月刊『商人舎』9月号発刊、小森勝さんご逝去、RMLC視察研修会
訃報です。
小森勝さん、ご逝去。
65歳でした。
心から哀悼の意を表します。
今日は月刊『商人舎』9月号発刊の日。
同時に商人舎magazineのMonthly商人舎9月号公開。
特集は、
「ニッポン総合スーパー『復活?!』」
サブタイトルは、
イオンリテールvsイトーヨーカ堂の
Innovationを追跡する。
いい特集となりました。
ご覧ください。
さて私はネバダ州・ラスベガス。
昨日は、ウォルマートから始まって、
トレーダー・ジョー、
クローガー傘下のスミス、
セーフウェイ傘下のボンズ、
アルバートゾン、
さらにウィンコ・フーズ、
ダラー・ゼネラル・マーケット、
そしてホールフーズ・マーケット。
ライフスタイルセンターを散策し、
ハンバーガーのイン&アウトでランチ。
しかしそれらの写真を撮った愛用のカメラを紛失。
私は至って楽天的で、
カメラは出てくると信じている。
出てきたらまたご報告するつもり。
最後の視察のライフスタイルセンターから、
夕食会場の中華料理店へと向かう最中。
急激なスコール。
あっという間に、道路は水浸し。
バスのマイクを握って、
まとめの講義をしていたが、
それもストップ。
慌てて、アイフォンのカメラのシャッターを切り続けた。
バスの隣をピックアップトラックが走っていく。
水しぶきを上げて。
凄い水量。
砂漠の街ラスベガスに、
スコールの過激な雨。
驚かされることばかり。
地球は大丈夫か。
しかし夕食懇談は、
和やかだった。
今回のトップセミナー。
いい成果が上がった。
全員で満足の写真。
今日は二元中継で【国内レポート】もお送りする。
商業経営問題研究会。
(Retail Management Learning Circle)
通称RMLCの夏季視察研修会が、
9月6日・7日の両日に行われた。
毎年、有志が集い、
各地のスーパーマーケットを1泊2日で視察する。
今年は、高木和成代表世話人が、
群馬・長野の視察を企画。
6日9時半に西武立川駅前のヤオコーに集合。
そしてヤオコー東大和店へ。
10時過ぎだというのに駐車場はいっぱい。
今年一番の話題店を、
参加メンバーはじっくり視察。
ヤオコーの両店は、
『月刊商人舎』8月号で取材しているが、
記事だけでは表現できないことがある。
やはり、自分の目で見ることが大事。
道路を挟んでイトーヨーカ堂東大和店。
こちらも世間には知らされていないが、
健闘している。
高速道を飛ばし、群馬県伊勢崎市へ。
ベイシア本庄早稲田モール。
上越新幹線本庄早稲田駅前の広大な土地に、
大型商業施設を開設。
6月20日にオープン。
さらにクラシーズ連取店。
原信ナルスと統合するフレッセイ、
そのクオリティ型スーパーマーケット。
やや苦戦中か。
そしてこの日最後の視察店。
ツルヤ軽井沢店。
9月はまだサマーシーズン。
だから店内は驚くほどの来店客。
夏場は超ド級の繁盛店だ。
お盆には1日4000万円の売上高。
そして、宿泊地の上田市へ向かう。
途中、道の駅に立ち寄る。
雷電くるみの里。
その名の通り、地元出身雷電の雄姿。
長野の空は雨もやみ、
すっかり日暮れ模様。
群馬も長野もこの日は涼しくて、
快適で充実した視察だった。
参加者全員で宿のレストランで夕食懇親会。
左から和田光誉さん、田中謙蔵さん、杉田幸夫さん、
㈱セイミヤ社長の加藤勝正さん、山口紀生さん。
こちらも左から古川芳之さん、
㈱たいらや社長の村上篤三郎さん、
高木和成代表世話人。
そしてカメラマンの商人舎の亀谷しづえの総数9名での視察ツアー。
朝5時起きにもかかわらず、
この夜は12時過ぎまで談笑していた人たちもいたらしい。
翌7日の土曜は、朝一番に無言館へ。
美しい木立の中にひっそりとたたずむ無言館には、
太平洋戦争で亡くなった画学生たちの絵が飾られている。
小じんまりした美術館だが、
それぞれの作者の戦没日が記された遺作と遺品を見ていると、
無念さが伝わってきて、何とも言えない。
こちらは第2美術館。
2日目の視察はツルヤ上田中央店からスタート。
PBのうどん15円。安い。
至近距離に立地するザ・ビッグ上田中央店。
さらに1キロほど離れた住宅立地にある原信上田緑ヶ丘店。
PBうどん19円。それでも安い。
上田市から隣接する千曲市へ。
ベイシア更埴店。
さらに原信埴生店。
そしてバロー千曲店。
土砂降りのため外観を採り忘れたが、
うどんは19円。
千曲市のこの3店は限りあるマーケットの中での競争。
勝者は誰もいない。
そんな競争だ。
スーパーユー・パレット長野南店。
マツヤ川中島店を業務スーパーに改装。
綿半スーパーセンター千曲店。
スーパーセンターでディスカウント志向の店。
最後の視察店舗は、
ツルヤ長野南ショッピングパーク店。
土曜日の15時とはいえ、
店内に続々とお客が来店。
この店のある喜び。
ツルヤの店にはそんな感想を抱く。
こうしてラスベガスと長野を比較してみても、
日本のスーパーマーケットの競争も、
激しく、厳しくなった。
ドラッグストアも、
激しく、厳しい競争にさらされている。
しかしだからこそポジショニング戦略が必須になる。
そんなことが実感される。
最後に全員で記念撮影。
車3台に相乗りし、埼玉から群馬、長野の視察旅行。
走行距離往復700キロ(らしい)。
何ともハードな視察だが、
スーパーマーケットを見ていると皆元気になるから不思議。
RMLCの皆様、お疲れさまでした。
私もラスベガスで頑張る。
月刊『商人舎』9月号、
アメリカ・ヨーロッパの総合スーパーもスタディして、
これまでにない特集となった。
それにしても小森勝さん、
早すぎる。
合掌。
〈結城義晴〉