帰国早々、CCL役員会、月刊「商人舎」会議と小森勝さんの通夜
月刊『商人舎』9月号、好評発売中。
昨夕、アメリカから帰国したばかりなので
今日、初めて手にした。
出来立ての雑誌、
いい匂いです。
1977年に株式会社商業界に入社した時から、
私は根っからの出版人。
ご愛読、お願いします。
今月号の特集は
「ニッポン総合スーパー『復活!?』」
㈱イオンリテール梅本和典社長、
㈱イトーヨーカ堂亀井淳社長、
お二人のトップインタビューを核に、
復活、復権のシナリオを提案する。
そんな意欲的な特集。
アメリカのウォルマート・スーパーセンター、
スーパーターゲット。
さらにカルフール・プラネット、
テスコ・エクストラ、
そしてジュニアデパートのコールズ。
これらのスタディをするとともに、
日本の総合スーパーは、
彼らにいかに学ぶかを処方した。
鍵はフォーマットとポジショニング。
私の持論。
さて、時差ボケも少しあって
早起きして東京・池尻。
東邦大学医学部付属大橋病院。
緑内障の国際的権威・富田剛司教授の定期診察。
眼圧は右が15、左が12。
まあ、いつも通り。
一進一退。
辛抱するしかない。
そのあと、大門へ。
東京タワーも見える。
その寺田ビル。
カスタマー・コミュニケーションズ(株)。
フリークエントショッパーズプログラムの先駆者。
カスタマーリレーションシップマネジメントの専門集団。
重要な臨時取締役会。
私はこの会社の非常勤取締役。
最近、ますます充実してきたし、
ひしひしと手ごたえを感じる。
決議をしてから、引き続きランチ・ミーティング。
帰りは芝増上寺と東京タワーを見ながら、満足。
すぐに横浜商人舎オフィスに戻り、
『月刊商人舎』の制作会議。
どうしたら誌面を、
読みやすく、わかりやすく、面白く、
そして洗練させられるか。
専属デザイナーの七海真理さん(右)を交えて、
全員で2時間ほどディスカッション。
私の隣はチーフエディターの渋木克久、
そしてエディタースタッフの鈴木綾子。
いい雑誌を作りたいという志は一緒。
その後入れ替わるように
今度はweb版『商人舎magazine』の
制作メンバーが集合。
デザインについて、
プロモーションに関して、
これまた2時間ほどの会議。
右からシステムエンジニアの長谷川温子さん、
Webコンサルタントの猪股信吾さん、
左端はWebデザイナーの田中翔太さん。
それぞれが、
専門分野を持ったプロフェショナルばかり。
商人舎はこうした、
外部の若い協力メンバーに支えられている。
ありがたいことです。
会議を途中で終わらせて、
京浜急行で金沢文庫へ。
小森勝さんのお通夜。
参列者は静かに小森さんを見送っている。
きれいに飾られた祭壇で小森さんの写真は笑い、
その前の棺の中で静かに眠っていた。
小森さんのお元気なころの写真を見ていると、
無償に感謝したくなった。
ありがとうございました。
この夏、
得るものは、多かった。
失うものも、あった。
失うものの量は、増えていく。
得るものは質に、変わっていく。
つくづくと思う。
黙祷しつつ、
合掌。
〈結城義晴〉