日産ゴーン「日本は世界の中心に戻ってきた」とコミュニケーション
日産自動車のカルロス・ゴーン社長。
「円高の是正は称賛に値する。
アベノミクスは正しい方向だ」
そして言い切った。
「日本は世界の中心に戻ってきた」
これはうれしい。
日経新聞『私の履歴書』。
今月はプロゴルファーの岡本綾子。
ストレートな語り口が、
実にいい。
米国女子プロトーナメントで、
1987年に賞金女王になった岡本の、
その理由がわかる。
今週火曜日の連載第7回。
女子ソフトボール実業団の大和紡績に入って、
エースピッチャーとして日本一になった岡本。
「ソフトボール部には
『禁酒・禁煙・禁男』の規則があったが、
私は全部破っていた」
この後、ゴルフに転向するが、
常に自分の道を突き進む。
迷いはするし、
行き当たりばったりだが、
自分を見失わない。
岡本らしさを喪失しない。
それが、実にいい。
さて昨日は学習院ビジネススクールで講義。
今日は、本拠地立教で、結城ゼミ。
雨の東京・横浜。
池袋の立教キャンパスも雨にぬれるが、
それが若葉をもりもりと引き立たせる。
立教大学の象徴・蔦の絡まる本館。
蔦と芝。
そして雨。
こちらも立教の象徴・第一食堂。
レンガと蔦と雨。
右手には私の研究室があるマキムホール。
キャンパスを歩く学生も、
傘をさして急ぎ足。
菫の花が雨に優しく打たれる。
雨の日
(鈴木順子作詞 未曽司作曲)
雨の日は
お部屋にひとり
鶴折りながら
ないてます
雨の日は
赤い傘
くるくるさせて
歩きます
ああ、
雨の日は
小さな草が
可哀そう
血を流す
雨の日は
お部屋にひとり
鶴折りながら
ないてます
鈴木順子は天才詩人。
未曽司は結城義晴のペンネーム。
立教キャンパスは、
優しい。
新緑がどんどん、
深まっていくのが、
日々、わかる。
冬の間、
刈り取られた銀杏の枝に、
葉が茂り始めた。
その生命力に感動する。
結城ゼミは、
ゼミ生それぞれの、
この1週間の研究の進捗状況を報告し合う。
意見を言い、場合によっては、
ディスカッションずる。
私は「カスタマー・リレーションシップ・マネジメント」を解説。
ちょうど月刊『商人舎』創刊号の特集。
「ニッポンCRM元年!!」
一人ひとりの研究や仕事は、
最先端の理論やテーマと深く関連している。
それから私の講義は、
ピーター・ドラッカー。
「目標管理とコミュニケーション」
コミュニケーションは期待である。
コミュニケーションは要求である。
コミュニケーションは情報ではない。
今週も忙しかった。
月刊『商人舎』と『商人舎magazine』の創刊。
仙台でヤマザワ共栄会講演、
東京・目白で学習院マネジメントスクールの講義、
立教ではF&Bマーケティングと結城ゼミ。
来週は火曜日からアメリカ・ラスベガス。
第13回商人舎USA研修会Basicコース。
しかし、
本当のコミュニケーションがあれば、
疲れは吹っ飛ぶ。
ありがたいことだ。
みなさんも、よい週末を。
〈結城義晴〉