第12回ジャパンドラッグストアショー開幕、食品関連ブース増え続ける
昨日まで晴れ渡って、
花粉が飛びまくっていたのに、
今日は雨。
私は東京・目白の椿山荘へ。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱社長の西川明宏さんと、
打ち合わせ。
私はこの会社の非常勤取締役。
西川さんの豊富な人脈と広くて新しい情報には、
いつも勉強させられる。
2時間近くも熟談して、
「王様は裸だ」と言い切った子供のことを思い出した。
ヘンリー・ミンツバーグは、言っている。
「真の研究者は、裸の王様に向かって、
『王様は裸だ』と叫ぶ子供に似ている」
西川さんと私とで、
それができるかもしれない。
この後、椿山荘で、
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の、
2011年度謝恩会。
みんなに「おめでとう」を言う時だ。
さて、昨日
第12回ジャパンドラッグストアショー開幕。
16日(金)から18日(日)までの3日間。
ところは千葉県の幕張メッセ、
主催は日本チェーンドラッグストア協会。
今日のこの雨で来場者が減っているか。
ちょっと心配だが、
それでも今日からは一般来場者を迎える。
減ることはない。
日本チェーンドラッグ協会は、2011年4月1日現在、
正会員172社、賛助会員221社、学校会員などを含めると463。
正会員のドラッグストアは総売上高4兆5438億円、店舗数1万4895店。
昨年はショー初日の3月11日、
あの東日本大震災に見舞われ、
中止を余儀なくされた。
今年は、満を持しての開催。
だからこそ、今年のテーマは、
「セルフメディケーション宣言!~がんばろう日本!
ドラッグストアでつながる家族の元気!日本の元気!」
トレード向けの初日の会場は、ごらんの通り大盛況。
幕張メッセの4~8ホールに、366社1235コマが展開された。
国内のメーカー・商社に加え、韓国からも23社が出展。
何より目についたのは、ドラッグストアショーでの食品関連のブース。
ドリンクバーを展開する三菱食品ブース。
日本アクセスは、生鮮から日配まで、フルラインの展開。
日酒販ブースも大展開。
このあたりまるで食品フェアのよう。
岡村製作所は食品展示の什器をアピール。
もちろん、ヘルスケア、ビューティケア、介護などのブースは、
本来の充実ぶりを示す。
ユースキン製薬も元気な展示。
王子ネピアのブースでは、
大人用おむつを使った介護の実演講習。
人を集めていた。
エステーは、バンドがブースやぐらの上で、
派手なプレゼンテーションを展開。
人目を引いたのがこのブース。
タワーブースの上部に商品を張りつけて、
カラフル。
そしてプラネット・ブース。
ビジネスセミナーも行った。
テーマは「商品のDBの活用と展開について」
初日の昨日の18時からは、
記念のレセプションパーティ。
はじめに、第12回ジャパンドラッグストアショー実行委員長のあいさつ。
浦上晃之㈱ゴダイ代表取締役社長。
そして日本チェーンドラッグストア協会会長の関口信行さんの挨拶。
㈱龍生堂本店代表取締役社長。
来賓祝辞は、はじめに、経済産業省から、
商務流通グループ流通政策課長の佐合達矢さん。
続いて厚生労働省からは、
医薬食品局総務課薬事企画官の山本史さん。
6年制課程となってから初の薬剤師が今年、誕生する。
現場での指導と経験の蓄積の必要性を訴えた。
例年、レセプションパーティの挨拶は長いことで有名。
しかし今年は、的確な時間配分だった。
(社)日本薬剤師協会会長の児玉孝さん。
日本OTC医薬品協会会長の吉野俊昭さん。
大正製薬ホールディングス㈱会長兼社長の上原明さん。
私も、みなさんのご挨拶を拝聴した。
韓国ブース出展社を代表して、
チュンチョンナムドボリョン市からゼン・ユンシュさん。
最後は、衆議院議員の樋口俊一さん。
ヒグチ産業㈱代表取締役社長。
乾杯は、 ゼリア新薬工業㈱社長の伊部幸顕さん。
今年はやや短くなったが、
来賓の挨拶が終わると、懇親。
㈱キリン堂会長兼社長の寺西忠幸さん。
83歳になられるが、
矍鑠(かくしゃく)として、会社と業界を引っ張る。
㈱サッポロドラッグストアー社長の富山睦浩さん。
㈱丸大サクラヰ薬局の櫻井清社長。
㈱ぱぱすの根津孝一社長。
樋口さんとは同年。
ますます政治家としても本物になってきた。
食品業界、スーパーマーケット産業には、
「ドラッグストア産業の樋口俊一」が登場していない。
それも一つの問題だと、私は考えている。
経済産業省の佐合さんと握手。
㈱大木の松井秀夫社長。
商人舎発足の会発起人のおひとり。
花王カスタマーマーケティング㈱の髙橋辰夫社長。
そして㈱プラネット社長の玉生弘昌さんと黒岩昭雄常務と。
玉生さんも商人舎発起人のおひとりで、
西川さんが社長を務めるカスタマー・マーケティング㈱のオーナー兼相談役。
そして㈱マツモトキヨシホールディングス会長兼社長の松本南海雄さん。
協会発足とともに会長となり、10年間、
業界の改革を牽引。
現在、協会名誉会長。
最後の最後は、協会事務総長の宗像守さんと固い握手。
私の同志。
ショーの裏方をすべてを仕切ってのご活躍、
ご苦労様です。
1年前の2011年3月11日、
第11回ジャパンドラッグストアショーの初日、
あの東日本大震災が起こった。
だから1年後の3月11日ももちろん震災1年後だが、
私にとってはドラッグストアショー初日も、
震災1年後という感慨がある。
その1年後のジャパンドラッグストアショー。
食品ブースがどんどん広がっていることが特徴。
食品は人々のライフライン。
だからこそ、ほとんどの業態で、
ライフライン商品として品揃えされ、扱われる。
それをこの展示会で、実感させられる。
もちろん薬品、化粧品、日用品も、
ライフライン商品群であることは変わらない。
しかし食品分野の競争激化は止まらない。
日米欧の共通の潮流である。
< 結城義晴>