8月商人舎標語と土用二の丑作戦、「イオン歴史館」訪問
昨日8月1日の商人舎magazine。
「24時間見放題キャンペーン」。
過去最高のアクセス数を記録しました。
ありがとうございました。
次の見放題キャンペーン予定は、
来年のお正月のお年玉のとき。
ご期待ください。
その時点では、
10カ月分の大量の情報が詰まっています。
『結城義晴の文章法・訓練法』というのを、
立教で教えています。
㈱商業界の編集長時代から、
部下に教えていた内容を、
ずっとブラッシュ・アップしたもの。
そのなかに、
「文章力の高め方」という項がある。
第6は、読書量によって、執筆力が変わる。
第7は、執筆量によって、力量はさらに変わる。
第8は、毎日書く。
第9は、Eメール、携帯メールの文章、
仕事の文章、手紙も、おろそかにするな。
第10は、長い原稿を書く。大量に書く。
そして第11は、1万時間書く。
これは「書くこと」の訓練法。
しかし同じ方法は、
「読むこと」にも使える。
毎日読む。
長いものを読む。
大量に読む。
1万時間読む。
読むことの達人になるための方法。
その時、
商人舎magazineは大いに役立つ。
この[毎日更新宣言ブログ]も、
もちろん読むことの訓練にはなる。
しかし大量に読むには、
商人舎magazineも加えるのがいい。
大いに勉強にもなる。
ブログが入門的な内容を示しているとするならば、
Magazineは専門的な世界を描いている。
だから是非、
月刊『商人舎』の読者になってください。
こちらが⇒申込み。
よろしく。
さて8月の商人舎標語。
「ポジショニングしよう!」
ポジショニングとは、
位置を定めること、位置づけ。
ターゲット顧客の心の中に、
的確なイメージを築き上げること。
マーケティングのSTP。
セグメンテーション、
ターゲティング、
ポジショニング。
その決めの作業が、
ポジショニング。
8月は、
お客様の心の中に、
自分の店、自分の商品、
自分の仕事ぶりを、
刻みつけよう。
それが、
「ポジショニングしよう!」
よろしく。
さてさて、明日は、
8月3日の二の丑。
今年は土用丑の日が二度ある。
その二度目。
二度目のチェレンジでは、
顧客が初めの購買体験をもっている点を、
前提としなければならない。
一の丑で成功した店は、
強みを最大限生かす。
その上で、必ず、
プラス・アルファの要素を、
一つ付け加える。
一の丑で失敗した店は、
一の丑で成功した店に徹底的に学ばねばならない。
チェーンストアなら企業内の成功店に学ぶことができる。
もちろん他社他店のケーススタディがあれば、
それを学んでもいい。
しかし自分の会社の他の店に学ぶのが、
一番いい。
全ての店が、
全滅ということはない。
どこかの店は、
いい結果を示しているはず。
そこから学ぶ。
学び続ける。
今日は一日中、横浜商人舎で、
月刊『商人舎』最後の校正作業。
夕方、東京・池袋の立教大学へ。
昨日に続いて、
MBAIntensive2013の講義。
立教大学ビジネスデザイン研究科と、
日経Bizアカデミーの共同講座。
今日も楽しい講義だった。
その講義を夜9時半に終らせて、
再び商人舎に戻って、
最後の校了。
そしてこのブログを書く。
大量に書き、
大量に読む。
私自身、毎日続けている。
昨日はイオン㈱本社で講演後、
本社ビルの2階に設けられた
「イオン歴史館」を訪れた。
エントランスホールの壁に
谷川俊太郎の「木を植える」の詩。
イオンは、1991年から
新しい店舗がオープンする際に、
敷地内に植樹をしている。
イオン環境財団は、
自然災害などで荒廃した森を再生させるために、
アジアで植樹活動を実施する。
その数、967万5858本(2012年2月末)。
歴史館展示会場の入口には、
「賢者は歴史に学ぶ」のモニュメント。
岡田卓也名誉会長相談役が好きな言葉で、
だから岡田さんの手書き文字。
達筆。
中に入ると、イオンの年表が、
岡田屋発祥時点から記されている。
岡田屋の大八車。
見競勘定帳も展示されている。
戦後の焼け跡の蔵に保存されていたもの。
こちらは昭和27年に記された「店規則」。
この看板。
「SSDDS オカダヤ」と書かれている。
SSDDSとは、
セルフ・サービス・ディスカウント・デパートメント・ストアの略。
昭和30年代後半に考え出され、
当時のチェーンストア志向企業、
こぞって採用した。
こちらは1970年の三社合併。
(株)岡田屋、フタギ(株)、
そして(株)シロの3社トップの有名な写真。
岡田卓也名誉会長も若い。
年表は章立てになっていて、
第2章は「ジャスコ草創期の積極的拡大政策」。
そして展示の最後は、
合併の歴史を表した樹系図。
歴史館を案内してくれたのは、
歴史館マネジャーの新井健一さん。
新井さんはずっと広報を担当してきた。
私は『販売革新』『食品商業』編集部時代に、
ずいぶん、お世話になった。
昨日も、実にていねいに説明してくれた。
心から感謝したい。
ありがとうございました。
〈結城義晴〉