成田からダラス15時間、講義3時間弱で経営戦略と商品戦略を語る
テキサス州ダラスに到着し、
長い長い一日が終ろうとしている。
その間に、兵庫県甲子園球場では、
大阪桐蔭学園が硬式高校野球大会の春夏連覇。
準優勝もこれまた光星学院で、
こちらは昨年の夏、今年の春夏と、
三期連続準優勝。
東北の学校の甲子園優勝は成らなかった。
それでも、すごい記録。
さてその甲子園決勝が行われているとき、
私は、横浜から成田に向かっていた。
いつものように横浜の街が、
温かく見送ってくれた。
今回のアメリカ視察は、
三井物産㈱主催の米国視察トップセミナー。
トップマネジメント向けに設計した研修会。
私はメイン・コーディネーター。
8月23日13時に成田空港第1ターミナルに集合。
チェックインを終えると、レストランの個室で結団式。
集まるや否や、全員が名刺交換。
結団式の司会は、今回の企画責任者の堀田安紀さん。
三井物産食料・リテール本部食品流通部部長補佐営業統括。
初めに主催者を代表して、
中山裕之さんがご挨拶。
食品事業本部食品流通部長。
もちろん、中山さん、堀田さんをはじめ、
三井物産からは6名が同行。
三井食品㈱からも3名。
私と現地コーディネーターの浅野秀二先生、
それに添乗員を入れて、総勢38名。
全員の紹介のあと、
すぐに私からの視察ガイダンス講義。
1時間ちょっと。
作成したテキストを見てもらいながら、
アメリカの概況と視察のポイントを簡潔に説明。
経営幹部として何を学ぶべきかを話した。
ウォルマートは「完全復活」。
そのウォルマートにできないことをやり遂げる企業群。
テキサス州は昨年に続いて、
干ばつの大不作。
リック・ペリー知事は、昨年、嘆いた。
「3日ほど雨乞いをしなければならない」
しかし今年は1週間の雨乞いが必要だ。
それでもアメリカ小売業のイノベーションは、
休むことがない。
「コーネル・ジャパン奇跡の2期生」の稲田雄二さんが、
見送りにきてくれた。
三井食品首都圏量販部長。
ありがとう。
講義が終わると、すぐに出国ゲートへ。
「では、ちょいと、行ってきます」
そう言い残して、デルタ航空622便に搭乗。
機体はすぐに太平洋上へ。
10時間半で、ミネアポリス空港到着。
そこからまたデルタ航空国内線に乗り換え。
2時間半ほどで、見えてきましたダラスの街。
私は7月中旬にも、
このダラスに来ている。
いま、最もエキサイティングな流通視察地。
ダラス・フォートワース空港から、
宿舎のクラウンプラザへ。
そして休む間もなく、
現地での第1回目の講義。
6時半ちょっと前から始めて、
8時13分まで。
経営戦略編と商品戦略編の一部を、
一気に語った。
店を1店も見ないうちに、
成田とダラスで3時間弱の講義。
ちょっと頭でっかちになったか。
しかし明日からは、ピーター・ドラッカー先生。
“Practice comes first!”
その後すぐに、夕食懇親会。
はじめの挨拶と乾杯の音頭は、
廣瀬舜一さん。
㈱ホームインプルーブメントひろせ代表取締役社長。
テーブルごとに、つつがなく食事をし、
酒を酌み交わしす。
あっという間に、中締め。
その音頭は、
岩下良さん。
㈱レッドキャベツ代表取締役社長。
見事に一本決まって、
お開き。
長い長い一日が、
終ろうとしている。
私は部屋に帰ってから、
このブログ書き。
でも、考えてみると、
8月のダラスは私、初めてだと思う。
「ダラスの熱い日」。
何かを期待させる。
大いに楽しみではある。
(つづきます)
<結城義晴>