「惣菜のわかる八百屋塾」講演テーマ「2012商人讃歌!雨ニモマケズ」
昨日、今日。忙しい。
私にとって、今日の立教大学大学院の論文審査会が、
ほんとうの正月明け。
結城ゼミの7人が卒業論文を提出した日が、
まずは年明けだったが、
今日、報告審査会が開催され、
一人ひとりがプレゼンテーションして、
論文が認められた。
1年間の肩の荷が下りた。
みんな、ほんとうに頑張った。
おめでとう。
私は、無性にうれしい。
こんなにうれしいことはない。
さて昨日は、朝、7時50分ののぞみに乗った。
席について、コートや上着を脱いでいるうちに、
丹沢が見えてくる。
高校時代に「ひこばえ」の仲間と登った。
神奈川県人にとっては、身近な山。
それから小田原、熱海を過ぎると、
すぐに雄大な富士の姿。
昨日はとりわけ、くっきりと雄姿を現してくれた。
それから、いつものようにニュースを拾っているうちに、
静岡、豊橋、名古屋を過ぎ、関ケ原付近。
猛吹雪。
カラリと晴れた丹沢や富士。
一転、雪景色。
彦根あたりを過ぎて、京都に近づくと、
吹雪はなくなったが、穏やかな雪景色。
これも、いい。
日本の国が、ますます好きになる。
京都で新幹線を降りて、
近鉄に乗り換える。
奈良県に入り、
平端で、出迎えてもらって、
フルックスグループへ。
いい会社です。
もともとは青果仲卸会社。
いわゆる二次問屋。
しかし今は、日本有数の青果惣菜会社。
工場はコンピュータ管理されている。
そしてオペレーションは、
プロダクト・マネジメント。
一流メーカーの工場やスーパー・チェーンのプロセスセンターを、
国内外含めてずいぶん訪れた。
しかしフルックスの工場はそれに引けをとらない。
青果仲卸が業態転換をして、
中食ビジネスに「蛻変」した。
それがフルックス。
そのフルックスが主催する「惣菜のわかる八百屋塾」。
私は特別講師。
始めに㈱三晃社長の黒田久一さんがご挨拶。
それから私にとっては旧知の古田基さんが講演。
古田さんはこの塾の常連講師。
その後、私が講演。
大阪市内から、滋賀県から、もちろん奈良県からも、
130人を超える人々が集まってくれた。
「2012商人讃歌! 雨ニモマケズ、風ニモマケズ」
それがテーマ。
私の講演が終わると、
試食会。
黒田久一社長とかたい握手。
日本の中食業界にイノベーションを起こし続ける逸材。
最後まで残ってくれたメンバーと写真。
最後の最後は田中文夫さん。
関西在住27年組。
このブログの常連投稿者。
いい勉強会だった。
奈良県平端での一日。
イノベーションは僻地より生まれる。
そんなことをつくづくと感じた。
奈良県平端を僻地と呼ぶのは大いに失礼だけれど。
私はこういった地方で講演するのが、大好きだ。
もちろん東京や大阪の超一流ホテルで、
1000人も集まったところでの講演も、いい。
しかし、地方講演には、何とも言えない感動がある。
昨日は、話している私が感動していた。
ご清聴を、心から感謝したい。
みなさん、良い週末を。
<結城義晴>
2 件のコメント
結城先生へ
近鉄橿原線の「平端」の地名への郷愁からコメントします。
私は「平端」駅から「筒井」を経て近鉄郡山駅で下車して県立郡山高校へ毎日通学していました。
田んぼの中を走る近鉄電車に揺られ、遠くに大和三山を眺めつつ通学したことが昨日のように思い出されました。
平端に全国的な企業が誕生したことをお聞きして嬉しい限りです。
いまちゃん、コメント、ありがとうございます。
平端の思い出、いいですね。
三晃という会社、フルックスグループ、
どんどん成長して、もっともっといい会社になります。
私も楽しみです。