「酒と痛風の基礎知識」と知識商人の参院選割引キャンペーン
今朝、突然、
痛風の発作が出た。
左足親指付け根。
〈汚い足の写真でゴメンナサイ〉
「かわいい孫が歩いてくる振動すらも痛い」
こう喩えられる病気。
私に通風が出たのは、
㈱商業界社長就任2年目の2005年。
会社の改革に連日連夜明け暮れて、
激務の上にひどくストレスが溜まり、
はじめて痛風の発作が出た。
松葉づえをついて、
休まず会社に通った。
次が2010年10月末。
商人舎を発足させて2年。
立教大学大学院・結城ゼミ合宿初日に出て、
二日目の朝、私だけ早退した。
この時も、
ハードワークの末の
痛風発作だった。
2010年10月は、
米欧出張が2週間超、
コーネル大学RMPジャパン第3期を立ち上げ、
そのほかの講演も多数。
極めつけは10月末の29日・30日、
「神奈川・東京・埼玉・千葉16店駆け巡り」研修会。
忙しい日々を送るとその結果、
食事は不規則になる。
食べる量も、食べる内容も配慮せず、
そのうえ運動不足に陥る。
それが警告信号となる。
不思議なことに、
この2010年10月の商人舎標語は、
「良く噛んで食べる」だった。
私のなかで、何か、
予感があったのかもしれない。
この2010年には、
商人舎ホームページの結城ゼミブログで、
佐藤大輔君が丁寧なレクチャーをしてくれた。
反省を込めて、
読者の皆さんにも参考になるだろうから、
全文掲載。
結城ゼミのための「お酒と痛風の基礎知識」
2010年11月7日(日曜日)
お酒好きの結城先生が痛風だということですので、
お酒メーカーの人間として、
お酒と痛風の基礎知識を書かせていただきます。
痛風の一番の原因となるプリン体ですが、
お酒の種類によって全く異なります。
①蒸留酒全般
(焼酎・ウイスキー・ブランデー・ウォッカ・ジン・カルヴァドスなど)
ほとんどプリン体は存在しません。
普通に飲んで大丈夫です。
②ワイン
あまり気にしなくても大丈夫です。
③日本酒
多少危険度がアップしますが、それほど問題ありません。
④ビール類
プリン体のカタマリです。
避けたほうが良いでしょう。
プリン体は麦芽に由来していますので、
麦芽比率の低い発泡酒や第3のビールのほうが、
普通の麦酒よりはマシです。
どうしても飲みたい場合は、
キリンビールから「淡麗W」という
プリン体99%カットの発泡酒が発売されています。
まとめると危険度は、
蒸留酒全般<<<<<ワイン
<<日本酒<<<<<<<<<~∞~
<<<<<<<<<ビール類
といった感じですので、
ビール以外の酒はガンガン飲んでください。
ただし、これはあくまでも酒単体のはなしですので、
日本酒を飲んでウニやトロの刺身を食べたり、
シャブリを飲んで生牡蠣を食べたりしたら意味はありません。
そういえば、キリンビール時代(佐藤君はキリンビール出身)には、
痛風持ちの先輩が多かったです^^;
それでは皆様、お体をお大事に。
〈by 佐藤大輔〉
私がこれに返礼を書いている。
佐藤大輔様
丁寧にありがとうございます。
心して、酒をたしなむことにしましょう。
痛風に関しては、毎日、
副作用のないといわれる薬を飲んでいます。
だからそれを飲んでいる限りは、痛みは出ません。
忙しくて、薬を飲み忘れたり、
精神的なストレスがたまりにたまってくると、
どうも急に痛みが出るようです。
そして、精神的ストレスをためないようにする特効薬が、
酒です。
痛風とストレスと酒(ビール)とは、
「酒=痛風」
「ストレス=痛風」
この二つの関係とともに、
「酒=ストレス解消(=マイナス・ストレス)」
があって、話はややこしくなります。
だから「酒&薬≠痛風」
「酒≠ストレス」
この二本立てで痛風に対処する。
これが私の作戦です。
もちろん、尿酸値が少ない酒の楽しみ方という佐藤さんのご助言、
無視するつもりはありません。
悪しからず。
〈by 結城義晴〉
この作戦も効果を発揮せず、
2度の痛風経験の反省も生きず、
三度目の痛風。
しかし藤中整形外科に行って、
患部に注射してもらい、
血液検査をしてもらい、
薬を5種類、大量にもらってきて、
それを飲み、
夕方まで静養したら、
ずいぶんよくなった。
医者と神様、
そして周辺のみなさん、
特に佐藤大輔君に、
心から、感謝。
明日から、活動します。
ちょうど2週間後の8月1日13時から、
「24時間見放題キャンペーン」
まだ、購読者になっていない皆さん、
お試しキャンペーンです。
是非ご覧ください。
そして会員になってください。
1カ月1500円(税抜)、
1年で1万8000円。
ひとりの購読者に4人の仲間。
IDとパスワードは5人に差し上げます。
だから一人1カ月300円、
1年3600円。
今日のWeekly商人舎は、
木曜日「林廣美の今週のお惣菜」
冷やし麺シリーズ③
A+B=新商品
凄くいい提案です。
ちなみに昨日のWeekly商人舎は、
猪股信吾の「勝手に企業サイト拝見」
いつも面白い。
昨日はスマホで「かき氷」を検索。
結果はどうなったのか。
今日のDaily商人舎は、
①ヤフー・アスクル・ヤマト連携で「当日配送」
仮想商店街ヤフーがスピーディに通販する。
②カナダ最大SMが最大ドラッグストア買収
ロブローがショッパーズ・ドラッグ・マートをM&A.
