テキサス州ダラス、2012年「ハロウィンの1日物語」
10月31日、テキサス・ダラス。
ハロウィンの1日。
商人舎USA研修会スペシャルコースの視察2日目。
ダラス・ギャラリアの東洋系の女の子。
アフリカ系の男の子の兄弟。
ハロウィンを楽しむ。
子供も大人も。
このマインドが、いい。
ギャラリア入口で、
視察団全員の写真。
このスーパーリージョナルショッピングセンター、
中央にアイススケートリンクがある。
一方、ハロウィングッズ売場で、はしゃぐ子供たち。
ウォルマート・スーパーセンター。
ウォルマートは早仕掛け、早仕舞い。
レジの上にも、
「HAPPY HALLOWEEN!」
ウォルマートではインタビュー。
アシスタントマネジャーのユスフさん。
ハンディターミナルも写真撮影。
その万能ハンディターミナル。
この店に50台あって、マネジャーたちが、
売場チェック、商品チェック、発注作業などに活用する。
こちらは、店のなかをうろつきまわる若者たち。
ハロウィンの日には、何か、
エネルギーを発散させたがっている。
ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。
この店も早仕掛け、早仕舞い。
スプラウツ・ファーマーズマーケット。
店頭でレクチャー。
「一丁目一番地」に、
ハロウィンプレゼンテーション。
「レスベラトロール」を販売する女性。
そしてトレーダー・ジョー。
一丁目一番地には、木が生えていた。
クルーたちがハロウィンの扮装をして、
こころから楽しんでいる。
オウムと女性海賊。
悪乗りの浅野秀二先生とダンス、ダンス。
チェッカーの陽気なおばちゃん。
そしてスーパーマン登場。
わざわざ胸の名札は「クラーク・ケント」と変えている。
ここでもインタビュー。
大切なのは「integrity」と語ってくれた。
セーフウェイの傘下にあるトムサム。
こちらもあまり変化を見せない売り場。
ホールフーズ。
プレゼンテーションは芸術的。
アルバートソン。
魚売り場の臭いは耐えられない。
ボックスストアのアルディ。
ハロウィンでも店の表情をまったく変えない。
ドラッグストアのCVSファーマシー。
夕方6時、レジに顧客が並んでいる。
調剤部門にも行列。
ハロウィングッズ売場。
こちらも早仕舞い。
ダラーストアのダラー・ツリー。
だらだらっと、ハロウィンを迎える。
ハロウィンを楽しんだ店、
ハロウィンでカスタマーを楽しませた店、
残念ながら盛り上がらなかった店、
いずれもとにかく、10月を締めくくった。
みんな、みんな、ご苦労様。
ハロウィン前日の夜、
ステーキハウス「トレイル・ダスト」へ。
夕食懇親会。
今回のスペシャルコースの団長は重田博さん。
㈱ユニーバース取締役商品部長。
その重田さんの乾杯の後は、懇親。
私もビールを2本。
。
500gのTボーンステーキを平らげ、いい気分。
会の終わりごろには、
11月に誕生日を迎える団員への、
ケーキのサプライズプレゼント。
さらに男性には、ネクタイの贈呈。
もちろん、首に巻いた瞬間に、
カーボーイハットの女性がやってきて、
あっという間に半分にカットしてしまう。
荒くれ男が集まる南部のレストランに、
ネクタイを締めて気取ってやってくる北部の者は、
容赦なくネクタイを切られる。
カットされたネクタイは、
店内にずらりと並べられている。
その半分になったネクタイを締めているのが
㈱サンエーの新城健太郎さん。
左が㈱TRY&TRUSTの岩下達彦さん。
事務局の亀谷しづえさんも祝ってもらった。
最後に全員で記念写真。
こうして最初の夜は、
心地よい疲労と満腹感で、
皆、熟睡した。
最後に、安島英城君とホテルの前で写真。
開けて2日目の今朝、
ハロウィンの1日の始まりは、
講義からだった。
7時45分には、全員が、
元気にセミナールームに参集。
セミナーの前に、名刺の交換会。
そして8時からは、第1回セミナー。
第1部は結城義晴の講義。
経営戦略を学ぶこのスペシャルコース研修会の基本的な7つの考え方。
商業近代化の歴史から始まって、
アメリカ小売業の潮流から学ぶこと。
さらにローカルスーパーマーケットのドミナント戦略、
非上場企業の優位性など、
アメリカ小売業を取り巻く最新の課題を語った。
90分では、全く足りない。
バスの中でもずっと話し続けるが、
座講で集中して教えたいことは山ほどある。
研修ツアー中3回のセミナー。
まだまだ結城の問題提起を全力で語ります。
ついてきてください。
第2部は、特別講師のメリッサ・フレミングさんの講義。
HEB元副社長。
通訳は浅野秀二先生。
HEBのウォルマート対策責任者として
販促やPB開発にその力を発揮した。
商人舎specialコースではいつも、
メリッサさんを招いて、レクチャーしてもらう。
現在マーケティング会社の経営をしているだけに、
情報が最新で、分析が的確。
この日は、ハロウィンに合わせ、
黒い羽根の大型ハットをかぶって魔女風に登場。
お茶目でかわいらしい女性だ。
メリッサさんの毎年のレクチャーは、
アメリカ流通業界の最新動向から始まって、
自分の経験したHEBのウォルマート対策まで。
これが実に、素晴らしい。
現在でも、つまりどんなときでも、
どんなエリアのどんな競争にも、
通用する考え方。
孫子の兵法に通ずる。
それがメリッサさんが採用した対ウォルマート作戦。
かつて私が『食品商業』編集長の頃、
「いわき10キロ圏の攻防」という大特集をつくった。
歴史に残るほど大好評の企画だったが、
この時に福島県いわき市の㈱マルト商事が採った戦略が、
HEBのウォルマート対策と同じだった。
メリッサさんのレクチャーは、
最後はプライベートブランド商品政策で締める。
この考え方は、私のPBへの見解と一致している。
メリッサさんを囲んで、
全員で写真。
そして最後に二人の講師。
私が持っているのは、
ウォルマートが新発売したPB。
「ワールド・テーブル」
朝の講義のあと、
怒涛のハロウィンの店巡り。
私にとっても、
忙しい中で2012年の10月が終わった。
旅はまだまだ続く。
<結城義晴>
2 件のコメント
結城先生へ
テキサス州ダラスからのブログ大変興味深く拝見しました。
ウォルマートのハンディターミナルは素晴らしいIT技術のようですね。
過日のTV番組カンブリア宮殿でも「トライアル快進撃の理由」を取り上げ、自社開発したハンディターミナル(中国の現地で精華大学等の超一流卒の200人の若者がプログラムを開発して、店舗からの改善要望に答えて日々進化している)活用して、売場チェック、商品チェック、発注作業以外にも、パートさんのレイバースケジュールや、店長がハンディターミナル間の通信で売り場の補充指示を社員に出す等することで、人時生産性を高めている模様が紹介されていました。
いまちゃん、ご返事遅れ、恐縮。
元気でやっていますが、
ちょっと疲労気味。
回りには風邪を引いた人が増えてきて、
移らないようにしています。
今、ニューヨーク。
エキサイティングな街で、
元気を取り戻します。