万代の最新「苅田店」260坪に勝手に命名「マンダイ・メトロ」いかが?
昨日は朝一番で、東海道新幹線に乗り込んだ。
富士は、ほんとうにくっきりと美しかった。
富士の山はこんなに爽快なのに、
警察庁が11月の自殺者数を公表。
前年同月比プラス9.6%。
亡き渥美俊一先生の教え。
数値には3つの指標がある。
①増やすもの
②減らすもの
③一定に保つもの
自殺者数は減らすものの代表。
そこで政府は昨年、「自殺対策緊急戦略チーム」を発足させた。
今年2月には、「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を策定した。
今年上半期にはマイナス7.4%の1万5906人。
しかし、7月、8月、一転前年同月を上回り、
とうとう11月は今年最高の上昇率。
13年連続年間3万人を超える自殺者数はほぼ確定。
都道府県別にみると、東京2693人、
大阪1898人、神奈川1682人。
昨日はその神奈川から大阪へ。
㈱万代の大阪・兵庫の店舗視察。
はじめに向かったのは神戸の魚崎店。
近隣にダイエー・グルメシティ、コープこうべをはじめ、
関西スーパー、阪急オアシス、ライフが出店していて、
一大激戦地と化している。
600坪店舗には、ドラッグストアをインショップ化している。
販売登録者を置いて、直営インショップ化の第1号実験店。
いまだ客数が100人に満たないが、
やがてこのショップはスーパーマーケットの必須の部門になるに違いない。
酒売り場が今、当たり前になっているように、
主たる顧客の主婦たちは、
「大衆薬を買うのはスーパーマーケット」と認識するようになる。
神戸から一気に東大阪市に移動して、
万代のドミナントエリアを視察。
万代本社1階にある渋川店。
くそリアリズムの万代の店舗。
この店はその典型で、年商31億円超。
その後、万代本社を突然訪問。
黒田久徳執行役がご案内くださった。
黒田さんはコーネル大学ジャパン3期生でもある。
上がっていくと、
商人舎アメリカ研修会に参加してくれた幹部の皆さんが、
揃って歓迎してくれた。
さらに、南に下って、昨年も訪問した八尾店。
万代最大級の売り上げを誇る店。
100メートル先にアリオのショッピングセンターが見える。
核店舗はイトーヨーカ堂。
強い競合店があることは、
その店を強くする。
もちろん「負けない、負けない」と頑張ることによって、
店は人間のように強くなる。
試練が店を鍛える。
そんな八尾店は、昨年よりも良くなっていた。
最後は、開店2日目の最新・苅田店、260坪。
月曜日の夕方5時ごろ、お客が次々にやってくる。
オープン初日は客数制限をしたほど。
2日目のこの日も、
オープンニングセールに期待するお客の足は途絶えない。
この苅田店、以前は店長一人とパートタイマーだけで運営する80坪の店だった。
その店を閉じて、260坪に増床した店舗をオープン。
だから固定客は付いている。
その固定客たちは待っていた。
この店のオープンを。
そんな雰囲気があふれている。
入口ではジャガイモ1個29円にお客は吸い寄せられていく。
ほうれん草78円も、並べるそばから買われていく。
入口の青果の山型什器は、顧客に一番アピールする売り場。
ここがよくできている。
その入り口青果部門からレジを臨む。
奥主通路沿いの鮮魚部門。
オープンセールでエビの対面販売。
260坪の店とは思えない見晴らしと品揃え。
生鮮・惣菜・日配品はレギュラー店舗と変わらない品揃え。
グロサリーを少しだけアイテムカットした。
顧客にとっては不便はない。
店舗左側が惣菜。
この部門も小型店舗にとって、
必須の部門。
揚げ物も並べるそばから売れていく。
寿司の充実。
量と鮮度が両立した500円。
ごらんください。
惣菜・米飯の売り場。
地域の冷蔵庫であり、なおかつ地域の台所。
それが万代の都市型小型店。
店舗左サイドの日配の売り場。
そして最後はパンコーナー。
平台に105円で食パンが並ぶ。
レジ前のゴンドラエンド。
そしてレジ。
これだけ顧客が殺到しても、
応援部隊を含めて、
極力並ばせることはない。
そのきびきびとしたレジ光景。
万代では名札の字が大きい。
お客さんからわかりやすくするため。
田中さんが写真に写ってくれた。
オープン記念のチラシ。
応援部隊のなかから中村さん発見。
バレーボール日本代表選手として、
2度のオリンピックに出場した。
私の写真撮影姿。
こういう店に出会うと、燃える。
小型店は難しい。
しかし、ここまで充実させると、
明らかに一つのフォーマットになる。
私は勝手にこの店に名前を付けた。
「マンダイ・メトロ」
そう、あのイギリス最大の小売業テスコの都市型スーパーマーケット。
「テスコ・メトロ」の万代版。
テスコは大型のテスコエクストラと、
レギュラーのテスコ・スーパーストア、
コンビニのような小型スーパーマーケットテスコ・エクスプレス、
そして都市型店舗テスコ・メトロをもっている。
テスコ・メトロは300坪で、
イギリスの大都市や地方都市の大通りで十分機能している。
万代苅田店は、まさにこのテスコ・メトロと同等の機能を果たしている。
充実した視察の後は、楽しい宴会。
お疲れ様。
店舗視察の後の酒はうまい。
フグもうまかったが。
何度もこの句を思い出す。
「亡き父よ、店見るたびに見るたびに」
合掌。
<結城義晴>
1 件のコメント
たまたま見つけて拝見しました
25才の男性です
万代は関西一円至る店舗を利用しており
奈良や兵庫大阪三重とトータル100を超す店舗を
利用しております
しかし情けない 各々の店舗の中がどんな風になってたのか
記憶にある店と無い店があります