中国の景気減速、ふたつの見方と万代ドライデイリー会懇親会
消費増税法案、可決。
消費増税を柱とする税と社会保障の一体改革関連8法案。
今日、午後、衆院本会議で、賛成363票、反対96票で可決。
消費税率は2014年4月に8%、
2015年10月に10%に
引き上げられる。
問題の民主党の反対票は、
小沢一郎元代表や鳩山由紀夫元首相ら55人以上。
欠席・棄権を含む造反者は約70人。
これは毎日新聞とYahooの速報。
小沢・鳩山、何をするのだろうか。
さて、警察庁の調査。
全国の企業の株主総会。
水曜日の28日に約900社が開催予定。
10年前はなんと2000社超だったというから、
それでも少しずつ分散はしている。
私も今日は、
非常勤取締役を務めるCCLの第12回定時株主総会。
カスタマーコミュニケションズ㈱。
無事、総会を終えて、取締役会。
西川明宏社長、
米倉裕之取締役、そして私が再任。
井上美智雄取締役が退任し、
川崎清さんが新しく非常勤取締役に就任。
川崎さんは㈱プラネット常勤監査役。
井上さん、ご苦労様でした。
プラネットの副社長に専念し、
井上さんのさらなる活躍がまた、はじまる。
4年前、同時に取締役に就任し、
いろいろとお世話になりました。
ありがとうございました。
さて昨日のブログで、
万代ドライデイリー会での講演会を報告した。
講演は、2時30分から110分。
300枚を超えるスライドを紹介しながら、
中国流通業に学んだこと、学ぶべきことを一気に語った。
1000名ほどの万代経営幹部、お取引先が集まった場での講演は、
いつもながら、力が入った。
そうしたら今日の日経新聞『大機小機』。
「中国の景気減速をどうみるか」のコラム。
見方は大きく2つに分かれる。
「1つは、中国の政策対応が慎重だったというもの」。
例えば金融緩和に関しても、中国は「小出しにとどまってきた」。
その理由は、中国指導部が、
「高成長の『ひずみ=格差拡大』に対する低所得層の反発を
強く意識している」からだろうか。
もう1つは、
「中国の成長力自体が低下し始めた」という判断。
こちらの方がそら恐ろしい。
私も納得するけれど、
中国は「一人っ子政策」を続けてきた。
その結果、確実に「生産年齢人口比率が低下に転じる」。
その時期は迫っている。
コラムニストは、
「中国がこれまでの高成長からの屈折点を迎えている」とも語る。
その中国、「今月初めに政策金利を引き下げ、
いよいよ本格的な景気刺激に乗り出した」。
一つ目の見方ならば、
「世界経済のエンジンが動き出す」ことになる。
欧州にも日本にも、これは朗報。
一方、ふたつ目の中国の高成長の屈折点という見方では、
欧州、米国、日本、そして、
世界経済全体の低迷が長引く。
コラムニストは、
「どちらが正しいか、
その答えは遠からず明らかになるだろう」。
しかし私は、どちらかと言えば、
前者の考え方を支持するものだ。
日本にも世界経済にも、
中国の景気刺激策は、
朗報だととらえたほうがよろしい。
「遠からず明らか」と見ようが見まいが、
明らかになるなら早い方がいい。
さて昨日の続き。
万代ドライデイリー会は講演会のあと、
恒例の部門別上海小売業報告会。
私は、デイリー部会に参加して、発表を聴講した。
上海流通の小売業の最新マーチャンダイジングなどを、
各自、自らの仕事に引き寄せて語る。
この会は、毎回、こうした発表の場を設けて、
学んだことを全員で共有する。
これが、とてもいい。
そして、6時半からは、全員が着席しての懇親会。
会を代表して、開会の挨拶をしたのは、
ケイ低温フーズ㈱社長の龍首文昭さん。
そして30分間の食事タイム。
20分が過ぎるあたりから皆、そわそわと動き出し
あっという間に、会場は、
名刺交換、挨拶の場に化し、ご覧の通り。
加藤徹社長、山下和孝副社長の前はごった返し。
その山下副社長と握手。
その合間に、
5月20日に行われた万代ファミリーフェスティバルの映像が流れ、
私は、ついこの間のことだが、懐かしく見入ってしまった。
AKB48のダンス・パフォーマンスも、
遠い昔のことのよう。
あれから、本当に忙しかった。
そして、中締めは、
㈱日本アクセス執行役員大阪支店長の赤井慎一郎さん。
万代ドライデイリー会副会長。
赤井さんも上海視察組。
「結城先生のブログは気をつけろと聞いてはいたが、
上海でコーディネートしてくれた美形のシンさんとの写真は、
いろいろと問題になってしまった」と、会場を沸かせてくれた。
締めは、㈱万代執行役員の磯田雅人さん。
大阪締め。決まった!
加藤徹社長とも金屏風の前で記念ショット。
今月の商人舎標語。
「前向き・上向き・外向き」
人の組織が、
全体でこのマインドになると、
強い。
それは企業も、国家も。
<結城義晴>