タイ小売業の体系とトレンドをつかんで、帰国します!
いま、バンコク・スワンナプーム国際空港。
素晴らしい空港。
これだけでもバンコクが国際都市として、
一流になったことを示す。
チェックインを終わらせて、
そのタイ航空のラウンジ。
やっとたどり着いた。
今日は朝からゴルフ。
名門のナワタニ・ゴルフコース。
メンバーは前田仁さんと小阪裕介さん。
32度の灼熱のコースを、
スルーで回って、
そのコースの素晴らしさ、
メンテナンスとホスピタリティに満足。
その後、ダウンタウンで最後の視察をした。
ロビンソン百貨店のトップス・スーパーマーケット。
さらに最後の最後に、
タイ式オイルマッサージへ。
これをしなけりゃ、バンコクに来た意味がない。
体中をジャスミン・オイルでもみほぐして貰って、
視察とゴルフの疲れをとり、
最後にゴキゴキと背中の骨を全部鳴らして終了。
気持ちよかった。
疲れがふっ飛んだ。
その後、JTBバンコク支社のシニアマネージャー前田健登さんと会って、
6月と7月のタイ小売業視察ツアーの打ち合わせ。
お疲れ様。
それから空港へやってきた。
広大な空港のANAのラウンジを探し当てたら、
20時30分でクローズ。
ブログのアップをラウンジでしようと考えていたので、
大ショック。
その後、駆けずり回って、
タイ航空のラウンジを探して、
ギリギリ、間に合わせ程度のブログ。
申しわけない。
ということで、昨日予定していたタイ小売業視察レポートは明日に。
再び申し訳ない。
タイの小売業界は、
1997 年の経済危機をきっかけに、
勢力図が大きく変わった。
それ以前に進出していた外資企業は、
大丸、そごう、伊勢丹、東急百貨店、
さらにジャスコ(現イオン)、ファミリーマートなどの日本企業。
しかし通貨危機をきっかけに、
欧米系外資企業が躍進。
イギリスのテスコロータスや、
フランス・カジノ系のビッグCが、
本格的に市場参入し、
現在、ハイパーマーケット市場は外資の独占状態。
カルフールもビッグCに売却して撤退。
百貨店は、大丸が1990 年、
そごうが2001 年に撤退した後、
セントラルやザ・モールといったタイ企業と、
地元百貨店が市場をけん引している。
百貨店とハイパーマーケット、
それにセブン-イレブンをはじめとするコンビニ。
スーパーマーケットは、
高級タイプしかないと言ってよい。
日本の昭和30年代初めと言ったところか。
ただし空港をみてもわかるように、
高度成長の消費と経済があるから、
昭和30年代と現在が交錯している。
「後進の先進性」を現出させている。
ここにイノベーションの芽も生まれてくる。
私は、それを考察し、
伝えたいと考えた。
そして同時に、
中国、韓国と違和感をもたざるを得ない今日、
タイという国との交流は、
私たちの国際的存在価値をも見直させてくれる。
いい国だ。
大切な国だ。
つくづくと思いつつ、帰国する。
〈結城義晴〉