テキサス・ニューヨーク・ロンドン・パリ旅行のエピローグはコンコード広場
帰ってきました、日本に。
今回は、疲れ切った。体は。
しかし、気持ちは、昂揚している。
なぜか。
いつものように、アメリカも良かった。
激変していて、その激変が、
アメリカのエネルギーを感じさせた。
しかしイギリスとフランスは、
ほんとうに行って良かった。
ついつい、楽をして、
「井の中の蛙」になってしまう。
毎日のルーチンの行動パターンの中に、
埋没してしまう。
それでは、絶対にいけない。
そのことを思い知った。
今朝は、7時起床。
まさに泥のように眠った。
朝陽が昇り始めたパリの景色。
メリディアン・モンパルナス24階の自室から。
飛行機雲がふたつ。
1時間後、街にオレンジ色の光が広がってきた。
左側の高いビルは、パリッ子から不評のモンパルナス・タワー。
ホテルはメリディアン・モンパルナス。
午後1時まで、自室で原稿書き。
担当編集者様、ほんとうにすみません。
ギリギリでした。
それから4時半まで、パリで初めての自由時間。
目的地はあったのだが、どうしても店に足が向いてしまう。
シンプリー・マーケット。
フランス第2の小売企業オーシャン。
年商396億7100万ユーロ。
110円換算で、4兆3638億円。
ハイパマーケットを中心にした企業だが、
街中にスーパーマーケットのバナーを三つ持っている。
その中で、一番店数が多いのがこのタイプ。
それからモノプリ(MONOPRIX)。
フランス第3位の小売業で、
こちらはスーパーマーケットを中核にしたカジノ。
そのスーパーマーケット第1のバナーがカジノだが、
パリ市内にはこのモノプリも多い。
イギリスのテスコでいうところのテスコ・メトロというタイプに似ているが、
最近は洗練された都市型スーパーマーケットとなってきた。
注目のバナー。
それから地下鉄13号線と1号線を乗り継いで、
チュルリー駅へ。
店内に入って食事はしないが、
ちょっとだけ、鰻の野田岩を覗く。
まだ営業していて、ひと安心。
野田岩は㈱商業界のそばに本店を持つ老舗。
故倉本長治主幹が愛用していて、
私も好きな店だった。
私が横浜に㈱商人舎オフィスを設立したら、
なんと偶然に、向かいのビルに野田岩が入っていた。
私にはなじみの深い店。
それがパリのルーブル美術館の脇にある。
パリに来たら、覗いてみて、ひと安心する。
その後、チュルリー公園を散策。
人々がベンチに腰掛けて、くつろいでいる。
私もしばらく、寝そべるようにベンチに座って、
パリの空気を吸った。
「思えば遠くへ来たもんだ」
今日、横浜に帰る。
チュルリー公園は、ルーブルの前庭のようなところ。
ユリウス・カエサルの像。
カエサルはローマ帝国をつくっただけでなく、
ヨーロッパのグランドデザインを描いた。
EUはカエサルの構想に沿って誕生した。
2000年も前に、カエサルがデザインしたからこそ、
フランスもイギリスもドイツもイタリアも、
EUの統合に賛同した。
私も、歴史上の一人を上げよといわれれば、
「ユリウス・カエサル」と答えることにしている。
それからこのチュルリー公園の端にある小さな美術館へ。
オランジェリー・ミュージアム。
建物の前に、ロダンの彫刻がある。
こんな芸術品が、
野ざらしで置いてあって大丈夫なのかと、
心配になる。
オランジェリーは、クロード・モネの睡蓮が有名。
360度の睡蓮の絵画。
それがふた部屋つづいている。
印象派に堪能し、
睡蓮を満喫することができる。
短時間の美術館訪問ならば、
オランジェリーがお薦め。
ルーブルやオルセーは重すぎるし、
時間がかかる。
オランジェリーから、
隣接するコンコード広場へ。
パリの最後はここ。
コンコード広場。
この広場から凱旋門に向かって、
シャンゼリゼ通りが連なる。
1755年から「ルイ15世広場」と呼ばれていたが、
フランス革命の時に、
ルイ16世やマリー・アントワネットがギロチン処刑された場所。
現代のフランスが出発した広場。
私の旅も、コンコード広場で終わり。
その後、ホテルに帰って、トランクを取り出してから、
タクシーでシャルル・ド・ゴール空港へ。
JAL406便で11時間半。
ほんとうにお疲れ様でした。
皆さんありがとう。
レポートしなければならないテーマや材料は、
山ほどある。
今回は、なんとか、このブログにて、
報告・分析を試みたいと思っている。
従って、まだまだ、
つづきます。
よろしく。
今夜は、
ぐっすり眠ります。
おやすみなさい。
<結城義晴>
2 件のコメント
結城先生、本当にお疲れ様でした。
初めての海外視察、それもいきなりロンドン・パリ・・・
長時間のフライト、到着初日からのハードスケジュールにも耐え
私の中で得たものは、SIALの会場より大きかった!
最終日フリータイム
帰国前に、もう一度行ってみたいと思わずにはいられなかったCasino
どこか自社を感じさせる雰囲気に、今行かなければ二度とチャンスはないと
清水の舞台から飛び降りたつもりでの単独視察!
結城先生に、ホテル近くのCasinoを教えて頂き・・いざ!Go
早朝ゆえお客様も少なく、店内の隅々まで視察!
写真もたっぷり確保!最後は店頭にて従業員の方と記念撮影まで・・・
なんと勇気ある行動!と自分でも感心!
こんな感情を抱けたのも、今回のEU視察に参加できた賜物です!
快く送り出して頂いたわが社、社長に感謝です。
ご一緒して頂いたMDD会のメンバー様にもありがとう!
私は先天性?方向音痴でして
大阪市内でも道に迷うことは多々あり・・・
そんな私が、パリ市街を一人で歩いているなんて
想像しただけでも恐ろしい・・・でも歩いてました。
なんて素晴らしい・・・
夕方、コンコード広場で一人ポツンと座っていたら
前から歩いて来るのは結城先生!すごい偶然にまたまた感動!
ただただ感動!結城先生、タイミングが良すぎます。
今回のEU視察は、私にとって大きな自己革新!
教訓!『自ら、変われ!』
ありがとうございました。
小西ゆかり様、ご投稿、感謝します。
大変に有意義な研修でした。
私にとっても。
コンコード広場での偶然の出会い、
ほんとうに驚きでした。
『自ら、変われ!』
これを「蛻変」と言いますが、
以って自戒とすべしです。