超多忙な1日・13人と対話、5・31「ハーバード・リテール教室」開催
商人舎magazine。
結城義晴帰国記念サービスで、現在、
デジタルブックリーダーを、
無料公開しています。
紙の『月刊商人舎』と網の『商人舎magazine』、
その融合。
それが㈱商人舎が提供する
新しいジャーナリズム。
この紙の『月刊商人舎』は、
網の『商人舎magazine』内でも、
デジタルブックリーダーで、
ページをめくりつつ読むことができる。
もちろん
年間〈本体価格1万8000円+税〉を払って、
購読者にならねば読むことはできない。
それをプレ創刊号の4月号では、
無料で見ることができる。
商人舎magazineの特徴は、
IDとパスワードを、
1冊当たり5人に提供すること。
従って、1人当たり年間3600円、
1人当たり月間300円の購読料となる。
月に300円。
そのデジタルブックリーダー無料公開中。
プレ創刊号だから、
結城義晴の主張を込めさせていただいた。
主張したいこととは、
「ポリティカル・マーチャントたれ」。
尊敬する故渥美俊一先生の反省。
「チェーンストア産業づくりの過程で、
政治的活動を軽視してしまった」
「士農工商」の序列を引っ繰り返すには、
ひとり1人の商人が、
政治的な見識を持ち、
行動しなければならいと思う。
「政治的商人」、
すなわちポリティカル・マーチャント。
「政商」ではない。
政商とは政府や役人と癒着して儲ける商人。
ポリティカル・マーチャントは、
国民として正しく政治に参画し、
社会のために明確な主張をする商人。
前にも書いたが、
ファーストリテイリングの柳井正さんが、
『現実を視よ』という本を書いたが、
これはポリティカル・マーチャントの態度のひとつだ。
儲けることしか考えない、
儲けることしかできない商人は、
21世紀の時代には尊敬もされなければ、
存続もできない。
安全安心、環境、地域、教育、
産業構造の在り方などなど。
それらに自分なりの考察をつづけ、
自分なりの見解を持つ。
そういえば、
ファーガル・クインさんは、
上院議員だった。
アイルランドのスーパークイン会長。
まさに、ポリティカル・マーチャントだった。
そういった思いが『商人舎プレ創刊号』には、
強く込められている。
デジタル・ブックリーダーで、
『月刊商人舎』をお楽しみいただきたい。
『商人舎グランド創刊号』は、
5月10日発売。
鋭意、編集中。
最も重要な営業政策の特集を準備中。
乞う! ご期待。
そして読者大募集中。
その網の『商人舎magazine』、
今日のWeekly商人舎は、
毎週木曜日の「林廣美の今週のお惣菜」。
「お肉たっぷり大盛りミートソース」。
Daily商人舎は、
2本の結城義晴ピックアップニュース。
①西友PB「みなさまのお墨付き」500品目を追加
②ユニクロ、メルボルンSCに出店、海外14カ国目
毎日、更新する商人舎magazine。
Monthly、Weekly、Dailyの3要素を持つし、
「フォトギャラリー」と「データ」の資料ページも、
徐々に充実していく。
よろしく。
さて今日の結城義晴は朝から大忙し。
まず10時から、
国際電話会議。
来月5月31日(金)開催の、
「リテールセミナー2013」の打合せ。
サブタイトルは「在庫と小売りを科学する」。
通称『ハーバード・リテール教室』
日米欧の最新情報を、
半日セミナーで紹介するという内容。
経営トップを対象にした招待セミナー。
電話会議は、セミナースピーカーがそれぞれに、
主催者のゴードン・ブラザーズ・ジャパンへ電話をつないで、
ミーティングを行うというもの。
アメリカから参加したのは、
アナンス・ラーマン教授。
ハーバード・ビジネス・スクール。
ラーマン教授は小売りビジネスにおける
サプライチェーンマネジメント、
オペレーショナルマネジメント、
インベントリー・コンロール研究の第一人者。
「リテール・サプライチェーンとインベントリー」をテーマに
在庫コントロールのノウハウと、
米国流通業の最新事例を話してくれる。
日本からは、
㈱ジョイフル本田社長の矢ヶ崎健一郎さんと、
私、結城義晴が参加。
矢ヶ崎さんは同社の在庫・物流戦略を語ってくれるし、
私は日米チェーンストアの最新動向と、
現在、最も重要と考えているポジショニング戦略を、
存分に述べるつもりでいる。
会議の進行と通訳は、
ゴードン・ブラザーズジャパンの
増田春彦社長が務めてくれた。
電話会議は約1時間。
お互いの自己紹介に始まり、
セミナー当日の発表内容を確認し合い、
さらには、日米小売業の質問をぶつけあった。
英語で議論されたこともあって
集中しなければならず、
本当に疲れた。
でも充実した1時間だった。
この「ハーバード・リテール教室」は、
今回初めて開催されるものだが、
私は企画段階から参加し、
全面協力している。
すでにチェーンストア企業のトップ、
関係する卸、メーカーのトップの皆さんに、
招待状が送られている。
まだ、返事をいただいていない方がいる。
ぜひお急ぎください。
いいセミナーにします。
是非、ご参加ください。
昼食を終える間もなく、
午後は㈱紀文食品の面々が来社。
はじめは、販促カレンダー企画へのアドバイス。
右から、営業推進室営業販促部部長の福本篤英さん、
執行役員社長室副室長の山本真砂美さん、
㈱豊珠興産LSI事業部チーフマネジャーの中尾崇司さん。
1時間半、びっしりと話し合った。
入れ替わるようにやってきたのが、
営業推進室の幹部の皆さん。
小売業の業態からフォーマットへの動き、
ポジショニング戦略の必要性などをレクチャー。
右から、執行役員室長の飯嶋雄次さん、
営業企画部マネジャーの鈴木博樹さん、
副室長兼営業企画部長の緑川善三さん。
そしてここでも山本さん。
今日は山本さんが大活躍。
腰を据える間もなく、
急ぎ、池袋の立教大学へ。
結城ゼミ5期生への研究指導。
足立幸一さんと塩田木綿子さん。
各自が研究テーマにそった文献を収集し、
先行研究を調査しだした。
このスタートが大事。
皆頑張ってほしい。
細野直樹さん。
アメリカから帰国したのが火曜日。
なんだか遠い昔のような気がする。
今週から来週にかけて、まだまだ忙しい。
『月刊商人舎』の取材やインタビューが目白押し。
講演も2本。
ありがたいことだが、
さすがに疲れがたまっている。
でも、ここが踏ん張り時。
「九州男児の肝っ魂をご覧に入れよう」
と、高杉晋作のように、
大見えを切ってみる。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
結城先生へ
デジタルブックリーダー(無料公開版)を拝見しました。
「消費増税と商人の正義」特集の清水氏が語る、
日本における消費税の導入決定のプロセスは、政治の裏面史と言うか、
商人がこのように政治的な見識で語った事は寡聞にして知りませんでした。
結城先生が言われる「鳥の目・虫の目」で今回の消費税の増税問題を考えた時、
大変示唆に富む優れたインタビューで感動いたしました。
ありがとうございました。
いまちゃん、いつもありがとう。
清水さんの語りとそのインタビューを、
高く評価してくださって、
心からありがたいと感じました。
これからも、がんばります。