ジジとロンドン・オリンピック[日曜版2012vol31]
おはようございます。
おとうさん、おとうさん。
ジジです。
あれが、はじまってますし、
あれも、きてますよ。
あれは、オリンピック。
もうひとつのあれは、
ニュース・ペーパー。
ほら、これです。
はやく、おきてください。
ロンドン・オリンピックの開会式は、
過去最高だったそうです。
ハイライトは聖火入場。
聖火点火。
その聖火が、
空中にうきあがりながら、
ひろがっていく。
そして、また、
ひとつになる。
まんなかに聖火。
すばらしい。
それからすぐに、競技がはじまった。
チャールズ皇太子。
ロンドンの森のなかをはしる自転車競技。
ワクワクしてきます。
ニッポンの期待がかかるサッカー。
なでしこジャパンは、
金メダルをねらっています。
それからもう銀メダルをもらったひとがいます。
女子ウェイトリフティング。
ミヤケさん。
おめでとう。
それからとてもおおきな期待がかかるもの。
体操。
ウチムラくん。
おとうさんも、小学校から高校まで、
体操、やってました。
だからウチムラくんのすごさ、
よくわかります。
でも、ウチムラくん、
ちょっと、しんぱい。
はじめは、しっぱいばかり。
でも、きっと、
やってくれます。
ウチムラくんだけではありません。
おとうさんは、
ニッポンの若者に、
期待をかけています。
メダルをとっても、メダルはとれなくても、
ニッポンの若者たちはみんな、
たんたんとしつつ、
どうどうとしているにちがいありません。
そのたんたん、どうどうを、
しずかにみている。
それがこれからの12日間です。
<『ジジの気分』(未刊)より>