「ふたたび祈ります」[2011日曜版vol12]
東北関東大震災。
おそろしい地震と津波でした。
ふたたび、
なくなられたみなさまのご冥福を、
おいのりします。
被災されたみなさまに、
お見舞いもうしあげます。
ゲンパツにも、
すこしずつ、ひとつずつ、
安全への努力がはらわれています。
メディアアーティストの八谷和彦さん作、
「おなかがいたくなったゲンパツ君」
[youtubeID:ZUzBvxdnCFM]
ボクもおなかがすいたりしますが、
できるかぎり、がまんしています。
わけあうことが、
たいせつだと、
おもうからです。
Takamasa Matsumotoさんのポスター。
「みんなで分けあえば、できること」
そうです。
分けあう気持ちが、
たいせつです。
ただひとつ、
気になることがあります。
3月17日に糸井重里さんが、
「ほぼにち」に書いています。
「ぼくが、言えないままでいることのひとつが、
ペットの救助や、保護のことです」
「災害があると、ペットもいっしょに巻き込まれます。
ペットというのは『人間』でないものです。
緊急の場面では、人間とペットの間には
一線が引かれることになります」
「正直言って、この問題については、
ぼくはじぶんのことばを持っていないままです。
まだ正解を出そうとして足掻いているのかもしれません」
「でも、幸い、このことをずっとやり続けてる人もいます。
ぼくは、そういう場合は、ただただ、
ひとりの愛犬家として、彼らに協力するのみです」
ユウキヨシハルのおとうさんも、
糸井さんとおなじ気持ちです。
ニンゲンとペットには、
ひとつの線がひかれます。
でも、いまボクは、
おとうさんといっしょ。
いざとなったら、ボクは、
線のむこう側にいなければならないのかと、
おもっています。
でも、こんやは、
被災されたみなさんが、
それを助けようとしているみなさんが、
そして、すべてのみなさんが、
すこしでも、やすらかに、
ねむることができますように。
おいのりします。
<『ジジの気分』(未刊)より>
4 件のコメント
被災地の皆様には心からお見舞い申し上げます。
こういう危機に直面した時は、「人間性」と「強いリーダーシップ」が必要だと痛感します。かつての阪神大震災時も、自分の使命が何かを問いながらも、何かに憑かれたように仕事をしたものです。当時は、流通にたずさわる者としては、本当に困っている、渇望している人々へ商品をお渡しできた時に「ありがとう」と一言、言われただけで、感激したものでした。企業ですから、危機管理は様々用意されているものの、実際にはすべてが正しいことなどは有りませんし、また、直面してはじめて気づくことばかり。しかし、今できる最善の事柄は、流通各社にもある「社是」や「家訓」などを振り返りながら、スピードを持って行なうことだと思います。そのための「社是」や「家訓」で平時には、気にも留めなかったものが、大切なものであるとつくづく感じます。それを、リーダーが踏まえて様々な指示を下せば、うまくいくはずです。流通各社の迅速な対応は、その証ではないでしょうか。日本もそうあってほしいものです。
inoueさま、ありがとうございます。
「社是」や「家訓」、「クレド」などは、
有事の時のこそ活きてきます。
「凡事徹底・有事活躍」
そのために「社是」「家訓」「クレド」があります。
流通各社の迅速な対応に感謝しつつ、
この世界に長くかかわってきた者として、
心から誇りにするものです。
日本の国にも同じように感謝しつつ、
誇りとします。
被災地の皆さまに心よりお見舞いを申しあげます。先週の日曜日、読売新聞緊急夕刊に、避難所で大切な猫ちゃんと一緒の朝を迎えた女性が載ってました。一緒でよかったね、と涙が出る思いでした。でも、あれからどうしていらっしゃるのか案じております。猫4匹と暮らしている私には深刻な問題です。今回は東京は幸いでした。でも次回は何の保障もありません。万一のときの逃げ方、避難所での生活・・・。不安になるだけで、いい方法は見当たりません。
被災地の皆さんに何かお手伝いできることはないかしらと考えながらも、実行にうつせずにおります。でも、ジジくんのコメントで、猫さん、ワンコを抱えている人たちのお役に立てればと思いました。これから情報集めをしてみます。結城さんも、情報がありましたら、是非教えてください。お願いいたします。
dollyさま、ありがとうございます。
万が一、被災した場合のことを考えると、
不安でたまりません。
連れていくことは当然としても、
基本的に避難所ではペットの受け入れがないようです。
震災時には人命が優先されるからです。
また、ペット用に水や食料が配給されることもありません。
自分たちの水や食料と同じように、
ペットのための水と食べ物を準備しておかねばなりません。
さらにケージなどもいつも準備しておくべきでしょう。
家族の一員だから、家族の一員として、
心の準備をしておくしかないのでしょう。
地震のないところに住めないのであれば。
私にも決定的な解はありません。
残念ですが。