今日は博多、商人舎特別顧問・萩原政利さんとウォルマートを語る
米誌Forbesの長者番付。
16日に、2013年版の、
アメリカ個人保有資産ランキングを発表。
第1位がビル・ゲイツ。
マイクロソフト創業者。
720億ドル。
1ドル100円換算で、
7兆2000億円。
20年連続。
この20年はマイクロソフトの時代だった。
第2位は、ウォーレン・バフェット。
カリスマ投資家。
585億ドル。
第3位はラリー・エリソン。
こちらもオラクル創業者。
410億ドル。
しかし第6位から9位までは、
クリスティ・ウォルトン、
ジム・ウォルトン、
アリス・ウォルトン、
ロブソン・ウォルトン。
そうウォルマート・ファミリー。
354億ドル、338億ドル、335億ドル、333億ドル。
足し算すると、1360億ドル。
13兆6000億円。
ビル・ゲイツの約2倍。
第2位のバフェットもウォルマートの大株主。
この20年間は、
ウォルマートの時代でもあったのだ。
毎日新聞の巻頭コラム『余禄』。
JR東海のリニア中央新幹線を語る。
2027年開業の計画が発表され、
来年度に着工。
東京・品川と名古屋を、
最高時速500キロで結ぶ。
所要時間40分。
私が通う立教大学までの所要時間。
横浜と池袋。
JR湘南ライナーでも、
東急東横線&新副都心線でも、
38分。
同じくらいの時間で、
名古屋まで行ってしまう。
日本の技術革新、
「凄いもんだ」
率直に感動する。
ウォルマート・ファリーの保有資産も、
まったく凄いもんだが。
2020年東京五輪招致に絡めて、
「繰り上げ開通を望む声」が飛び出した。
1964年の東京五輪の年、
「夢の超特急こだま」は、
着工後5年で完成され、開通した。
余禄は注意を促す。
「まず先代に学ぶべきは
車内の乗客の安全を守る至芸である」
1962年3月、
当時の米国大統領ジョン・F・ケネディは、
「コンシューマー・ドクトリン」を発表した。
第一に、安全である権利。
第二に、知らされる権利。
第三に、選択できる権利。
第四に、意見を聞き遂げられる権利。
これがアメリカの小売りサービス業の、
背骨を支える考え方となった。
同じことは、
旅客鉄道業のリニア新幹線にも、
不可欠の条件。
しかしリニア新幹線だから、
ことさら強調される問題ではない。
日々の店舗における「安全である権利」。
私たちはそれを死守し続けたい。
さて、今日は、横浜ベイブリッジ。
快晴だが、
横浜港とみなとみらいは、
ぼやっと見える。
羽田空港第2ターミナルから、
ANAに乗って、福岡空港へ。
1時間45分。
リニア新幹線でも、
この時間までは短縮できまい。
私の生まれ故郷が、
温かく迎えてくれた。
福岡は発展している街。
嬉しくなる。
今日は、その生まれ故郷を訪れた。
福岡市早良区大字小笠木。
昔は脇山村といった。
現在の居住人口は、100人足らず。
この脇山村全部が結城一族の棲むところ。
村のなかを、
悠々と猫が歩く。
私の父母は横浜在住。
叔父一家が残って村を守る。
叔父、叔母、従弟らに会って、
久しぶりの交流。
その後、博多南駅へ。
新幹線の博多総合車両所は壮観。
一駅だけ九州新幹線に乗る。
博多南から博多まで、10分間。
運賃190円、特急料金100円。
なんと290円。
車両は九州新幹線だが、
営業上は在来線扱い。
この発想、素晴らしい。
博多駅に着いて、
すぐに萩原政利さんと合流。
サニー常務から、
西友物流本部長・商品本部長へ、
そしてサニー代表取締役社長のあと、
退任。現在、商人舎特別顧問。
西友時代に、
ウォルマートの経営を最も理解した人。
私はそう確信している。
だからウォルマートの本質から、
チェーンストアやスーパーマーケットの経営に、
話題は飛ぶ。
博多の美味い魚と酒。
楽しい、前向きの会話。
したたか飲んだ。
萩原さんには、
これから商人舎のセミナーに、
どんどんご登場いただく。
ご期待、ください。
最後に商人舎magazine。
Weekly商人舎は、
川野幸夫・横山清、
統合と価格表示について語る。
Daily商人舎は、
Kroger、
2013年第2四半期は
増収増益。
こちらもお忘れなく。
〈結城義晴〉