子ども人口1684万人と「キッズフリーマーケット」の「売りと儲けの喜び」
Everybody! Good Thursday!
ゴールデンウィーク明けの木曜日。
今日のブログで、
連続999日更新。
明日は記念すべき日。
結城義晴のブログ毎日更新宣言1000日連続更新。
長いようで、短い日々でした。
これからも続けてゆくのでしょう。
これが私のメインの仕事。
メインの仕事は「利他と無私」。
「結城さんは霞を食って生きてるの?」
よく聞かれます。
まあまあ、そんなもの。
メインの仕事は、
無料・無報酬のボランティア。
しかしだからこそ、はっきりと、
自分の考えを表明することができる。
有難いことです。
さて1000日記念で、
画面はマイナーチェンジします。
しかし裏では、大きな改革。
まず、サーバーの移行。
もうひとつのブログとの統合。
ホームページ操作方法の簡潔化。
新しい企画のスタート。
小売業・サービス業向けのサイトとして、
もっともっと充実させていきます。
ご期待ください。
さて、ゴールデンウィークの商戦。
いかがだったでしょうか。
消費も、少しずつ、
活力を持ち始めたように感じます。
天候も良かったので、
野菜の値段も下がり始めた。
もう一歩、もうちょっと。
昨日の「こどもの日」。
その趣旨は、
「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、
母に感謝する」
小売業、サービス業は、
「母に感謝する」を重視したい。
そして今週末の日曜日「母の日」につなげたい。
その昨日、東京・お台場で、
「キッズフリーマーケット」が開催された。
「キッズフリマ」として、もう、定着している。
主催はフジテレビ。
対象は、小学校の中高学年。
売り手も買い手も、子供だけのフリーマーケット。
「体験学習の場」と設定され、
「物とお金の大切さを学びましょう」とキャッチコピーがある。
「自分のいらなくなった物が他の子に渡ることで、
新たな価値が生まれる。
この過程を体験することにより、
リサイクルの本質を感じてもらうことができます」
さらに「売上表とバランスシートの作り方」も指導される。
その模様がテレビで放映されたが、
私がうれしかったのは、
子どもたちが「売る喜び」を実感していたこと。
「売ること」は楽しい。
「売れた」らうれしい。
何よりも子供たちの表情に、
それがくっきりと出ていた。
リサイクルや体験学習といった観念的なことよりも、
「売りの楽しさ」を子どもが知る。
それは、何よりの体験だと思う。
もちろん「売上表とバランスシート」の勉強ができれば、
「儲けること」の楽しさ、
「儲かる」ことの喜びも、
子どもたちが実感する。
これも、いいことだ。
私にも経験がある。
父はサラリーマンで、母は看護師だった。
その母方の叔母が大阪で飲食店とたこ焼き屋を営んでいた。
小学校の冬休みだったか、
私は大阪の叔母の家を訪問したついでに、
その店で1週間ほど働いた。
特にたこ焼き屋を任せてもらって、
一生懸命、たこ焼きをつくって、売った。
そして売れることの楽しさ、
儲かることの喜びを体験した。
儲けの一部を叔母から小遣いとしてもらったが、
私はその金で母のために着物を一枚買った。
子どものときの「売りと儲けの喜び」。
それは、「リサイクルや体験学習」を、
はるかに超えるものだと思う。
総務省の推計人口の発表。
子どもの人口は1694万人。
総人口の13.3%。
男子が868万人、女子が826万人。
男子のほうが42万多い。
「子ども」とは、15歳未満、
すなわち14歳以下で中学生まで。
12歳から14歳の中学生が356万人で一番多い。
一番少ないのは3歳から5歳で320万人。
子ども人口1694万人は前年比マイナス19万人。
前年比マイナス0.1ポイント。
29年連続減少で、1950年以降最低記録を更新。
私の生まれが1952年だから、
私の「売りと儲けの喜び」の年齢も、
この記録の過程に入っていることになる。
日本の商業の従業員数は、1110万5669人。
これは2007年の商業統計のデータ。
このうち、卸売業が352万6306人、
小売業は757万9363人。
日本の人口の約1割、労働人口の約2割が商業従事者。
現在の1694万人の子どものなかの何人が、
そしてどんな子どもが、
商業・サービス業に従事してくれるのか。
アメリカのノーベル経済学者ポール・クルーグマンは言う。
「製造業ではなく、
サービス業の生産性伸び率が低いことが、
アメリカ国民の生活水準が停滞していることの、
最大の原因になっている」
クルーグマンの指摘する「サービス業」には、
「小売業」など消費産業が含まれる。
日本においても、然り。
1694万人日本の子供たちの中の誰が、
サービス業の生産性を高めてくれるのか。
「売りと儲けの喜び」を実体験した子どもたちの中から、
21世紀の人材が登場するに違いないと、私は思うのだが。
<結城義晴>