七五三とボジョレ・ヌーボー解禁の今週、プロ野球「経営評論家」坂井保之からドラッカーに至る
Everybody! Good Monday!
[vol46]
2011年第46週。
11月第3週。
最終52週まであと7週間。
カウントダウンは、「セブン~!」
今日の東京・横浜は、
この季節にしては、
驚くほど過ごしやすい。
しかし「常盤勝美の2週間天気予報」によると、
今週の「前半から半ばにかけて、
日本付近は冬型の気圧配置となる」
つまり上空にやや強い寒気が流れ込んで、
寒くなる。
それはそれで季節の変化で、
よろしい。
今週のイベントは、
まず明日の15日(火曜日)が七五三。
「しち・ご・さん」と読むように。
福岡の人たちも「ひち・ご・さん」ではありません。
七五三は、「子供の成長を祝う年中行事」。
いいですね。
男の子は3歳と5歳の年、
女の子は3歳と7歳の年に、
成長を祝って神社・寺などに詣でる。
確か女の子の7歳は、
小学校1年生で、
だから私たちの頃には、
七五三の日は女子だけ「学校を休んでよろしい」
といった了解があったように思う。
いまは知らないが。
もう、50数年前のことになるが、
でも、女の子がちょっとうらやましかった。
現在は親や子よりも、
ジジババのほうが張り切っていて、
しかもまだまだ若くて経済的にも豊かな団塊ジジババで、
だから「一点豪華・よりどり選択的」な七五三になるのだろう。
それはそれで、良しとしよう。
昨日、一昨日の日曜・土曜から、
そんなことが進んでいて、
団塊ジジババは元気いっぱいのことだろう。
それから今週木曜日の17日は、
「ボジョレ・ヌーボー解禁日」。
午前0時から始める店もあって、
この日の深夜はなんだかワクワクする。
私もこのワクワクに参加したいものだ。
週末ではなく、
週中にこういった催しがあるのは、
悪くないと思う。
「何でもかんでもウィークエンド」なんて、
つまらない。
しっかり仕事して、そのうえで、
七五三やボジョレ・ヌーボー解禁を楽しむ。
それがいと思う。
さて、私の今週。
結構、忙しい。
月曜日の今日は夕方から、
立教大学大学院サービス・マーケティングの講義。
「クレド」の発表です。
みなさん、よろしく。
火曜日の明日は夕方から、
「ライフコーポレーション50周年記念感謝の夕べ」。
帝国ホテル孔雀の間で開催される。
清水信次会長にとっては、
格別のものだろう。
大正15年生まれの清水さん。
話題の渦中にある渡辺恒雄読売巨人軍会長と同い年。
ちなみに亡くなられた渥美俊一先生も、
同年の大正15年生まれ。
ナベツネ氏と同じ東京大学卒業。
渥美先生は法学部、ナベツネ氏は文学部哲学科。
同じように読売新聞に入社し、
渥美先生は「商店のページ」を担当して、
流通業界に大義を見つけた。
ナベツネ氏はジャーナリズムに身を置いた。
清水さんは商売に生き方を見出した。
今日明日の段階では、
清水・渡辺、
明暗くっきりといったところ。
比較する意味もないが。
水曜日・木曜日は、
コーネル大学リテールマネジメントプログラム・オブ・ジャパン、
最後の補講。
第3期生が参集して、
サミット ミナノ分倍河原店で、
レイバースケジューリングの実習。
コーネル・ジャパンで最も人気のある講座のひとつ。
今年で最後になるが、
サミット㈱の皆さんには、
田尻一社長以下、
大変お世話になった。
心からお礼申し上げたい。
金曜日は、
日本チェーンストア協会主催のパネル・ディスカッション。
16時~17時30分まで、東京・八方園。
タイトルは「東日本大震災からの教訓と課題」
私がコーディネーターで、パネラーは、
㈱イトーヨーカ堂取締役専務執行役員・竹田利明さん、
三菱食品㈱取締役専務執行役員・中嶋隆夫さん、
そして日清食品㈱代表取締役社長・中川晋(すすむ)さん。
そう小売業、卸売業、製造業の代表がパネラーで、
東日本大震災のときの活動を報告し、
今後の対応を提案する。
協会関係者の皆さん、
是非、ご参加ください。
そして土曜日は、
立教大学が入試のためキャンパスに入れず、
結城ゼミは中止。
その代り、「二人のビッグショー」のリハーサル。
これをやっておかないと、
とんでもないことになる。
さて、今日は新聞休刊日。
それでもテレビなど、朝から喧しい。
ライフコーポレーション清水さんと同年の渡辺恒雄球団会長と、
読売の独裁者に楯突いた清武英利球団代表のニュース。
「プロ野球日本シリーズの直前に、
こんなことをぶち上げてけしからん」と、
どの番組もいいながら、
このニュースを丁寧に、面白おかしくいじくる。
それでいて、昨日、この日本シリーズに、
中日ドラゴンズが二連勝したニュースは、
どこへやら。
朝日新聞編集委員の西村欣也をはじめ、
硬派のスポーツジャーナリストの二宮清純など、
そうそうたる顔ぶれがこの事件にコメント。
しかし、私は坂井保之が秀逸だと思った。
坂井は、ロッテオリオンズ、西武ライオンズ、
そして福岡ダイエーホークスで球団代表を歴任。
オリオンズでは東映の永田雅一、
ライオンズでは西武鉄道グループの堤義明、
そしてホークスではダイエーの中内功。
それぞれ一癖二癖あるオーナーたちに対して、
球団代表として対等にやりあった。
結果として、米国メジャー・ベースボール方式の経営改革を、
日本プロ野球においてやり遂げた。
日本野球機構でも要職を務め、
現在、プロ野球経営評論家。
プロ野球の「経営」評論家というところがいい。
坂井の見解は、一言でいえば、
「ゼネラルマネジャーの役割を、
明確にせよ、強化せよ」
ここでピーター・ドラッカー先生。
「マネジメントの三つの役割」
①自らの組織に特有の使命を果たす。
②仕事を通じて働く人たちを生かす。
③自らが社会に与える影響を処理するとともに、
社会の問題について貢献する。
ナベツネもキヨタケも、
どちらもマネジメントである。
この三つの役割を反芻すべきだろう。
そしてもう一つ「組織づくり」。
「あらゆるマネジャーに共通の仕事は五つである」
①目標を設定する。
②組織する。
③動機づけとコミュニケーションを図る。
④評価測定する。
⑤人材を開発する。
ドラッカー先生は強調する。
「人は、企業の所有物ではない」
ずいぶん寝たのに、
時差ぼけが治らず、
5時くらいから目が覚めて、
朝のニュース番組を梯子した。
そしてやはり坂井保之からドラッカーに至る。
朝早く起きた分だけ、
この気持ちが強まった。
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。
今月の商人舎標語。
では、みなさん。
Good Monday!
<結城義晴>