結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年05月16日(月曜日)

「企業版サマーターム」導入で毎日、二度の商機が生まれる!

Everybody! Good Monday!
[vol20]

2010年第20週、そして5月第3週。

沖縄・奄美は梅雨入りしましたが、
九州南部で5月末。

常盤勝美さんが好評のブログ「2週間天気予報」に書いています。

「本来この時期、
『梅雨の走り』となる年が多いが、
今年は『五月晴れ』の多い年となりそう」

うれしい予想です。

それでもずいぶん湿気が出てきて、
しかも暑さも少しずつ厳しくなってきました。
東京や横浜でも半そで姿がちょうどいい。
「スーパークールビズ」もありがたい。

そんな季節ですが、まだまだ全国的に、
さわやかに過ごすことができます。

もちろん東日本大震災被災地のみなさんは、
「旧に復する」段階で、
ご苦労されていることと思います。
片時も、忘れはしません。
共に歩むことを決意しているのですから。

今週は本当にうれしいことがあります。
『店長のためのやさしい《ドラッカー講座》』が、
㈱イーストプレスから発刊されます。
見本は今日、手にすることができる。

ありがたいことに、
まだ広告も広報もしていないのに、
もう2000部の一括購読予約が入りました。
発刊前から、2刷り決定のようです。

ありがとうございます。

今日の日経新聞に、
「日立系、『ドラッカー式』で研修」の見出し。

日立インフォメーションアカデミー(東京・品川)が、
ドラッカー研究所のマネジメント研修プログラムを国内で提供する。
同研究所は米クレアモント大学院大学にあって、
マチャレロ教授が開発した「ドラッカーカリキュラム」が、
研修に使われる。

こんなドラッカー・ブームの真っただ中、
私が執筆したのは、小売業・サービス業の店長に向けた本。
誕生したことだけでも感謝したい。

さて、菅直人首相の浜岡原発停止要請の世論調査。

共同通信社の全国電話世論調査では「評価している」が66.2%。
「評価していない」が29.7%。

一方、朝日新聞社の「全国定例世論調査(電話)」では、
「評価する」が62%、「評価しない」は23%。

共同通信社の調査で、
今後原発を「減らすべきだ」は47.0%、
「直ちに廃止すべきだ」6.0%。
「現状の数を維持すべきだ」は38.5%。
浜岡以外の原発は停止しないことについては
「賛成」が57.9%に上った。

国の意思決定であるから、
明確な基準や説明は必要だ。
それに迅速性が要求される。

菅首相の停止要請が唐突だったために、
賛否が論議されたが、
世論調査自体はおおむね評価したようだ。

いつ起こるかわからないが、
確率が高いことに対しては、
「フェイル・セーフ」の原則が必須。
それが可能とならないレベルならば、
すぐさま停止も良し。

ただし、これで終わらない。
原発問題の基本認識をしっかり考察しておきたいし、
議論しなければならない。

内閣府から「1~3月期の国内総生産」の速報値が発表。
中央値は実質ベースで前期比0.4%減
年率換算1.8%減。
個人消費(予測の中央値)前期比マイナス0.3%。
これは東日本大震災の影響。

4~6月期も、減少傾向は続くという予測が多い。
それでも、あの東日本大震災の3月まで含めて、
昨年10月から12月に比してマイナス0.3%。

消費に関して、
そんなに悲観することはない。

私はそう思っている。

さてさて、「企業版サマータイム」
広がりそうです。
ビジネスチャンスもありそう。

イギリスではサマータイム(summer time)、
アメリカではデイライト・セービング・タイム(daylight saving time=DST)。

「現行の時刻に1時間を加えたタイムゾーンを採用する制度」で、
アメリカでの開始日は3月の第2日曜日、終了は11月の第1日曜日。

日本の場合、国がサマータイムを導入するのでなく、
企業がそれぞれに、勤務時間や開業時間・営業時間を、
1時間前倒しする制度となる。

今朝の日経MJ第1面で特集されています。

サマータイムによる1時間の前倒しは、
朝に1時間と夕方の1時間に、
二度の生活変化が起こり、
二度の商機が訪れます。

小売業・サービス業は、
お客様あっての商売ですから、
すべてはお客様次第。

開店時間やピーク時間のサマータイム対応も、
先を争って検討し、展開されることになるでしょう。

もちろんコンビニのように24時営業の店舗も、
サマータイムの生活動態変化によって、
マーチャンダイジングやプロモーションが変わります。
それによってオペレーションも変わります。
ここが大事なところ。

日経MJの二面下段に広告が載っている『食品商業』は、
「元気『朝市』売り切り『夕市』」の特集をしていますが、
これはタイミングの良い企画。

青果部門で藤井俊雄さん、
鮮魚部門で奥田則明さん、
精肉部門で月城聡之さんが、
それぞれ朝市・夕市のノウハウを書いている。
みなさん、元気そうでなにより。

一方、日経MJ一面下段の『チェーンストアエイジ』の広告は、
「お店も、お客も、主役は女子!」
サブタイトルは、
「仕事をつくり、仕事を面白がる。
流通女子のモデルはここにある!」

これだけ大がかりな特集はなかった。

最後に今週の私のスケジュール。
今日は、夕方から立教ビジネスデザイン研究科の講義。
F&Bマーケティング。
今日はレポート課題を出します。

明日は、大阪で寺岡ニューバランスフェアの講演。
午後1時から3時くらいまで、
大阪・梅田のハービス大阪地下2階。
みなさん、おいで下さい。

お会いできること、楽しみにしています。

明日は札幌で、
故庄司昭夫さんお「お別れの会」。
㈱アレフ代表取締役社長。

本当に申し訳ないのですが、
私は参加できません。
商人舎からは、松井康彦が代表して参加します。
㈱商人舎エグゼクティブ・プロデューサー。
㈱商業界前取締役営業統括。

私は遠く、大阪の地にて、
哀悼の意を表させていただきます。

明後日の水曜日と木曜日は、
コーネル大学RMPジャパンの講義。
3月4月と東日本大震災もあって、
講義を中止したので、2月以来となる。
受講生のみなさん、講師の先生方には、
ご迷惑をおかけしました。

今回の講義の場所は、
いつもの法政大学ボアソナードタワー25階です。

水曜日18日の最初が、上田惇生先生の講義。
存分にドラッカーを語っていただき、
受講生は存分に質問を投げかける。
素晴らしい講義です。

私もそのあとで、
サービス・マーケティング・マネジメントを講義します。

ご期待ください。

そして金曜日からアメリカ。
商人舎USA研修会ベーシック・コース。
今回は90名の参加者で、バス2台。

だから現地からは浅野秀二先生、五十嵐ゆう子さんが、
参加してくださって、事務局・ドライバーなど入れると、
総勢100人にもなります。

ラスベガスに居座って、じっくりと勉強します。
準備万端整って、私自身は意気軒高です。

そのまま私は月末まで、
ネバダ州ラスベガスから、
カリフォルニア州サンフランシスコへ。
今回は西側に滞在。

浅野秀二先生とずっと一緒です。

では今週も、
「まだまだ、ひとつずつ、
すこしずつ、いっぽずつ」

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>


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