コンビニ・百貨店の明暗と全日食躍進チェーン大会での交流
9月のコンビニの既存店売上げは、
前年同月比12.9%プラス。
日本フランチャイズチェーン協会の統計調査月報。
客数は2.1%増・平均客単価は10.6%増。
どちらも22カ月ぶりの伸長。
ちなみに平均客単価は620.0円。
コンビニ最後の月だった。
10月1日のたばこ税増税駆け込み需要による。
一方、9月の百貨店売上高概況は、
前年同月比5.2%マイナス。
これは31カ月連続。
日本百貨店協会の発表。
全国の百貨店92社・260店舗のデータ。
ちなみに中国人を中心とした外国人売上高は18.7%プラス。
コンビニと百貨店の明暗が、
鮮明だった9月。
ただし10月にはコンビニもまっ暗闇となる。
いったいどうなるのだろうか。
さて一昨日、パリから帰ってきて、
昨日は朝から神田へ。
社団法人新日本スーパーマーケット協会。
米国コーネル大学から先生方が来日。
コーネル大学RMPジャパンの第3期公開講座が開講される。
その打ち合わせ。
アメリカ・ヨーロッパから帰国したばかりの私と、
米国から来日したばかりのお二人の先生。
話が弾まないはずはない。
左からロッド・ホークス博士、その奥さん、エドワード・マクラフリン博士。
私の右が、新日本スーパーマーケット協会営業本部長の村尾芳久さん、
FMIジャパン事務局長の中間徳子さん。
もう3回目。打ち合わせは、スムーズに終了。
ホークスご夫妻は、3日前に来日し、
関西を訪問。
通称「関西コーネル」のメンバーと会合をし、
その際、京都の伊藤軒でお菓子を手作りした。
見事な出来栄え?
よほど嬉しかったのだろう、お二人の説明は、
なかなか終わらない。
その後、浦安から品川まで、
マクラフリン、ホークス両先生は、
日本のスーパーマーケット視察に向かった。
私といえば、東京・台場のホテル・グランパシフィックへ。
全日食躍進チェーン大会。
その第9次5カ年計画第3年度。
来年には50周年を迎える日本第1のボランタリーチェーン。
赤いブレザーの加盟店1800店トップが一堂に集う。
午後2時から始まった第1部は記念講演。
㈱大阪綜合研究所代表の辛坊治郎さんの「日本経済の真実」
日本経済の真実だったかどうかはわからないが、
テレビキャスターなりの面白い語り口の講演ではあった。
第2部は、躍進チェーン大会。
大会会長挨拶は、
全日本食品㈱代表取締役社長の齋藤充弘さん。
ボランタリーチェーンの2大事業とは、
「良い商品を加盟店に提供し続ける」事業と、
「良い売り場を加盟店と一緒になってつくり続ける」事業。
後者を「リテール・サポート」という。
しかし「良い商品」を提供すれば、
「良い売り場」ができるわけではない。
ここが最大のポイント。
そこで今年、7つのスローガンが掲げられた。
齋藤さんらしいストレートなスローガン。
大会会長の決意表明の後は、
来賓祝辞。
まず、自民党政権時代の経済産業大臣・甘利明さん。
そして人気の衆議院議員・小泉進次郎さん。
その後、来賓のあいさつの後、大会宣言。
ジュニアボードから福間博哉さんが、
力強く宣言文を読み上げた。
大会宣言の後、休憩。
真っ先に㈱菱食会長の後藤雅治さん。
㈱寺岡精工専務の高野公幸さんと、
商人舎エグゼクティブ・プロデューサーの松井康彦。
日本ボランタリーチェーン協会名誉会長の宮下正房先生と懇談。
㈱商業界社長の榊原清高君が合流。
宮下先生の著書『卸売業復権への条件』が商業界から発刊されたばかり。
ぜひ、手に取ってみてください。
それからコーネル・ジャパン奇跡の第2期生登場。
三井食品㈱執行役員量販営業本部本部長の稲田雄司さん。
第3部祝賀会が始まると、
最初の来賓挨拶は、全農林水産大臣の赤松広隆さん。
その後、田中彰全日食チェーン会長ご指名のサプライズで、
トップマネジメントを退いた皆さんを表彰。
乾杯の音頭は、伊藤ハム㈱新社長の堀尾守さん。
そして怒涛の懇親。
伊藤ハムの堀尾さんと前社長・現相談役の河西力さん。
㈱伊藤園社長の本庄大介さん。
㈱エコス会長の平富郎さんと社長の邦雄さん。
邦雄さんは、帰国したばかりの第8回商人舎USA研修会でご一緒したばかり。
富郎さんとは、富士山の次にキリマンジャロに登ることになりそう。
今回のシアル・ドール・カントリー賞を受賞して、
パリから帰国したばかりの㈱ロッテ副会長・重光宏之さん。
プロ野球パシフィックリーグで、
千葉ロッテ・マリーンズが日本シリーズ進出を決めたばかり。
重光さんにとっては、おめでたいことが重なっている。
そしてかつての明治屋社長の磯野計一さん。
大会会長の齋藤さんと㈱菱食特別顧問の廣田正さん。
UCC上島珈琲㈱副社長の上島昌佐郎さん(私の左)と、
同取締役の郷出克之さん。
郷出さんには、いつも細かいことで、お世話になっている。
㈱寺岡精工社長の寺岡和治さん。
最後の万歳三唱は、アサヒ飲料㈱社長の菊池史朗さん。
その後、全日食チェーン会長・田中彰さんと。
田中さんは齋藤さんと並んで商人舎発足の会発起人のお一人。
そして、全日食チェーン九州協同組合理事長の平田健介さん。
平田さんは、商業界九州同友会のメンバーでもあって、
長いおつきあいをしている。
親しい人たちとの交流。
元気が出てくる。
人との心の交流こそ、
私の元気のもと。
それを実感した日だった。
<結城義晴>