昨日の連合メーデーと「良い職場・仕事を判断する五カ条」
ゴールデンウィークの中の出勤日。
私は、こういった日が嫌いではない。
「飛び石連休」という言葉があったが、
飛び石も楽しいものだ。
1週間の連休などは、
盆と正月にとるのがいい。
今日は、会社で、幹部が集まって、
重要な会議など開かれることが多い。
この会議はむしろ集中できる。
不思議な雰囲気がある。
一般社員の多くが休暇をとっているガランとした会社で、
幹部が会議をする。
これもいいもんだ。
昨日は、連合が第81回メーデーを開催した。
メーデーとは、「May Day」であるから、
本来は「5月の日」のこと。
世界的に、毎年5月1日に行われる祭典。
一般に、
「労働者が統一して権利要求と国際連帯の活動を行なう日」とされる。
だから「Labour Day」ともいわれる。
日本では、労働組合のナショナルセンターの再編や対立のため、
1989年以降は統一メーデーが開始されていない。
そこで連合は、2001年以降、
4月29日またはこの週の土曜日に行うようになっている。
一方、非連合系の労組は5月1日にメーデーを行う。
「労働者が統一して連帯活動を行う日」ならば、
まずは「イデオロギー」を超えて、
統一してメーデーを開催するのが筋だと、私は思う。
その昨日のメーデーに鳩山由紀夫首相が登場した。
2月の完全失業率は4.9%。
朝日新聞の社説にデータが出ているが、
フルタイムで働く人の2009年の所定内給与は、
平均月額29万4500円。
4年連続で減少中で、昨年は1976年以降最大の減少率。
その朝日新聞の「生活」欄。
「仕事と人生 見つめる」という記事に、
「良い職場・仕事を判断する五カ条」 が載っている。
①長く働き続けられるか
②努力が報われるか
③目標や夢を持てるか
④友達をつくれるか
⑤目標となる人物がいるか
これ、とても良い。
全部実現されたら、本当に良い仕事だし、
本当に良い職場になるだろう。
第一の長く働く。
生活が安定するうえに、
安心して、技術や知識を向上させられる。
第二の努力が報われる。
これも自らを高められる。
第三の目標や夢が持てる。
これも生きがいとなる。
第四の友達をつくる。
これも生きることに不可欠だ。
孤立しては生きられない。
だから疎外を引き起こす職場は条件を満たさない。
若いころの私の場合、特に、
第五の「目標となる人物」が重要だった。
そして私はそうなろうと努力し続けた。
私より後輩のリーダーたちには、
この点、強調しておきたい。
部下や後輩は、「目標となる人物」を求めている。
今月の商人舎標語も最後になった。
「知恵・力」合わせて動け!
これを信じ、唱え続け、行動し続ける者が、
真のリーダーとなる。
<結城義晴>