顔を見ると、もう1週間が終わったのかと感じます」
そんな声を聞いたから。
「今年12回目のお疲れさま」といった意味を込めて。

さて、昨日帰国しました。
ほんとうに「あっ」という間の1週間。

アメリカやヨーロッパ、とにかく旅行していると、
時間が早い。

「浦島太郎」の物語も、旅行していると、
時間は速いということを教えたいのでしょう。  

充実した時間は、速く感じられる。
変化が多いと、時のゆくのが速い。

そんなものなのでしょう。

坂本竜馬や高杉晋作は、
死ぬのも早かったから、
自分自身の時間は、
矢のように速く感じられたに違いない。

歴史に名を残す人は、
自分では時間の長さを味わうことができない。

可哀そうでもありますが、
羨ましくもあります。

今回の旅行中、コーディネーターの浅野秀二先生が語った言葉。
「私の郷里の島根県選出の総理大臣・竹下登は言いました。
政治の世界では『悪名は無名に勝る』」

あくまでも政治の世界での話。
彼らにとっては、時間が短いことも、
「良しとせよ」となります。

さて、アメリカ報告はおいおい、続けていきます。
ウォルマートの現時点での戦略分析は、
『誰がウォルマートを殺すのか?』

として、書き続けます。

そのほかに小型店問題の総括。

「ナゲット・マーケット、秘密の謎解き」は、

講演や雑誌で、展開していきます。

セーフウェイの「ニューライフスタイル」の最新店、
バークレー・ボウルの報告もしなければなりません。

それは、おいおい。

重要なことを、二つ、忘れていました。
第一は、今日のこと。

先週土曜日から昨日までの三連休。
春分の日を挟んだ三連休。
こう位置づけました。
「ゴールデンウィークの前哨戦・予備戦」
しかし結果はどうだったでしょうか。

まずその分析はしっかりしておかねばならない。
どの部門のどのカテゴリーやどの商品が動いたか。
つまり商品の動向。
それ以上に、顧客の動きを知っておきたい。

ID-POSなど導入している企業では、
どんな顧客がいつ来店し、どんな購買行動をしたのかを、
詳細に分析しておく必要がある。

昨日も書いたけれど、
高速道路1000円への変化で、
「三連休なら遠出」を決め込む顧客が増えたのなら、
三連休直後の今日は、前年比二桁増になるはず。
どんな顧客が「遠出」したのかが分かれば、
今日のお勧め、売り込みは、ずいぶん変わる。

これは店ごとに違う。
もちろん共通する項目もある。

「三連休とその翌日」  
重要なテーマ資源です。

第二は、直近のこと。
今週3月第4週は、「花見気分」満開。
これから2週間が最盛期。

これ、お客様を楽しませる絶好期。

「大川に吹きあげられし桜かな」(小林一茶)  
私の大好きな句。

江戸時代の一茶も、
時間の短かった竜馬や晋作も、
一瞬の桜を楽しんだ。

そのお手伝いをするのが商業・サービス業。

アメリカでも日本でも、まだまだ、
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望  

これが生きるエネルギーをつくっている。

アメリカの方がちょっと元気が出てきたのは、
明日への希望が、
広がってきたからでしょう。

私たちも、明日への希望を胸に、
今週も、元気を出そうよ。元気を売ろうよ。 

Now, Everybody! Good Tuesday!

<結城義晴>  

[追伸]
今週水曜日(といっても明日ですが)のテレビ朝日系「古館伊知郎の報道ステーション」。
先週撮影したインタビュー「特集・有楽町」が放映されます。

企画モノですから、もしかしたら飛んでしまうかも知れませんし、
どんな出演なのかもわかりませんが、ご覧ください。  
  


3 件のコメント

  • ご活躍、いつもブログで拝見しております。

    明日の「報道ステーション」で久しぶりに結城先生のお顔がみられることを、今から楽しみにしています。

  • 結城先生が百貨店をどのように語られるのか。
    でも、テレビは先生のお考えのほんのさわりしか放映しないのかもしれませんが。でも、必ず見ます。

  • 西端先生ファン様、まっちゃん。
    ありがとうございました。
    ご覧のようなチョイ役でした。
    失礼しました。

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