コーネル・ジャパン最終講座と七夕交流会のフォトレポート
「ドイツんだ? オランダ!」
とは、ならなかった。
今日、未明のFIFAワールドカップ準決勝、
ドイツ対スペイン。
スペインがボールを支配し続け、
ゴールキーパーを中心に守りきり、
1対0で見事な勝利。
ワールドカップの勝ち方はこれだというスタイルを見せた。
さて第1四半期の決算が次々に発表されている。
「流通ニュース」がこまめにとらえている。
「日経新聞」はイオンとセブン&アイ・ホールディングスを象徴的にとらえる。
ここでは、「流通ニュース」から。
イオン/営業利益2.5倍。
セブン&アイHD/第1四半期は海外依存度高める。
ダイエー/売上高7.7%減、営業利益11億。
イズミヤ/第1四半期の当期損失1億1700 万円。
などなどの記事が並ぶ。
特筆すべきは、イオン。
コスト構造改革を推進し、
収益構造を大きく変革、その結果、大幅な増益を達成。
前期から本腰を入れて取り組んだ結果。
そこが大事なポイント。
さて昨日は、コーネル大学RMPジャパン国内最後の講義。
東京・市ヶ谷の法政大学ボアソナードタワー、
その25階イノベーションマネジメントセンターのセミナールーム。
なじんだ教室とも、この二日でお別れ。
第一講座は、田中実講師。
「地域金融機関のCSとホスピタリティへの取り組み」
田中さんは巣鴨信用金庫の元常務。
現在、退任され、CS・ホスピタリティ実践研究所代表。
㈱国際ホスピタリティ研究センター研究ディレクター。
喜ばれる非効率への挑戦。
喜ばれることに喜びを。
利益は後からついてくる。
最後の言葉にも印象深いものがあった。
創業の精神 企業文化
徹底できるか、できないか。
サービスからホスピタリティへ。
第二講座は、結城義晴。
「サービスのマーケティング・マネジメント」
私は、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科で、
サービス・マーケティングを担当している。
9月から始まる後期の講座で、
毎週土曜日に3時間ずつ13回。
39時間分の講義を90分にまとめた。
そして第三講座は、諸江幸祐講師。
諸江さんは、元証券アナリスト。
流通業アナリストナンバー1を何度も獲得した。
現在、㈱YUMEキャピタル代表取締役でコンサルティングに従事する。
テーマは「有効な戦略としてのM&A」
豊富な経験に基づいて、M&Aの基本から応用まで、
丁寧に講義してくれた。
市場縮小時代の経営戦略として、
M&Aは有力な選択肢のひとつ。
しかしこれは、極めて怖い戦略でもある。
そのあたりの注意点がケーススタディを交えて語られた。
最後に、第四講座は、河津司講師。
河津さんは、独立行政法人経済産業研究所総務ディレクター。
コーネル・ジャパン第一期生でもある。
テーマは「システムとしての流通」
まずコーネル・ジャパンから学んだこと。
「自らの常識を疑え。
相手の常識を知れ」
「やらされ感」より「信念」
本論は「流通はシステム産業」であるという主張。
最後に「中国進出は可能か?」というテーマに対する解説。
河津さんの講義で、第一日目は終了。
すぐに全員で、三田に移動。
三井倶楽部で「七夕交流会」。
第二期生、講師陣、関係者が70人ほども集まった。
三井倶楽部到着とともに、
日本セルフ・サービス協会副会長の増井德太郎さんと握手。
現在、紀ノ国屋ファウンダー。
そして早速、副学長としてのご挨拶と乾杯の音頭。
伝説の第一期生に対して、
奇跡の第二期生。
「最後に奇跡を期待したい」。
そして全員で乾杯。
ここから、様々な交流。
途中のご挨拶は、まず第一期生副級長から。
㈱成城石井社長の大久保恒夫さん。
コーネル・ジャパン第二期では講師も務めてもらった。
さらに講師陣を代表して、荒井伸也首席講師。
荒井先生は、裏方の労をねぎらってくださった。
そして会場を提供してくれた三井物産からもご挨拶を頂いた。
食料・リテール本部食品流通部長の柴沼隆之さん。
すべての受講生、講師との話はできなかったが、
みな打ち解けて、とても良い交流会だった。
大久保さんと握手。
横浜市西区北幸2丁目の隣組でもある。
河津さんも、ご苦労様でした。
第二期生の谷康一さんとは扇子仲間。
最後に、中締め。
増井副会長からご挨拶。
そして、一本締め。
解散の前に、記念写真。
まず、第二期生と一緒に。
事務局も入って再び、ポーズ。
講師陣との記念写真。
一年間ありがとうございました。
最後の最後に、第一期の事務局長・大高愛一郎さんと握手。
大高さんは現在、三井物産で商品開発の仕事に邁進。
大活躍で、もしかしたら第一期の中で最もコーネルでの勉強を生かしている人かもしれない。
皆さんの、今後の活躍を心から祈った。
七夕交流会。
来年もよろしく。
<結城義晴>