4兆円のフード&ドラッグ企業誕生。
日米加、ネットは進化し、
企業統合が進む。
さて今日は、
商業経営問題研究会。
通称RMLC。
座長の私は痛風で、急きょ、欠席。
本当に申し訳ありませんでした。
商人舎ゼネラルマネジャーの亀谷しづえさんが、
代表世話人の高木和成さんとともに、
仕切ってくれました。
ありがとう。
内容報告は明日。
最後に日経新聞社会面から。
昨日のブログの終わりに書いた。
「参院選挙を、
販促のテーマにするくらい、
知識商人は貪欲であっていい」
そうしたら今朝の記事。
「2013参院選投票率アップ、
商店街も応援」
「21日投開票の参院選に合わせ、
各地の商店街や飲食店などで、
投票した人に割引サービスをする動きが広がっている」
拍手、拍手。
第1の事例は、「センキョ割」キャンペーン。
「選挙に行った人に、
大盛りか温泉卵を無料でサービスします」。
横浜市青葉区の弁当店「COMA-DERI」。
これは投票者向けの割引キャンペーンで、
名づけて「センキョ割」。
横浜市内の74店が実施、
35歳以下の有権者が対象で、
7月21日~8月4日の約2週間。
つまり投票日のあとの企画。
だから今からでも真似ができる。
事前告知は必須だけれど。
顧客は、投票所の入り口などで、
自分の写真を撮ってそれを提示する。
すると割引される。
期日前投票の人も対象。
旗振り役は㈱ワカゾウ。
発想は、「投票率が低い若者が選挙に行く後押しをしたい」。
「36歳以上の人でも、
若者と一緒なら割引を受けられる。
選挙に誘うきっかけにしてほしい」。
第2は、NPO法人ドットジェイピー東海支部。
これは名古屋市内の大学周辺の店で、
割引が受けられるサービス。
投票すると、選挙管理委員会から「投票済証」が発行される。
これを見せるとサービスを受けることができる。
名古屋大学・南山大学などの学生11人が、
協力店を募って活動。
第3は、那覇青年会議所。
主に那覇市内の51店で割引キャンペーン。
こちらも、「投票済証」を渡す。
「2人以上で5000円以上飲食すると1000円引き」などの割引。
地域の情報誌と組んで広報活動をしている。
「投票率アップと
地元商店街活性化の
一石二鳥」
それが狙い。
以上のケースには、
先駆けの存在がある。
2004年の参院選の早稲田商店会。
エコステーションの取り組みで全国的に有名。
そのリーダーの一人が、
同商店会相談役の安井潤一郎さん。
全日食チェーン加盟店の稲毛屋オーナー。
2005年の衆議院選で自民党東京比例ブロックから立候補、
当選して、衆議院議員を1期務めた。
その安井さんの発案で、
選挙割引キャンペーンが始まった。
早稲田商店会は今回の参院選でも、
20店舗以上が割引キャンペーンを実施する。
安井さんは語る。
「9年前は選挙管理委員会に
『好ましくない』と小言を言われたが、
今は『ご協力感謝します』と逆になった」
商売をする人たちが、
投票率を上げることに、
商売や仕事を通じて貢献する。
素晴らしい知識商人。
そんな人たちは、当然ながら、
自分が投票行為をしなければ、
理屈が合わない。
かくて、小売りサービス業従事者、
投票率が上がる。
選挙に行こう!
投票しよう。
そこんとこ、ヨロシク。
〈結城義晴〉