7・11震災後4カ月、東北も梅雨明け宣言、「明日のために今日を決めよ」
Everybody! Good Monday!
[vol28]
2011年第28週、7月第3週目。
その初めの7月11日。
東日本大震災から4カ月が経過。
NHKの発表。
東日本大震災による死者と行方不明者の数は、
2万0891人。
死亡が確認された人は、
宮城県が9299人、岩手県が4582人、福島県が1600人。
12都道県で1万5547人。
行方不明者は、宮城県2807人、岩手県2247人、福島県286人。
6県で5344人。
1896年6月15日の明治三陸地震は、
2万2000人の犠牲者だった。
それを超えることはないが、
それでも2万人の人々がなくなったり不明だったりする。
心からご冥福を祈りたい。
国政の混沌とは別に、
2200万トンの瓦礫は、
その34%が仮置き場に運ばれた。
現場で働く人々に対しては、
尊敬の念、感謝の気持ちは言い尽くせない。
しかしまだ3分の1かという感慨はぬぐえない。
必要とされる5万戸の仮設住宅敷設にも、
一応の目途が立った。
先週の土曜日に梅雨明けした地方が多い。
九州北部は平年より10日、
関東甲信は12日、北陸は15日早い。
いずれも昨年より、8日早かった。
そして今日、
東北地方が「梅雨明け宣言」された。
平年よりも2週間早い梅雨明け。
梅雨の期間は20日間と、
観測史上二番目の短さ。
短い梅雨の後の、
真夏の始まり。
「ふくしまのシールのメロン買ひにけり」
<日経俳壇・枝澤聖文>
梅雨明け後の生活の節目は、
今週末の土曜日曜に続く月曜「海の日」の三連休。
そのあとが来週木曜日の21日、土用の丑。
夏休みは「海の日」の後にスタートする。
私が勤める立教大学では、
7月22日が最終講義。
だから今週は、
「夏休み直前の週」ということになる。
今週から特に、
ウナギや焼肉など、
こってりとしたものが食べたくなる。
「スタミナ」という言葉自体、
時代遅れの感は否めないが、
体がそれを欲するのだから、
自然体で、スタミナメニューを食べるのもよいだろう。
staminaは英語で「元気、精力」の意。
メタボリック・シンドロームや健康・痩身などがもてはやされているから、
スタミナは一番のテーマではなくなったかもしれないが、
それでもこの季節、一番に欲するものだ。
ここはウナギや焼肉、
思う存分に食べたい。
こう書いているだけで、
なんだか食欲がわいてくる。
先週の日本経済新聞社が、
2011年上半期(1~6月)の社長交代状況を調査した。
上場企業、および規模が一定以上の非上場有力企業が対象。
社長交代企業は前年同期に比べ27社減って686社。
新社長の平均年齢は56.6歳。
前年同期(56.7歳)とほぼ同じ。
年齢別では50歳代の比率が46.8%。
これは約5ポイントの上昇。
一方、60歳代は37.8%で、約4ポイント減。
40歳代は11.7%で、約2ポイント減。
私が㈱商業界の社長に就任したのは、
2003年8月。
51歳の時だった。
先週木曜日、夜、やはり50台で今年、
新社長になった大久保恒夫さんと懇親。
㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長。
そして㈱セブン&アイ・ホールディングス取締役。
大久保さんは、2003年、
47歳で㈱ドラッグイレブン社長、
2007年、51歳で㈱成城石井社長。
いずれも見事な手腕で、
V字改革を果たした。
コーネル・ジャパン「伝説の第1期生」にして、
第2期、第3期は講師を務めてくれた大久保さん。
ハンバーグ専門店「ぐーばーぐ東銀座店」で会食。
セブン&アイ・フードシステムズが運営する注目の新フォーマット。
ぐーばーぐは、
100%の牛肉を使って手こねでつくるハンバーグをメインに、
洋風オリジナルメニューをリーズナブル価格で提供する。
透明の仕切りの向こうに厨房が見える。
その厨房では、オーダーを受けてからハンバーグを手で成形。
鉄板で供されるアツアツのハンバーグは、
空気を含んで、ふっくらとして、肉汁がたっぷり。
業態開発部新業態チームの山田豊さんが、
出来たてのハンバーグを丁寧にカットしてくれた。
思わず、箸が伸びる。
美味しいハンバーグと冷たいビールで、
話はどんどん弾んだ。
ハンバーグは大衆的「スタミナ・メニュー」の代表。
不況になると必ずハンバーグは良く売れる。
ハンバーグレストランも繁盛する。
さて、この会食で、2つのことが決まった。
ひとつは、秋の商人舎アメリカ視察研修会の件。
10月28日(木)からの8日間、
ダラス、ワシントンD.C.、ニューヨーク。
大久保さんが講師として参加し、
ともに視察し、特別講義をしてくれる。
商人舎2011秋のspecialコースとして、
近々詳細を発表する予定。
今年秋の商人舎アメリカ研修会は、
盛り上がります。
さらにもう一つ。
年末に、結城義晴と大久保恒夫の「2人のビッグショー(?)」
これは東日本大震災チャリティ・コンサート。
二人で歌い、語ります。
乞う! ご期待。
先週金曜日には、
㈱紀文食品からお二人が商人舎に来社。
マーケティング室長の三橋清仁さんと、
商品開発室商品企画三部部長の山本真砂美さん。
年末商戦の「年神様」のプロモーション提案の報告をしてくれた。
梅雨明けしたばかりだが、
もう今秋や今年末のことが企画されている。
今週は、東日本大震災チャリティセミナーが2会場で開催される。
明日の7月12日(火)12:30~17:00、
会場は福岡サンパレス。
講師は大石益代さんと山口茂さん、水元均さん。
明後日7月13日(水)12:30~17:00、
会場はリーガロイヤルホテル東京。
こちらの講師は日野佳恵子さん、村井哲之さんと、水元均さん。
私はどちらもスケジュールが入っていて、
残念ながら参加できません。
悪しからず。
東京大会には立教大学大学院・結城ゼミの佐藤康裕さんが、
ボランティアで参加する予定です。
今月の商人舎標語。
「明日のために今日を決める」
「明日のために」は、
もう、どんどん進んでいる。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>