イオン㈱岡田元也社長発言「東北は成長地域に変わる」
3月11日。
明日、
あなたは何をしていますか?
私は、今日から、
立教大学新座キャンパスの太刀川記念交流会館。
ビジネスデザイン研究科の結城ゼミ、
その2012年新年度のキックオフ・ミーティング。
新ゼミ生7人と、
結城ゼミのOB・OGが集まって、
研究に対する考え方や方法をレクチャーし、ヒアリングする。
集まって、議論したり、交流したり、
絆を確かめながら、3月11日を迎える。
私は「モノを考え、モノを教える」役目を果たしながら、
東日本大震災が起こった同じ日を過ごそうと思う。
亡くなられた方々のご冥福を祈りたい。
さて日経新聞の「人こと」欄に、
イオン㈱岡田元也社長が登場。
その発言が衝撃的だ。
「ビジネスモデル自体が変わった」。
震災後に消費トレンドが変わるとか、
商品が変わるとか、
売り方を変えよとか、
さまざまな論議がある。
しかし東日本大震災のあとには、
被災地とその付近で、
「業態」や「フォーマット」の変化、変貌が起こる。
例えばドラッグストアが食料品、それも生鮮食品や日配、惣菜を拡充。
コンビニエンスストアでは主婦や高齢者の顧客が増加。
だから、「東北での事業展開は
既存業態にとらわれていては対応できない」。
そんなところから新しいフォーマットが誕生する。
私はそう思う。
岡田さんが語った場は、
仙台市で開かれた従業員の集い。
東北地方に関して、「市場として飽和感があった」が、
復興投資で「東北は成長地域に変わる」。
岡田さんは、こう強調。
この日は東北エリアの新卒内定者が80人、参加していた。
彼らに対するエール。
「被災地での仕事は、
人々の命を支える小売りの原点を学べる。
恵まれていると思ってほしい」。
私も、思う。
東北の子供たちは、きっといい大人になる。
東北の新入社員は、いい知識商人になるに違いない。
さて、先週末に行ってきた台湾旅行。
結城ゼミ3期生の修了旅行。
観光編をちょっとだけ紹介。
まず、台北101。
行ってみると、
上の方は雲に煙っている。
高度382メートル。
89フロア。
下界も煙って、
見えにくい。
しかし下に降りてきたら、
なぜか、ピカピカの晴れ。
残念。
中正紀念堂。
中華民国(台湾)の建国者・蒋介石の史跡。
台湾では「蒋中正」と呼ばれる。
だから中正紀念堂。
蒋介石の像は、
ワシントンのリンカーン記念堂とそっくり。
自由広場の両側には戯劇院=オペラハウス(左側)と、
音楽庁=コンサートホール(右側)。
紀念堂の反対側に、
自由広場。
中正紀念堂を背景に写真。
自由広場の門を背景に写真。
さらに国立故宮博物院。
美術品数合計60万8985件。
世界四大博物館のひとつ。
こちらのロビーには孫文の像。
ここでも写真。
新北市にある淡水区。
ウォーターフロントの観光地。
ここで舟に乗って、対岸に渡る。
そしてムール貝の専門店。
極めて美味。
ここでも写真。
最後は九吩。
映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなった観光地。
ノスタルジックな坂の街。
この街で最も見晴らしの良い店。
おいしい中華料理と台湾ビール。
一番最後の写真は、ホテルで。
全聯福利中心の初貴民さんを囲んで。
台湾は、「世界で一番日本のことが好きな国」。
みなさんも、いちど、訪れてください。
私がお薦めします。
観光もよいし、流通小売り・サービス業の勉強にもなる。
では。
<結城義晴>