結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年04月01日(木曜日)

4月の標語「知恵・力」合わせて動け! と月刊『MD』との懇親

[お知らせとお礼]
第7回商人舎アメリカ視察研修会Basic編は、
今年5月下旬に開催されますが、
昨日、満員となりました。
ありがとうございました。

お申し込みを締め切らせていただきます。

なお、次の開催は、Special編で、
今年10月上旬から中旬にかけて、
オースティン・ダラス&ニューヨークの予定です。

ご期待ください。  <商人舎事務局>  

今日から、4月。
待ちに待った卯月です。

東京・銀座の夜。

その桜並木。

<しばらく桜シリーズを続けます>  

さて、恒例の4月の商人舎標語。
過去の標語も、ときどき見てください。
2008年6月から初めて、
この2010年4月の標語で、23回目となります。

いちばん最初は、
「節約、倹約。もったいない」  
1年と11カ月を経過した現在も、
この標語は、活きています。
顧客のマインドは、そのまま。
昨日の日経MJは「3ケン消費」を提示しました。
堅い消費、賢い消費、嫌いな消費。

さて、今月。
組織が変わる。
人事も変わる。
人も変わる。

だから店でも会社でも、
新しいチームワークが必要となる。

そこで。
「知恵・力」合わせて動け!  

「チエ」と「チカラ」は頭韻を踏んでいます。
頭韻とは「連続する単語が同じ音の子音または文字で始まるもの」

それを合わせる。
合わせつつ動く。

「合わせる」というイメージが、
エ」「カラ」の頭韻で増幅される。

いかがでしょうか、今月の標語。

「あれっ」と気づく方もいるでしょう。

そう、これは倉本長治先生の言葉を短くアレンジしたものです。

『商売十訓』の第6訓にあります。
「お互いに知恵と力を合わせて働け」  
これ、私、大好きです。

「チームワーク」を意味しています。

それを、私流に五・七調で、短縮し、変更した。
組織、人事、人が変わるこの4月に。

「知恵・力」合わせて動け! 

さて昨日、日経新聞の「私の履歴書」3月編が終了した。
ユニ・チャーム会長の高原慶一朗さん。
最後の言葉は、自分の会社に対するメッセージ。
「もっともっと生活に溶け込んだ存在になってほしい」   

「生活に溶け込んだ存在」
メーカーだけでなく、小売業・サービス業にも、
大切なメッセージとなった。

昨日は、夕方から、東京・神田の日本セルフ・サービス協会。
コンサルタントの高野保男さんと打ち合わせ。
サミット取締役からの見事な転身で、
いま、スーパーマーケットの世界で最も忙しいコンサルタント。
忙しいだけではない。
指導している内容が、もっともオーソドックスで、
しかも現実的。

日本を代表する「レイバー・スケジューリング」の権威。

お盆と正月を除くだけで、ほとんど毎日、
日本中を飛び回っている。

来週のコーネル大学RMPジャパンで、
3時限の講義をお願いしている。

高野さんとの話、尽きることはないが、
来週の再会を約して別れ、
神田から日本橋、銀座を歩いた。

そして7時、「厨」という小じんまりした料理屋。

月刊『マーチャンダイジング』という専門雑誌がある。
主幹の日野眞克さんと、
編集長・宮崎文隆さん。
日野さんは㈱ニューフォーマット研究所の社長、
宮崎さんは取締役。

写真右の松井康彦さんを含めて、
全員㈱商業界の出身。

『マーチャンダイジング』は、
ドラッグストアの専門誌で、
三つのコンセプトを掲げる。

第一が、店舗現場主義。
第二は、仮説・実証・検証主義。
そして第三が、トップ直結主義。
トップとはドラッグストアのトップマネジメントのこと。

私は、この雑誌のタイトルがいいと思う。
日野さんのセンスがここに凝縮されている。
商業界OBとして、雑誌経営で成功している稀な事例。
宮崎さんが加勢して、一段と役に立つ専門誌になった。

古い仲間と、美味い肴、旨い酒。
したたかに飲んだ。
「知恵・力」合わせて動け!  
我々も。

銀座の桜も美しかった。

<結城義晴>  


2 件のコメント

  • 日野眞克さんの主催する 「ニューフォーマット研究会」のセミナーには、昔何回か参加させていただきました。

    余談ですが、私の家内と同じ愛媛県宇和島出身?(確か?)で、愛媛県人らしい 持ち前の天然の明るさで軽妙洒脱に語る口で、飽きないセミナーでした。
    又 セミナーの講師としても 大先生的では無く 現場の人と共に考え・悩む姿勢に感動を覚えたものです。
    ちなみに 販売革新の記者時代の日野さん「編集部から」のコラムも
    スパイスに効いた切り口で 何とも言えない味のある文章が印象的でしたよ

  • いまちゃん、ご投稿感謝します。

    ご指摘の通り、日野さんは、宇和島出身。
    「danchu」編集長の町田成一さんと同年で、
    私が『食品商業』の編集長のころ、
    町田さんは、その『食品商業』編集部員、
    日野さんは『販売革新』編集記者でした。

    ㈱商業界を卒業した人が、
    第一線のジャーナリストとして活躍するのは、
    私にとっても、すごくうれしいことです。

    日野さんと宮崎さんの『月刊マーチャンダイジング』に、
    毎月、私も投稿したり、対談したりすることになりました。

    宜しく。

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